日光の雲竜渓谷に行ってきました。
前日の 時期外れの暖かさで
氷柱も氷瀑も かなり融けてしまったものの
見事な自然の造形を 堪能しました。
昨年、インレッドさん、くっきーさん はじめ 多くの方の記事を拝見して
我が家もぜひに あの氷の宮殿を見に行こうと、今年は年明けから計画していました。
氷柱も氷瀑も順調に育って 見頃を迎えたという 情報に わくわくしていたところ
なんということでしょう。前日が四月下旬の気温だなんて、タイミングが悪すぎます。
はたして、今日はどんな姿になっているのでしょう。
タクシー : 日光駅~ゲート手前 約400m(1970円)
ゲート7:40-8:40稲荷川展望台8:50-洞門岩9:15-(林道)-9:50渓谷入り口
-9:55雲竜渓谷12:10-渓谷入り口12:15-(沢コース)-洞門岩12:45-14:00ゲート
タクシー : 資材置き場(ゲートから 1km弱)~日光駅(2330円)
2人(夫)
休日には たくさんの人でにぎわうという 雲竜渓谷のこと。この日一番の心配事は
車の駐車場所でした。林道は 路駐の車が列になるというし、凍結も気になります。
結局、日光駅から タクシーで 登山口へ向かいましたが、Uターンできないからと
登山口である ゲートのかなり下で降ろされてしまいました。 やっぱりね
林道を上がる/左のゲートを進む
いったん融けて凍った路面は、ツルツルのアイスバーンになっているため
ゲートから1kmほど進んだところで 早くもアイゼンを着けました。これで安心
今日も暖かな日射しが降り注ぎ、風も全くないので 暑いくらい です。
これでは、氷はますます融けてしまうでしょうね。
ちょうど1時間歩いて、稲荷川展望台に着きました。
林道/稲荷川展望台
展望台からは、女峰山、赤薙山が、すっきりと見えています。
そして、眼下には 日向砂防ダムが見えます。
ダムの説明版には、このダムが造られた経緯や
ダムの平面図、断面図などとともに
雲竜渓谷への案内図も書いてありました。
女峰山、赤薙山を水源とする 稲荷川沿いに
ひたすら登っていくことがわかります。
展望台から 10分ほど歩くと、道が二手に分かれています。
右手に進むとダムへ行ってしまいますので、ここは直進に見える左へ。
さらに林道を進み、洞門岩の標識までは、ゲートから 1時間35分でした。
ツアー企画の車は ここまで入れるとかで、ワゴン車など5、6台が止まっていました。
洞門岩の標柱付近
予定では ここから沢に下りていくことにしていましたしたが、先行していた人たちが
水量が多くて渡渉が不安だから 林道を登って行くことにした と、戻ってきました。
では、私たちもそうしましょう。
それにしても、今日はなんていいお天気でしょう。雲ひとつありません。
舗装された林道歩きは いつもならすぐに飽きてしまいますが、今日は大丈夫
凍った路面をアイゼンがとらえる ザクッザクッという 規則正しい音を聞きながら
ただ無心に 歩いて行きました。
つづら折れに登っていた林道が下りになってしばらくすると、ようやく 雲竜渓谷の入口です。
衣服調整、アイゼン装着、休憩 を全部含めて、ゲートから 2時間10分かかりました。
目指す 雲竜渓谷はもうすぐ
歩いていく人たちが 小さく見えています。
凍りついた階段を慎重に下って
渡渉を二度三度と繰り返していくと、谷が狭まってきました。
いよいよです。
氷はかなり融けている様子ですが、その融けた様子も繊細で
また、ブルーがかった色の なんてきれいなこと
これから向かう方向
わぁ すごい この高さ、かなりありますね。
氷柱の裏側の スペースに入っている人もいますが、崩れそうで怖い
所どころに 昨日の陽気で崩れ落ちた 氷柱が散らばっているんですもの。
こんな大きな氷が直撃したら コワイ なぁ と考えているそばから
ガシャッ、ドスン と、それはそれは大きな音がして、もう びっくり
右手に 雲竜瀑が見えてきましたが
日当たりが良いため、下段の滝はほとんどが融け 水が流れています。
でも、大迫力の この眺め やっぱり来てよかった。。。
滝壺へは、右手から登っていきますが、この往き帰りで 渋滞発生
急な斜面につけられた 小さなステップは 凍りつき、高巻く道の幅はとても狭くて
ここが 今日一番の難所でした。
高巻道(帰りに撮りました)
滝壺へ下りて行きます。
そして、これが雲竜瀑。
中央部分がかなり融けて崩落していますが、それでも見事
下から見上げると、スケールの大きさが実感できます。
ここでも 時々 崩落音が聞こえ、滝の中央部分では 水の流れが見えています。
滝から谷への復路も不安なことから、ランチは 氷柱の谷の真ん中で
雄大な眺めを楽しみながらにしようと、写真だけ撮って下まで戻ってきました。
