昨日は、お花いっぱいの尾瀬ヶ原 を歩き
至仏山荘に泊まりました。
今日は、山でお花に出会います。
寝不足のボーッとした頭で 外を覗いてみると
出発する人たちが 準備中でした。
標高1400mの朝の空気は
きりっとしています。
コーヒーを飲んで
ちょっぴり目が覚めたら
散策に出かけることにしましょう。
乳白色の朝もやが漂い 幻想的な世界
カメラマンの姿はみえないけれど、時折 シャッター音だけが響いていました。
朝食を済ませて出発する頃には
もう強い日差しが照りつけ始めています。
登り始めは 樹林帯を行きますが
昨日までの雨で、整備された 登山道には 水が流れていました。
ヤマオダマキ/タニギキョウ/ダイモンジソウ
樹林帯が終わると、眼下に、尾瀬ヶ原と 燧ケ岳が見えてきました。
昨日は、あの湿原を縦断してきたのね・・・
足元は、濡れると滑って危険な 蛇紋岩ですが
今日はこのお天気ですから 心配はいりません。
お花も 次々に登場します。
ヨツバシオガマ/タカネシオガマ
今日は、ここで 私が失敗
カメラの操作に気をとられ、木段の隙間から落ちてしまったのです。
恥ずかしいので すまして歩き出しましたが、誰かに見られていたかしら・・・
この時にできた青あざは、しばらく消えませんでした。
(でも、お花は踏みつけませんでしたよ・・・ 念のため )
ジョウシュウアズマギク/オゼソウとユキワリソウ/キバナノコマノツメ
高天原に近づくと、ホソバヒナウスユキソウが咲いていました。
今日一番出会いたかったお花です。
ロープが張られていて 近づくことはできませんが、たくさんの愛らしい花が風に揺れていました。
ホソバヒナウスユキソウ/イワギキョウ/タカネバラ
空へと続く階段を 登って行きます。
おなじみのお花たちに混じって
葉に縁取りのある クモイイカリソウが 咲いていました。
チングルマ/クモイイカリソウ/ハクサンイチゲ
山頂に出ると、びっくりするほどたくさんの人、ひと、ヒト。。。。
みなさん鳩待峠から登って来られたのかな
とりあえず 記念撮影をし、ゆっくりと越後の山を眺めますが
巻機山と、越後駒ヶ岳と、平ヶ岳と。。。。。 う~ん・・・よくわからない
その間にも、次々と登山者がやってきます。
少し下ったところから 振り返って見ると
山頂に大勢いるのがわかりますね。
この後も まだまだ登って行く人とすれ違いながら 下っていくと
小至仏山と、右手に 笠ヶ岳へ続く稜線
その後ろに 武尊山の大きな山容が 見えてきました。
この景色を見ながらの稜線漫歩は爽快ですね。
こちら側では、登りには見られなかったお花も たくさん咲いていました。
ホソバツメクサ/シナノキンバイ/ウメハタザオ
ユキワリソウ/イワイチョウ/ヒメシャクナゲ
ベニサラサドウダン/コメツツジ/コケモモ
小至仏山から、オヤマ沢田代の 湿原へ向かうと
ワタスゲの果穂が ときおりの風に揺れて 目にも爽やか
雲が広がってきて暑さが和らいだこともあり、気持ち良い場所でした。
コバイケイソウ
ミツバオウレン/ミツババイカオウレン(コシジオウレン)
その後は樹林帯にはいりますが
すれ違った女性に教えてもらって 林の奥を見ると、シラネアオイの群生がありました。
( 遠くて写真はうまく撮れませんでした。)
タテヤマリンドウ/イワナシ/ショウジョウバカマ
イワカガミ/エンレイソウ/ミヤマキンポウゲ
暑さにへたばりながら ようやく鳩待峠に到着
さすがにここは、尾瀬一番の入山口
登山者や、観光客で大賑わいです。
話題の花豆ジェラートで疲れを癒し
無料のシャトルバスで、大清水へ戻りました。
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無料のシャトルバスは、尾瀬林業の小屋に宿泊し 予約をすると、乗ることができました。
2009年は、残念ながら運行されていません。
山の鼻ー至仏山ー小至仏山ー鳩待峠
標準CTは、4時間45分です。