今日、ようやっと「通販生活」が手に入り、ようやっと、菅前総理と北海道大学教授で、「ポピュリズムへの反撃」などの著書のある山口二郎氏の対談が読めた。
(ネットでも読めますが、基本、紙媒体が私は好きなので→菅直人さんの総理生活452日。)
菅さんの意識レベルからすれば、国民に嘘をつくはずがないと信じていたのだけれどやはり、スピーディの情報について、菅さんのところには上がって来ていなかったのだと。
当時の混乱と情報錯そうにまぎれて大事なことが伝わらない、伝えられない。それでいて、いい加減なことは、まことしやかに瞬く間に無責任に流布される。
国難ともいえる震災にあって、被災者そっちのけで、自分たちの利益を守り続けようとする人々がいた。
あるいは、この機に乗じて政権をたたき、自分たちの勢力拡大を狙う人々がいた。
そんな時だからこそ、その人の本質が見えてきてしまうというのも、勉強になりましたがにゃ。
山口二郎氏は、脱原発依存宣言をした菅さんに対して、くしくもこのように述べている。
山口氏が述べたこの部分、特に最後の1行は考えさせられる。
少なくとも、経産官僚は自分の上司が総理大臣だとは、少しも考えていなかったということは、わかった。
また、原発事故調査委員会によってわかったことは、総理には伝えられなかったスピーディの情報が、米軍にはいち早く伝えられていたということ。ある意味、とても象徴的な話。
SPEEDI情報 米軍に提供(NHK・NEWSWEB)
経産官僚にとっては、結局、政権交代なんて起こっていないのと同じことだったんだ・・・。
自分たちにとって都合のよい国家運営を粛々と持続させてゆくこと、それのみが彼らの仕事らしい。
いくら正義感あふれる政治家といえど、あの手この手で、気づけば足をすくわれてしまうこともあるようだ。
彼らを凌駕する方法は、やっぱり脱原発へと向かおうとする国民の怒涛のようなエネルギーしかないのではないだろうか。
それゆえに、先日行われたジャンルを超えた人々による脱原発会議・横浜宣言は意義深い。
この宣言が有名無実のものにならぬよう、私たちは事あるごとに声を上げ続けてゆきましょう。
★関連記事
原発推進の舞台裏
(アイゼンハワー大統領時代にアメリカが関与した日本の原発推進の裏側…「東京新聞」コラムより)
マグガバンレポートに見るネガキャン構造
政治を裏で支配する電力会社と官僚の国
★関連サイト
脱原発世界会議
(ネットでも読めますが、基本、紙媒体が私は好きなので→菅直人さんの総理生活452日。)
菅さんの意識レベルからすれば、国民に嘘をつくはずがないと信じていたのだけれどやはり、スピーディの情報について、菅さんのところには上がって来ていなかったのだと。
当時の混乱と情報錯そうにまぎれて大事なことが伝わらない、伝えられない。それでいて、いい加減なことは、まことしやかに瞬く間に無責任に流布される。
国難ともいえる震災にあって、被災者そっちのけで、自分たちの利益を守り続けようとする人々がいた。
あるいは、この機に乗じて政権をたたき、自分たちの勢力拡大を狙う人々がいた。
そんな時だからこそ、その人の本質が見えてきてしまうというのも、勉強になりましたがにゃ。
山口二郎氏は、脱原発依存宣言をした菅さんに対して、くしくもこのように述べている。
山口 私には、菅さんが「脱原発依存」を打ち出した途端に、メディアのバッシングが強まり、経産省も伏魔殿的な構造の中で、菅つぶしにかかったと思えます。
福島第一原発の海水注入をストップするよう菅さんが指示をしたというガセネタが飛び交いましたが、あれも菅おろしの策謀でしょう。私は関係者数人に話を聞きましたが、ガセネタをばらまいたのは、経産省の役人だと指摘した人もいた。結局総理といえども、「脱原発」というタブーに触れると、そういう目にあうということなのか。
日本の権力の所在がどこなのかという根本的な問題を考えざるを得ません。
福島第一原発の海水注入をストップするよう菅さんが指示をしたというガセネタが飛び交いましたが、あれも菅おろしの策謀でしょう。私は関係者数人に話を聞きましたが、ガセネタをばらまいたのは、経産省の役人だと指摘した人もいた。結局総理といえども、「脱原発」というタブーに触れると、そういう目にあうということなのか。
日本の権力の所在がどこなのかという根本的な問題を考えざるを得ません。
山口氏が述べたこの部分、特に最後の1行は考えさせられる。
少なくとも、経産官僚は自分の上司が総理大臣だとは、少しも考えていなかったということは、わかった。