こんなふうに 氷柱に取りついている人は
私たちが 今朝 到着したときには、もうたくさんいました。
こちらは下る人
登る人 待っている人
こうして 登下降している様子を見ているのは 面白くて、少しも飽きませんが
ミシッとか、ガシャッとか、ドサッとかいう音が 時々聞こえてきます。
この先 寒さが続いたとしても、 先週の姿に回復するのは 難しいかもしれませんね。
日がまわって 入り口付近が影になってきたので、そろそろ帰りましょう。
帰りもまた 渡渉を繰り返し
陽があたって歩きやすくなった階段を登れば
そこが渓谷入り口で
雲竜渓谷とはお別れです。
帰りは 沢コースを行くことにしました。
最初に笹の急斜面を沢まで下ると、すぐに渡渉です。
その後、ロープの付いた急坂を登って下れば、、あとは沢沿いを 平坦に下るだけです。
渡渉は 3回ありました。渓谷の渡渉を合わせると 片道 6回です。
渓谷近くに比べると 川幅がやや広く 水量も多いので、ここは慎重に。
雲竜渓谷入り口から洞門岩までは 約25分でしたが
途中に 小規模な氷柱があったり、水辺には氷の不思議な造形が見られたりして
林道を歩くよりは かなり短く感じられました。
その後は ひたすら林道を歩いて ゲートへ
そして、タクシーの待つ 資材置き場へと帰りました。
落葉松の林を帰る
初めて出かけて行った 雲竜渓谷は、氷柱氷瀑が融けかけ 崩落が始まっていて
ネット等で見た 憧れの姿ではなかったものの、自然の造形は やはり 圧巻でした。
いつかまた、寒い年に訪れたいと思います。
行って来ましたか。いつもの年ならば一番見頃の
頃なのですが、今年は此処へ来て暖かな日が
続き少し溶けてきたようです。氷柱の所から
雲竜漠への登りとトラバースの所は、親知らず
子知らずの「友知らず」と言われています。友でも
主人でも落ちてもしらないよ!!と言う所です。
氷の世界はキレイだけど迫力ありますよね。
1度は ボクも見に行きたいな・・・
行ってらしたんですね♪
今週末の私の予定が済めば、山三昧??と思って
我が家でも来週半ばの寒い日(と言うのはインレッドさんのおすすめ)に行くべく
電車の時間、タクシー料金など調べ済みでした。
でもでも、う~むですね。
>この先 寒さが続いたとしても、 先週の姿に回復するのは 難しいかもしれませんね。
こ、これは…今年は、あきらめた方がいいかしら。
貴重な情報ありがとうございました…って、申し訳ないような気がしますが。
こりゃあ、私には無理ですねェ(笑)
それにしても本当に大きな氷柱ですね。
圧倒されますねー綺麗です♪
登っている方も多いんですね。
一度は見てみたいけど・・・
はなねこさん、渡渉の情報ありがとうございました(#^.^#)♪
私も何年か前に行ったことがあります。
本当に氷の宮殿というのが相応しい言い方ですね。
済んだブルーの色と氷柱の迫力は忘れることが出来ません。
日光に知り合いがいるので、丁度その時、日光警察の訓練を見ることができました。
それも又、迫力がありましたよ。
はい、だいぶ融けてしまったようですが
それでも見事 (^-^) 素晴らしかったです。
「友知らず」という言葉は、みなさんのレポで目にしていましたが
あの道のことだったんですね。納得です。
いつかまた行けるといいなぁと思っています。
いろいろとありがとうございました。
ここはほんとすごいですよね。
写真やネットでみて、わぁ・・・っと思いましたが
実際に見ると、またこれが迫力がありまして (^o^)
ROCKYさんも、いつか行ってみてくださいね。
あ、クライミングもどうぞ~ (^-^)v
ROCKYさんなら、なんでもできそうな気がしますよ。
ワタシは山と渓谷のあの表紙につられて行ったクチですが
同じような人が多かったようで
急に観光客が増えたみたいですね。
それでも平日はクライミングの方は少ないみたいで
まだ一回も見たことがないです。
雲竜瀑も氷柱も写真で見るのとは違いますよね!
真下から見上げるあの迫力はすごいです。
ことしはもう終わりでしょうか~。
また来年行こうかな♪
いいないいな雲竜渓谷。確かに今年はもう終わりっぽいですね。
わたしもいつか行きたーい・・・っていつだ?
今年の春は早そうな予感?なんとなく・・・ですが。
なんだかんだ言ってもやはり季節って暦通り。
凄く寒いのは1月末、凄く暑いのはお盆まででなんとなく空気が変わる気がする私です(^^;;
あら、来週の予定でしたか。
私たちが行った日は、ぎりぎり間に合った(かな?)感じでしたが
月曜日も今日も暖かかったので、今年はもう難しそうですね。
でも、さすがの迫力で感動ものでしたから
来年は、ぜひどうぞ♪
林道情報などお役に立てるといいですが。。。(^-^)