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楽天 Edy のセキュリティチェック

今回は、新調したスマートフォンで「おサイフケータイ(楽天 Edy)」を使い始めてから間もなくして、楽天のセキュリティチェックに遭遇した顛末について、お話してみたいと思います。
既にネットに出ている体験談の結末(楽天のサポートに電話して解決した)と内容的には同じですが、何かの参考になれば幸いです。


ドコモ(Xi) ⇒ ahamo(Xi) ⇒ ドコモ(5G) ⇒ ahamo(5G) で機種変更完了

先日、スマートフォンを約7年振りに新調しました。
高性能化が進む近年のスマートフォンですが、自分の主な用途は 2ch でニュースをチェックするくらいなので、古い端末のままずっと使い続けてきました。
しかし、バッテリーが劣化して一日持たなくなったため、やむを得ずの機種変更となりました。

7年前に買った端末なので、Xi 契約の SIM が刺さっていました。
その状態で、去年の夏にドコモから ahamo へ移行済みでした。
そして、ドコモショップで 5G 対応の新端末を購入し、モノが届きました。
そこでふと、手元にある Xi の SIM をこのまま刺して使って良いのだろうか、と思いました。

普通に考えれば、『5G 通信はできないが 4G 端末として問題なく使える』となりそうに思いますが、念のため調べてみると、5G 端末に 5G じゃない SIM を刺して使用するケースはドコモの保証対象外になるとのこと。
自己責任だと分かって怖気付いてしまい(笑)、5G の SIM を刺して使うことにしました。

・・・・・ が、ahamo 契約のまま Xi ⇒ 5G に変更するやり方がどうしても分からず、結局、ahamo から一旦ドコモに戻し(Xi ⇒ 5G ギガライトプラン)、5G の SIM が手元に届いたのを新端末に刺して、使用開始。

そこですかさず ahamo に戻すことは、やろうと思えば出来ますが、ドコモ ⇒ ahamo の変更がこれで2回目となるため、月末までの料金が 5G ギガライトプランと ahamo の二重徴収となります(※)。
なので、大人しく月末まで待って、月をまたぐ瞬間に再び ahamo に変更して、現在は amaho 契約で 5G 端末を使用中です。

※[要注意]ドコモからアハモ/ahamoからドコモへのプラン変更 いつから適用?二重課金が発生する罠もあり
https://mvno.xsrv.jp/docomo/ahamo-docomo-henkou/


おサイフケータイ(楽天 Edy)をセットアップ

そんなことで、約7年振りに新しいスマートフォンを手にすることになりました。
そうすると、今までは 2ch ビューアーにしか使っていなかったのが、いろいろといじりたくなってきて、その一環として「おサイフケータイ」を使ってみることにしました。

会社での支払いが Edy メインである関係上、楽天 Edy に登録し、アプリをセットアップ。
スマートフォンをかざして「シャリーン」で支払い完了、の新生活がスタートしました。
いやはや、なかなか便利且つ痛快で、良いものです。

今までは Edy カードを使っていたので、銀行でお金を卸してチャージする必要がありました。
その面倒さから解放されるのも大きなメリットです。
そういう作業は、近場のコンビニの ATM で済ませてしまいがちで、そうすると ATM 手数料数百円の積み重ねだって馬鹿になりません。
アプリの自動チャージ機能を使えば、そうした問題も解決です。

ちなみに、わたし個人の話として、楽天にはあまり良いイメージがありません。
今はどうか分かりませんが、ネットの常時接続が普及し始めた2000年代初頭の頃、メールソフトを起動するといつも、楽天からの大量の DM で受信トレイが溢れかえっていたものでした。
それらの DM を削除しつつ、メールのタイトル文字列に 『楽●天』、『 楽 天 』などのワードが入っているのを見て、「ああ、迷惑メールのフィルタリングをすり抜けようとしているんだなあ(笑)」と苦笑いをした、あの頃のイメージが頭に残っているからです。

あと、楽天は二段階認証が未だに導入されておらず、これを問題視する向きもあります。
ネットで調べると出てきますが、二段階認証の対応予定について実際に楽天に問い合わせてみた人がいて、そのブログ記事によると、『担当部署と連携して検討する』という木で鼻を括った回答だったようです(笑)。


Edy アプリに、銀行口座からの自動チャージを設定

『二段階認証未対応』に一抹の不安を禁じ得ないので(笑)、クレジットカードではなく銀行口座からの自動チャージを、Edy アプリに設定することにしました。
調べてみると、自分が使用する〇〇銀行の公式サイトで、楽天 Edy 対応が謳われています。
なのできっといける筈です。


Edy アプリを起動し、「チャージ設定 → チャージ方法」と進むと、
・楽天会員情報に登録済みのクレジットカード
・銀行口座
の2つのどちらにするかの選択肢が出てくるので、銀行口座を選択して進むと、どの銀行口座を指定するかの画面に移り、そこで指定した銀行の口座から Edy アプリに金額をチャージ出来るようになる、という算段です。

ところが、自分が指定したい〇〇銀行が、銀行選択画面の選択肢の中に現れません。
公式サイトで楽天 Edy 対応が正式に謳われているのに、なぜか出てきません。
そのときのアプリ画面に、『一時的にサービス停止中である場合もあります』的なメッセージが表示されていたので、それが原因かと思い、数日後に再びトライして、ということを何度か繰り返しました。

結局、〇〇銀行を楽天 Edy のチャージ元に指定することは、出来ませんでした。
仕方ないので、もう1つ持っているメイン口座である△△銀行を、Edy アプリに登録しました。
ただ、その際にも若干の問題が起きました。


「収納機関サイトに戻る」ボタンが押せなかったが、たぶん成功した?

