年寄りは転んではいけません。
耳にタコが寄るほど言われていたのに。
ふわ~と体が浮いた感じ。
次の瞬間痛い!
手に血がついている。
ティッシュを出そうとバックを開けようとしても、バックの中に血がどんどん。
工事していたおじさんがティッシュを出してくれて必死で抑えました。
「救急車を呼びましょう」という声。
でも、手も足も何ともない。
動きます。
顔を擦りむいただけで救急車はねぇ
黒い車が止まって若い男の人がやはり救急車と言っている。
知らない方だけれど「ちょっと先が家なので送ってくれませんか?」
「どうぞ」といって家まで送ってくれました。
出血は落ち着いていて、目と目の間がひどい。
そこを抑えながら主人と外科病院を探しました。
でもないのです。
市民病院に電話したら救急に回してくれたのですが、いま来てもらっても2時間ぐらい待つことになるし、
かかりつけの整形外科があったらそちらに行った方が早い。
かかりつけの整形に電話したらまだ昼休みだったけれど見てくれるという。
状況を話していたのですぐ治療室へ。
レントゲンも写して・・・皮がめくれているから縫わなくてはいけないという。
点滴して顔にも針を刺して、先生がチクチク。
元気になったら「先生は手芸もなさいますか?」と聞いてみたいぐらいお上手。
顔の真ん中がガーゼで覆われ、見事な顔。
よく聞くことは「滑って転んでも顔が大事だからかばい、手首を骨折した」という話。
でも私は手が大事だから顔を犠牲にした、と、あとで笑ってしゃべっています。
金・土・月と3回通ってガーゼから絆創膏になりました。
今は傷よりも目の周りがパンダのようになっています。
これはなかなか消えないらしいです。
ファンデーションを厚く塗って、帽子を目深にかぶり、マスク、サングラス。
これなら外を歩けるでしょうか。
これだけで済めばいいけれど、頭も打っているから脳外科に行ってくるようにと紹介状を書いていただきました。
あ~~一瞬の油断が大変なことに。
雪が降っているとそれなりに気を付けますけれど・・・
高齢者ではない方もお気を付けください。