Château Grand-Puy-Lacoste (グラン ピュイ ラコスト)
昨年のクリスマスプレゼントに主人が買ってくれたワイン。
体調不良でクリスマスもお正月も飲めなかったが、
先日の結婚記念日(3月7日)にやっと飲んだ。
その日も花粉症であまり本調子とは言えなかったが、
詰まっている鼻でもグラスに注いだ時の豊潤な香り
なんだか花畑を駆け回っているような夢見心地だ
一口、口に含ませると何とも言えぬ、
おいしいとは美味と書く
そういう言葉が頭に浮かんでくるような味だった。
やはりこれだけおいしいと水のようには飲めない。
お料理を楽しみながら ゆっくりと時間をかけて飲んでいく。
結婚記念日なので主人と二人でグラスを傾けたいと思っていたが、
結局主人はほんの一口二口で私がほとんど飲んでしまった。
この後、いつもの箱ワイン(この頃はボトルから箱になっております)を飲んだが、
私はこんなのをおいしい!
と飲んでいたのか!!
何という不覚!!
ほんと、まずうございました
でもまたこのワインに舌を慣らさなくては・・・・・
悲しき庶民の嘆きでございます。
Château Grand-Puy-Lacosteについてこう書かれていました。
『ボルドーのワイン通たちの長年のお気に入りワインである。第二次世界大戦後は特筆に値するほど安定しており、通常その血統をはるかに超えるワインとなっている。ひょっとすると三級に格上げしてもよいかもしれない。一般的に、豊かで、熟した、フルーティで強烈、一言で言えば期待通りで、期待を超えることも多く、しかも価格は極めてリーズナブルだ。ポイヤックのみならず、ボルドー全体でも最もお値打ちなワインの1つである。』 美術出版社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』
美しく、深い紫色のこのワインは、甘さとピュアなクレーム・ド・カシス、 花、湿った石の香りが表現されている。素晴しい熟成感があり、フルボディ。肉付きの良さとリッチ感がアタックからフィニッシュまで長く続く。粗さはなく、硬いエッジと美しいタンニンが感じられる。信じられないほどのバリュープライス。