10月31日(木)
私の所属しているコール・マルの10周年記念演奏会。
私はまだコール・マルという名前のない第1回目の練習からお世話になっている。
そんなコール・マル10周年記念演奏会は本当に私にとって大事な演奏会。
大事だけどものすごく楽しみにしていた演奏会。
川崎や名古屋から初期メンバーが聞きにきてくれました。
ありがたや、ありがたや
緊張?
緊張よりもみんなの笑顔や拍手、それに酔いしれる自分を想像するので忙しい。
でも、そんな私はちょっと危なっかしい
リハーサルから本当に絶好調。
私は知っている。リハーサルがうまくいくと、本番にこける
数々の不安を押しのけ、
いや、私は大丈夫!!と胸を張る
さて、もうすぐ本番。
私は影アナも担当している
「まもなく開演でございます。・・・」
この声を私と認識した人は何人いるのだろうか?
さあ、本番!
舞台に出て行くとまず母の顔を見て「来てくれてありがとう」と微笑んだ。
そして前に友達。
もう一度母を見ると隣にも友達。
そして前の友達をもう一度見るとその隣におばあちゃんコーラスでご一緒の方々。
みんなに目でありがとうを言うので忙しい。
K丸先生の楽しいお話で演奏会は幕を開ける。
そして第1ステージ
大きな古時計
風になる
亜麻色の乙女
さとうきび畑
勿論暗譜ですよ~~
結構順調。
でも乾燥で喉がカラカラ。
でも大丈夫。
歌い続ければきっと潤ってくる。。はず。
心配していた亜麻色の出だしもめっちゃうまいやん
でもさとうきび畑を歌い始めたとき、
今年の夏に他界した父のことを思い出して、胸が詰まってしまった。
詰まっていたら、オブリガートの音が下がってしまった
最後のアカペラも下がってるっつーの
え~~ん
お父さ~~~ん!!
でも次のステージを聞いて!
それにしても喉が乾く。
お水をがぶ飲み。
そして第2ステージ
合唱組曲「確かなものを」
遠くで鐘が
どこかが違う
風が告げて行く
駆ける鹿
コスモス
道
この組曲は歌えば歌うほど難しく、
暗譜して歌詞が体の中に入っていくほどに好きになっていく。
先ほどの喉の渇きなど嘘のように調子よく
一曲目から心をこめて歌い続ける。
私、今、めっちゃ幸せ~~
と思ったコスモスの最後を歌ったそのとき、
突然喉の変調が現われた。
出る出る出る・・・・
咳が出る・・・
こんなステージの上で出しちゃだめ。
あと一曲やん。
でもたまらず咳が出てしまった。
歌いだすとまた咳き込む。
もう、声は出せん!
パクパクで行くしかない。
せっかくの「道」
せっかく好きになって心をこめて歌える頂点だったのに。
なぜ??
そう、この苦しみも私の「道」
この苦しみも悲しみも全部受け入れて、
また一筋の道を求め行こう。
それにしても悔しい2ステージだった。
それでも「ただいまより15分間の休憩をいただきます」と影アナだけはしっかり言う。
第3ステージは
秋桜
青い目の人形
影を慕いて
舞台袖で、とにかく喉の調子だけを願う私。
そしてK丸先生に喉の調子のことを言うとお薬を下さって、
その瞬間、
治った~~~!!
これで心配なし!!
先生ありがとうございます
私、精一杯歌います。
第3ステージは
みんなはどうだったか知らないけれど、
私は3曲、小躍りで歌っておりました。
私たちの歌の後にはピアノの宮脇先生のバッハ、シャコンヌの演奏。
この演奏を聴いてうちの母は
「あの先生、なんであんたらの伴奏してはんの?」と聞く。
私らにはもったいないですか?
すみませんねぇ。
でも、確かに!である。
そして最後の第4ステージ、
「富山に伝わる三つの民謡」
越中おわら
こきりこ
むぎや
そして私は絶好調
いままで練習したものを全部出したって感じ。
歌ってて、本当にうれしかった。
あっ!全部、暗譜ですよ~~
だからこそやろなぁ。。。
富山の民謡からのアンコール
これまでの10年を思い出して、なかなか深い、心に迫るものがありました。
最後にはやはり
「皆様お気をつけてお帰りください」と影アナ。
誰か私と気づいて!!
その後の打ち上げは楽しく。
そしてその後の打ち上げの打ち上げのカラオケ
コール・マルはそれがなくっちゃね。
今回はK丸先生も参加のカラオケ
オープニングはいつもの私からのリンダ、
「ねらいうち」
踊ったわよ~~、歌ったわよ~~、吼えたわよ~~~!!
それからみんな、遠慮しながらも歌う歌う。
先生も歌う。
そして私も調子に乗って2回目のリンダ
ああ、もうどうにもとまらない~~~
楽しい楽しい打ち上げの打ち上げも終えて家に帰ると
悲しいかな、
シンデレラから魔法が解けて主婦に。
そして次の日、
喉がガラガラでございます。
これは乾燥のためでも何でもありません。
2回目のリンダが私には悪かったみたいです。
これから何があってもリンダは1回だけにしようと心に誓い
やっと私の10周年記念演奏会は終わりました。