小さな庭の花日記

つるバラを中心に宿根草や山野草を植えてナチュラルな庭作りをしながら、DIYでパーゴラやサンルームを設けて楽しんでいます。

薔薇への想い。。。

2011-11-07 | ガーデン
今日のタイトルは何てセンチなんだろうっと自分でも思いますが(笑)

『何故、私はこんなにも薔薇が好きなのだろう?。。。』っと真剣に考えてみました。


もちろん薔薇以外にも、忘れな草や、すずらん、そしてスミレの様な可憐なお花も大好きです。


ただ、薔薇に対しては何か特別な想いがある事だけは間違いないのです。


遠い記憶を辿ってみると。。。。

やっぱり田舎に生まれ育った環境が、薔薇好きになる原点だったのかなっと思うのです。


春、土手に咲く野バラの白い花びらが。。。
秋から冬になる頃には真っ赤な実を付けることが不思議でならなかった私です。

その可憐な野バラが、薔薇の原種だとは当時は知る由もありませんでしたが。。。。


今でこそ観光地になっていますが、私が幼い頃は、秘境と言われていた田舎でした。
小学校の体育の授業として、何と!!スキーがあったんですよ~!!


ゲレンデ横の林には、キツネやウサギなのどの足跡だけが残っている冬の景色でした。。。

その真っ白な林に、真っ赤なローズヒップの実が私の目に飛び込んできた時、何とも言えない気持ちになったのです。


たくさんの棘があって、刺さると痛い思いをするとわかっていましたが・・・、
野バラの愛らしい実を採取せずにいられなかった私でした。

そしてやっぱり棘が刺さってしまい、流血しながら痛い思いも味わいましたが・・・(汗)
真っ赤な実のキュートさに痛さも忘れ、可愛い実にうっとり眺めていました。。。。(笑)


その時が、薔薇を意識した最初の記憶です。


更には♪
少女マンガの王道『キャンディー・キャンディー』を見た八重咲きの豪華な薔薇の描き方に
ノックアウトしてしまいました(笑)

主人公のバックに必ず描かれる薔薇に何度もため息がもれてしまったものです。。。。


『ベルサイユのバラ』もまさにそうでしたよね。


気がつけば、父も薔薇好きだったと知り、私の薔薇好きは父親譲りだったことがわかりました。


本格的なガーデニングは、この小さな庭を持ったことがはじめてでした。


薔薇は素人で扱うには難しいと言われましたが、どうしても育ててみたいと思った私は、旦那さんに頼み込み、
一本の薔薇から育ててみることからはじめてみたのです。。。

その薔薇が【ピエール・ドゥ・ロンサール】でした。。。


私が一目惚れしたこの薔薇を、丹精込めて旦那さんが剪定をして花を咲かせてくれました。。。


失敗ももちろんありましたが、
薔薇の成長と共にその難しさもわかり、奥が深いところにすっかり薔薇の魅力にハマッテくれた(笑)旦那さんこと薔薇男爵でした。
今では私以上に??薔薇好きになっちゃいました(笑)


そんな訳で♪薔薇は我が家に無くてはならない存在なんです。。。。


豪華な八重咲の薔薇がいくつもの感動をくれましたが、


来年は、私の原点となった原種の薔薇を小さな庭で咲かせてみたいな~っと
そんな風に小さな庭の風景を頭の中で描いています。


きっと一重咲きの薔薇のローズヒップは、
私が幼い頃に見た時と同じ様に、私の心を惹きつけてくれること間違いないと思います。。。

原点を忘れない意味としても、是非育ててみるつもりです。。。。


自分の記憶を掘り下げていくと遠い懐かしい記憶が昨日の事の様に思い出しました。。。


皆さんも、ご自分のお花の記憶を辿ってみてはいかがでしょうか?。。。。