また、原発事故調査委員会によってわかったことは、総理には伝えられなかったスピーディの情報が、米軍にはいち早く伝えられていたということ。ある意味、とても象徴的な話。
SPEEDI情報 米軍に提供(NHK・NEWSWEB)
経産官僚にとっては、結局、政権交代なんて起こっていないのと同じことだったんだ・・・。
自分たちにとって都合のよい国家運営を粛々と持続させてゆくこと、それのみが彼らの仕事らしい。
いくら正義感あふれる政治家といえど、あの手この手で、気づけば足をすくわれてしまうこともあるようだ。
彼らを凌駕する方法は、やっぱり脱原発へと向かおうとする国民の怒涛のようなエネルギーしかないのではないだろうか。
それゆえに、先日行われたジャンルを超えた人々による脱原発会議・横浜宣言は意義深い。
この宣言が有名無実のものにならぬよう、私たちは事あるごとに声を上げ続けてゆきましょう。
★関連記事
原発推進の舞台裏
(アイゼンハワー大統領時代にアメリカが関与した日本の原発推進の裏側…「東京新聞」コラムより)
マグガバンレポートに見るネガキャン構造
政治を裏で支配する電力会社と官僚の国
★関連サイト
脱原発世界会議
あつしさんの日記を読ませていただいて、冷静な検証をされていらっしゃるので、とても参考になります。
就任以来ずっと、マスコミ報道やネットの読むにたえない印象操作的な多量の書き込みなど、色眼鏡を通したものも多かったですから、あつしさんの日記はオアシスのような感じでした。
菅さんと握手されたんですね。
ご自分の体感って、貴重だと思います。
私も、あつしさんが素直に感じられた通りの方だと思っています。(*^^)v
先日、ある会合で、菅さんと握手することができました。
向こうは覚えておられないと思いますが、とてもうれしかったです^^
菅さんはとても明るくて優しい雰囲気でした。
その人の雰囲気やオーラは、その人の生き方や心根を必ず現しますよね^^
多分、これからもっと菅さんは評価されるはずです。
そうそう、通販生活の対談の中で終わりの方に、お遍路の話があるんですが、ちょっといい話が出ていました。
菅さんって、理系ですが、スピリチュアルな方だなあって思いますよ。
>わたしひとりひとりの考え方や行動が
日本を、世界を、地球をかえるのだと…
もっと切実に自覚しなければ、と思います。
私なんか、つい、日常に流されてしまいますが(汗)
そういう事、頭の片隅に入れて、行動することって大事だなって思います。
それも、肩をいからせるんじゃなくて、しなやかにさらりとやってゆきたいですね。
>3.11以降、多くの人々が大切なことに気づき始めたことは一筋の光明ですね
大きな目で見るなら、すべては起こるべくして起きるのかもしれませんね。
転んでもただでは起きないって、よく言いますが(笑)
きっと、この試練が私たちを進化させてくれるんじゃないでしょうか。
年末にきちんと検証してくれたのはよかったなと思います。
でも、ずっと菅批判していた方たちには、面白くなかったようです。
自分が主張したことと違っていることを訂正するのはちょっと勇気がいりますから。
また、事故がまだ収束しているわけではないので、気は抜けませんよね。
しかし、時間がたつにつれ、さらにより多くの方たちが、理解してくださると期待しています。
行政改革は、強力な原子力村を見てもわかるように、結局既得権益との戦いなのかなと思います。
原子力だけでなく、建設、医療、教育など、あらゆる部分に強固な既得権というものがあって、それぞれの分野にくみする政治家も官僚もいて、大変でしょうね。
… きっと、そういうことなのでしょうね。
菅さんを支え守り応援する側の力が足りなかった
ということも言えるかもしれません。
わたしひとりひとりの考え方や行動が
日本を、世界を、地球をかえるのだと…
もっと切実に自覚しなければ、と思います。
これからも諦めることなく、ほんの小さなことからでも・・・
菅さんも、私たちも、発信や行動をし続けていければ、きっと世の中は変わりますよね(#^.^#)
既に大マスコミは急速にその信頼性を失っていると思います。
3.11以降、多くの人々が大切なことに気づき始めたことは一筋の光明ですね。
わたしたちも、心を合わせて参りましょう!
なにか、日本の政権ってミステリアスな部分があるんでしょうか?最近年末年始菅さんがマスコミにまたではじめて、ちょっとほっとしています。
今日のツイッターで蓮舫さんが「行政改革」をすすめている旨のことをつぶやかれていましたが、そこに一抹の期待を抱いています。