土曜日は高石で7月20日の発表会の練習。
私は1時間かけて高石まで行く。
このごろは汐見橋駅から電車に乗ります。
汐見橋から岸里玉出までのほんの短いところを走っている線ですが、
一応、南海電鉄。
それに都会の中を走っているのに、都会の騒々しさとはまるっきり無縁です。
2両編成で前は1時間に3本ありましたが今は2本しか出ていません。
駅は昔と全く変わりありません。
改札の上には40年前と同じ南海沿線観光図が掲げられています。
売店はもう閉められていますが、売店のおばちゃんの顔は今でも鮮明に覚えています。着物の柄まで忘れられません。
私が小さい頃は岸里から二つ先の住吉東まで通っていました。
まだ地下鉄(千日前線)の通っていない頃、小学校へ行く電車はこれだけでした。
電車に乗ると昔のことを思い出します。
汐見橋からはヤギッペと私が乗って、
木津川ではヤッチャンが乗ってきて、
つもりでナッカンが乗ってきて、
西天下茶屋ではアッケンが乗ってくる。
岸の里ではツム。
そしてみんな次の帝塚山で下りる。
線路際の風景もあまり昔と変わっていません。
雑草の生い茂った空き地。
古い家・・・
昭和
そのものです。
この線に乗ると心が和むのです。
ここだけは昔のまま、残っていてほしいものです。
高石に行く私は岸里玉出で南海本線に乗り換えます。
ここからはずっと各駅電車に乗っていくのが一番早く着きます。
汐見橋からほのぼのした気分になり、
岸の里玉出から各停に乗っていたら
おねむの神様やってきて、私はそのまま眠りの世界に・・・・
次に目が覚めてみると、知ったような駅が動き出している。
いや、動いているのは私の方。
私の乗った電車
すごい慌てようだったんだろう
隣に座っていたおばちゃんが
「これ、高石。・・・・・高石で下りるんやったん?」と聞く。
「は・・・はい。」
と返事し、携帯ですぐメール。
「乗り過ごして遅くなります。」
こんな、駅を乗り過ごすなんて初めてのこと。
そりゃぁ、電車で寝ていて、終点まで来ているのに起きず、起こされたことはあるけれど
それから各停と急行と間違えて乗って、下りるべき駅を電車の中から見送った、ってことはあるけれど
ふふふ、考えてみればかなりボケておりますなぁ・・・
高石と次の北助松では運賃がひと駅で違うんですよね。
このひと駅分、めっちゃもったいないような感じがして
このこと考えると、もう電車の中では寝ていられません
そうですとも、これからはしっかり目を見開いておく!
と心に誓った土曜の昼下がりでした。