Edy アプリの「チャージ設定 → チャージ方法」から△△銀行を選択して進むと、△△銀行の外部サイトに一旦飛ばされて、支店や口座番号等の指定を行なうのですが、その最後の画面で「収納機関サイトに戻る」のボタンが出てくるので、それを押して Edy アプリに戻って、手続き完了となります。
要約すると、次のようになります。

Edy アプリ上で、△△銀行を選択

△△銀行の外部サイトに飛ぶ
支店、口座番号等を指定する
最後の画面に出てくる「収納機関サイトに戻る」ボタンを必ず押す

Edy アプリに戻って、手続き完了

実際にやってみると、Edy アプリから△△銀行サイトに飛ぶときに、「最後に必ず「収納機関サイトに戻る」ボタンを押してください、そうしないと手続きが正常に完了しないかもしれません」的な警告メッセージが出ます。

しかし、△△銀行のサイトの最後で「収納機関サイトに戻る」ボタンのある画面は出てきたのですが、それを押す前に勝手に画面が遷移して楽天 Edy アプリに戻ってしまい、そのときのアプリ画面はエラー表示となっていました。

これは失敗したかなと思ったのですが、△△銀行からの手続き完了メールが届いたことと、Edy アプリの「チャージ設定 → チャージ方法」を見ると、「設定中のチャージ方法:△△銀行 ◎◎支店 *******」となっていたので、たぶん成功したものと見て取れました。

これで、いちいちお金を卸して Edy チャージャーでチャージする面倒な作業をしなくて済む。
そう思ったのですが ・・・・・・。


楽天 Edy のセキュリティチェックが発動

△△銀行の登録に成功(?)後、しばらく経ってから、残高が少なくなったのでチャージ操作をしようと思って Edy アプリを起動すると、次のような状況に陥っていることに気付きました。

Edy アプリの「チャージ設定」を選択すると、通常は
・チャージ方法
・オートチャージ設定
の2つのどちらかを選択する画面に移ります。
その画面へ行く前に、セキュリティチェックの警告メッセージが出て、先へ進めません。

△△銀行を登録した直後は、「チャージ設定 → チャージ方法」と進んで「設定中のチャージ方法:△△銀行 ◎◎支店 *******」となっているのを見ることが出来ました。
セキュリティチェック発動により、それさえも出来なくなりました。

セキュリティチェック画面の中の「報告する」ボタンは、その都度押しました。
画面のメッセージに、「お客様の直近の利用状況により ・・・・・」という文言が確かあったような気がして、何か良くないことでもしたのかなと、不安にさせられました。
次の日も、その次の日も、状況は同じでした。

調べてみると、楽天のセキュリティチェックは発動の条件が公開されておらず、人によっては「何でやねん」とキレて当然な目に遭っている、つまり、普通に使っていただけなのにセキュリティチェックになって何だよこれふざけんなよ、というケースも多いのだとか。
自分としても、スマートフォンをかざしてシャリーンの痛快な生活が、このような訳の分からない出来事によって挫かれるのは、憤懣やるかたなしでした。

一週間待っても状況は変わらなかったため、楽天に電話してみました。


楽天カスタマーセンターに電話


「どういう理由でこうなっているのか、説明してくれますか?」

「理由が分からないのに、こっちとしてはどうしようもないじゃないですか?」

「これ、待ってればいつか使えるようになるんですか?」

「なぜこうなったかの理由も分からない、いつまで待てば使えるようになるのかも分からない、全く話になりませんよ。 同じこと言ってるユーザーはわたしだけじゃないですよね?」

「こんなの、セキュリティチェックでも何でもない、ユーザーに不利益を与えてるだけですよ、二段階認証も未だに対応してないのに、こんな下らないことでセキュリティチェックだとか言ってユーザーに迷惑かけて、本末転倒だと思いませんか?」


・・・・・・ セキュリティチェックが発動中の一週間は、Edy アプリを起動してメッセージが出るたびに ↑ このような感じでわたしも内心キレまくっていたのですが、カスタマーセンターの電話で応対してくれたお姉さんは、丁寧で腰が低く、↑ のような怒りの罵詈雑言を実際に浴びせようという気にはなりませんでした。

電話して氏名住所等を告げると、「あ~、確かにセキュリティチェックの状態ですね」とお姉さんは言い、「それでは、担当者に解除の手続きに入るように手配しますので、2~3日後に再度確認してみてください」 と言われて、それで終わりとなりました。


翌日、サクッと解決

電話した翌日の夕方頃、Edy アプリを起動してみると、「チャージ設定 → チャージ方法」で設定中のチャージ方法(△△銀行)が見れる状態に戻っており、セキュリティチェックの解除を確認できました。
カスタマーセンターに電話して約8時間後に解決した、とネットで調べて出てきた体験談記事と同じく、わたしのケースも楽天のカスタマーセンターに電話して解決に至ることができました。

「確かに鬱陶しいことに違いはないが、PayPay みたいにセキュリティがザルなのに比べれば良しと考えるべきだ」という意見もあり、それはそうかもしれません。
しかし、たぶんですが、電話しなければずっといつまでもあのままだったろうと思います。
訳の分からない理由でセキュリティチェーックとか言って突然使えなくなって、こちらから電話しなければ永久にそのままだなんて(笑)、サービスとしてどうなのかと思わざるを得ません。

ただ、今後また何かの拍子にセキュリティチェックが発動したとしても、電話すればすぐに対応してもらえる、そのことを今回身をもって知ることが出来たのは収穫でした。
『2~3日後に対応します』と言っときながら、シレっと翌日に治してくるあたりの適当さは、昔の『楽●天』、『 楽 天 』の頃のズンドコさ加減を想起させられて、わたし個人的には憎めないものがありました。
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