皆様こんばんは、庭主のだんなです。
庭主や、コメントを寄せて下さる方々もおっしゃっているように、東北地方太平洋沖地震では本当に多くの方が
亡くなり、被災され、今なお避難場所で厳しく不自由な生活を余儀なくされています。
また、被災地ではインフラなどの復旧や原発事故などの対応などで、たくさんの人々が現場で昼夜を問わず作業に
当たってくださっていて、頭がさがるばかりです。
私達は震災の直後は多くの皆さんがそうであったようにテレビの映像を通して情報を得ましたが、同時にラジオにも
耳を傾けました。なかなか寝付けないので、寝室でラジオをずっと聞いていました。
アナログ感満載ですが(汗)私達夫婦は『ラジオ世代』なんです。
私といえば、AM放送ではオールナイトニッポン・ヤングタウンなどの全国民放放送から、6:00こちら情報部
などのローカル局の番組など毎日聴いていまして、翌日の学校で友達と盛り上がったものです。
また、FM放送ではサウンドストリートという番組がNHKで放送されていました。
これは、佐野元春・坂本龍一・甲斐よしひろ・山下達郎さんという、そうそうたるメンバーが曜日代わりでDJを
努めていて、私の聴く音楽の原点にもなった番組でした。
庭主も、おばあちゃんに買ってもらったラジカセ(古いですね)を大切にして、電波が悪い地域だったけれど
一生懸命チューニングを合わせて聴いていたそうです。
夫婦共に同じ頃に、同じようにチューニングを合わせ、好きな番組を聴き、好きな曲をカセット!にダビング!!
(エアチェックとも言いましたっけ)していたんだね~と、笑いながら話した事もありました。
被災地では電気も止まっていて、避難所などでは当然テレビもなく、あったとしても使えない状況で、携帯できる
ラジオが唯一の情報を得られるツールだったという話などを聞きます。
そんななか有名・無名を問わずいろんな方達がラジオを通して様々な行動を起こしています。
『猪苗代湖ズ』が歌う【 love you&I need you ふくしま】という曲がラジオから流れてきました。
東日本大震災被災者へのチャリティーソングであり、被災した福島県を応援しようと福島県出身のアーティストが
結成したバンドが歌っている曲で、シンプルですが故郷への想いを感じさせるくれる、とてもいい曲です。
配信された収益は義援金として寄付されるそうですから、アナログ世代の私達も頑張ってダウンロードしてみよう
と思います。
そしてなんと!庭主が大好きな福山雅治さんもこの楽曲に参加されたと、ご自身のラジオ番組で発表されました。
福山雅治さんがエレキギターとハーモニカ、福山さん始め多数のアーティストのアレンジや作詞・作曲で有名な
井上鑑さんがピアノで参加したバージョンとして『猪苗代湖ズに福山雅治さんが福島を応援しに来てくれたんだ。
3月26日。井上鑑さんと。』というそうです(笑)
こちらも、頑張ってダウンロードしてみますよ。
さらに福山さんは、東日本大震災の被災地にエールを送るため、4月9~10日にラジオのニッポン放送で
24時間生放送!する緊急特番「ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP」にもチャレンジするそうで
被災地のリスナーさん達も楽しみにしていらっしゃると思います。
ラジオから流れてくるのは声や音や曲だけですから、リスナーは想像力を駆使してその現場感を感じようとします。
この想像力を駆使するという行為は、いち早く映像情報が発信され詳細な解説がたちどころにされる現代では、
とても大切な事ではないかなぁと思う私です。
もちろん、事故の情報などはいち早く正確な情報が求められることは当然です。
ただ、人の想いだったり、風景だったり、香りや味など五感を使って感じる感覚などは、想像力をつかってみると
より強く感じる事が出来ることがあると思うからです。
我が家の小さな庭も少しづつ春めいてきましたが、例年に比べてまだまだ芽ぶきは遅れています。
今週末は、そんな小さな庭の本格的な春の風景を想像しながら作業しました。
被災地で震災以前の様子に戻るのはとても長い年月が掛かると思いますが、被災地が復興なった様子を早く想像
出来るような状況になることを祈ります。