収納には限界がある
不要になったものは なるべく捨てるようにしている
捨てたものに限って 必要になってきたりもするのだが
そんなことは言ってられない
でも
どうしても捨てられないものがいくつかある…
若が幼稚園に入る前
「のりもの」に熱中していた
近くに電車の見える小さな公園があり
そこが若と私の社交場だった
公園で遊んでいても
電車が通るとコドモたちがいっせいに走り出し
線路際のフェンスの前にへばりつく
そして それぞれ手に持っている電車のおもちゃを高く突き上げ
「いっしょ いっしょーっ!」と喜ぶ
目の前に走っている電車と自分の持っている電車が同じだと言うことに
至福の喜びを感じていたようだ
このおもちゃは主に「Nゲージ」と呼ばれる電車の模型(おもちゃ)だったのだが
公園で走らせたものを 家の中でも走らせる
なんだか汚いし
車輪が引っかかって畳がボロボロになった
そこで
私がラップ(ミニサイズの方)の箱で
電車を作ってみた
かなり夜なべをしていたと思う
細かい字は爪楊枝の先に絵の具をつけて書いたりした
大きさといい 軽さといい スベリ具合といい
子どものニーズにこたえていたようで
電車仲間の間でも大人気となった
友達のお母さんを呼んで講習会(?)を開いたこともあった
敷居の上に電車を走らせ
寝転んで顔を横にしてラップの電車に目線を合わせ ガタンゴトンとやっていた
こうすると迫力が増すらしい
気に入ってもらえたので
今度は牛乳パックで働く車を作ってみた
今日 久しぶりにクローゼットの奥から取り出してみたら
紙がはがれ タイヤはへしゃげ 角がつぶれていたりしていた
でも
無性に懐かしかった
幼い頃の若を思い出して胸が熱くなった
これは捨てられない
絶対に捨てられない
これら以外にも捨てられないもの
↓
・ ティッシュボックスで…
・ 牛乳パックのセブンイレブン
・ 紙袋を利用して…