お花が多いという 林道コースへ。
この島では 雨が降ることは少ないそうですが
ちょうどその日に 当たってしまいました。
香深井9:10-礼文滝入口10:50-12:00礼文滝12:30-林道13:40-15:30林道入口
この日は、フェリーターミナルに近い 香深の民宿に 宿替えをします。
朝、2泊した 船泊のホテルの車で フェリーターミナルへ送ってもらいました。
香深の民宿に荷物を預け
バスに乗って
さきほど送ってもらった道を香深井まで戻り
林道入口へと向かいました。
バス通りからは 昨日も歩いた道ですが、今日は 小雨がパラついているので
雨具を着けてのスタートです。
宇遠内への道を分けて
早速、お花が姿を見せてくれました。
オオタカネイバラ/ミヤマウツボグサ/ノビネチドリ
オオヤマフスマ/コケイラン/マイヅルソウ
林道は登りとも気づかないほど緩やかな傾斜ですが
しだいに背の高い木が見られなくなり、あたりはガスに覆われてしまいました。
お花を探しながら、変化のない林道を行くと
礼文滝への入り口には
こんなステッカーを付けた 車が
停まっています。
監視だなんて、穏やかではありませんが、それだけ 盗掘がひどい状況なのでしょうか。
滝へ向かって行くと、その監視員さんにお会いしました。
今年は雪が多かったため
滝への道は
7月1日にようやく通行止めが 解除になったばかりで
今なら 雪融け直後に咲くお花が見られるそうです。
嬉しいな~
礼文滝の姿は、西海岸まで下らないと見られません。
標高200m弱の 礼文滝入口からは、ロープの付いた急な下りの後
樹林帯を通り
草原帯を登って
ハイジの丘と呼ばれている 場所を通って行きます。
足元には、レブンウスユキソウやカラフトイチヤクソウなど、小さなお花がいっぱい
エゾツツジもわずかに見えます。
エゾツツジ/カラフトイチヤクソウ/コケモモ
ガスが薄くなるのを待って、あたりを もっとゆっくりと見たいのですが
ここにも、大きなカラスが陣取っています。
北に生息する動物や鳥は、低温から身を守るために大型化すると 聞いたことがありますが
利尻島でも礼文島でも、カモメやカラスが大きくて 怖くなります。
ハイジの丘から ジグザグに下り、シュマチセ川に沿って さらに下って行きますが
ここには もう お花がいっぱいです。
イブキトラノオ、エゾカンゾウなどのお花畑
ここ何日か、たくさん見ていたお花たちや
チシマフウロ/エゾカンゾウ/八重咲き?のオオダイコンソウ
何回か出会ったお花たち
サイハイラン/ミヤマオダマキ/ネムロシオガマ
そのひとつひとつが、瑞々しい姿で咲いています。
そしてなんと、 すっかり終わっていると思っていた サクラソウモドキまで現れました。
サクラソウモドキ/ハクサンイチゲ/ハクサンチドリ
サクラソウモドキという名前が可哀そうだという話は、今回は 置いておきましょう。
それよりも、海岸から歩いて ほんの 10分、おそらくは 標高50mにも満たないところに
ハクサンイチゲが咲いている 不思議さに、テンションは上がりっぱなしです。
ここ何日か もう 驚きの連続なのですが、 これが礼文島なんですね。
その後もお花たちの競演は続き
チシマキンレイカ/エゾミヤマツメクサ/イワベンケイ
ミソガワソウ/トウゲブキ/ギョウジャニンニク
時間をたっぷりかけて、海岸へ出ました。
海岸に下りて、左手後方を見ると 礼文滝があります。
私たちは、左の写真の岩の間を降りてきました。
目の前に広がる海は、昨日の青い色が はるかな夢のようです。
幸い、雨は降っていません。
たくさんいた カモメたちが
遠くの岩場に移動していったので
腰を下ろして、ランチにしました。
波の音を聞きながら ゆっくりと休憩し
濃淡に色づいた イワベンケイの急斜面を、登って帰ります。
お花の間を抜けて
ハイジの丘へ、そして、林道へと戻ってきました。
その後は 林道を南へ向かいましたが、滝への道と比べると 花の種類も数も 格段に少なく
元気な レブンシオガマ、咲き残りのハクサンチドリや 枯れかけの ネムロシオガマ
群生する エゾカワラナデシコなどを見ながら進んでいくと
レブンウスユキソウの群生地がありました。
ここには、トイレと レンジャーハウスがあります。
うっすらと見えている丘のようなところが群生地で
ぐるっと一周できます。
斜面を見ながら歩いていると
あら
礼文滝入口で出会った 監視員さんの姿が・・・。
この方は、民宿のおじさんの知り合いで、この日の夜には 三度目の出会いがあり
礼文島に咲く お花のことを、いろいろと教えてもらうことができました。
不思議なご縁です。
林道を一時離れて、月の丘へと登っていくと
エゾスカシユリを見ることができました。
エゾスカシユリ/オオハナウド/ヤマハナソウ
見晴るかす 丘の向こうに、海に浮かぶ利尻山が望めるという このコースですが
今日は一日中ガスに覆われ、展望はまったくありませんでした。
ぶらぶらと下って 桃岩側の林道入口に出ました。
お花が多いと聞いていた 礼文林道ですが
7月初旬では 遅かったのかもしれません。
レブンシオガマとオオハナウドだけが目につき
レブンウスユキソウの他は
期待外れの感が否めなかったけれど
礼文滝へと足を伸ばすことで、たくさんのお花を見られたのは、ラッキーでした。
この先また機会があったら、今度は 6月初旬に訪れてみたいと思います。
他のトレッキングコース
4時間コース/8時間コース/礼文岳/元地海岸、桃岩展望台コース
そしてそれをゆっくりと、満喫。
しばらくは、お花を見なくてもいいのでは?(笑)
お花、その土地その土地で、微妙に違うのですね。
形とか、大きさとか。
そして、その土地の名前のついた花になるのね。
まぁ、これだけのお花に囲まれたはなねこさんの休日、
どんなにわくわく楽しかったことか・・・
これ以上の旅はないかも知れませんねー。
それにしても、見たことのないお花ばかりです。
私も利尻礼文貯金をしなくっちゃです!
そうなんですよ。
その土地その土地で微妙に違うお花たち
悩ましくもあり、楽しみでもあり、といったところでしょうか。
>しばらくは、お花を見なくても・・・
う~ん、それはどうでしょうねー。
三週間経ってしまいましたからね~(笑)
毎日毎日、お花に会えた礼文島でした。
だんだん欲張りになって
「これはもうたくさん見たから、違うお花が出てこないかなぁ」
なんて、思ったりしてね。(^^;)
見たことのないお花がたくさんでしたか?
ここに限らず、北海道のお花はちょっと違いますね。
しっかり貯金してね。(^^)
私は見たことのない花が半分以上かも!!
新しいお花を発見する楽しみもあって、やっぱり北海道はいいですね~。
いつか、のお楽しみに今のうちに少しずつ頭に入れておかなくちゃです。
お花畑、いいでしょう (^^)
こんな様子を見ると、やっぱり一度は行ってみたいと思いますよね。
「いつか」は、もう少し先でいいんじゃないですか。
高い山に行かれなくなってからでも
ここなら歩けますからね。
行きたいところばかりで困ってしまいますが
まずは今年の夏山♪
cyu2 さんは、どこ行かれるんでしょうね。
レブンウスユキソウ、可愛いなぁー。
今度は、いろんなウスユキソウが見たくなりました。
滴をまとった ふわふわのレブンウスユキソウ
とても可愛いですよね♪
頭花の数にばらつきがあって???と思ったりもしました。
ウスユキソウコレクション (^^) 私も考えたことありますよ。
ぜ~んぶ並べて、比べてみたいですね。