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おっさんの品格
洋楽ロックバンド合縁奇縁(3)
自分は一応、80年代洋楽の黄金期とともに高校時代の青春を過ごした、
80年代洋楽人間を自称する者であります (`・ω・´) シャキーン
当時の洋楽雑誌や FM ラジオなどから得た情報と、最近のネットソースから拾って事後に補完した情報をもとに、80年代洋楽シーンで活躍したバンドの解散および再結成にまつわる全然大したことない思い出話を、気ままに書き綴ってみようというこのシリーズ。
最初に書きましたように、自分にとって特別なバンドであるカーズ(The Cars)の解散および再結成について最後に書くことで、一応完結するという、そんなような流れになっております。
いわゆる「裏情報」的なものは全くないので、そこは期待はしないでいただきたく。
イギリスの pop バンド、トンプソン・ツインズ(Thompson Twins)の全盛期はと聞けば、
1985年に出たアルバム「Here's to Future Days」の頃であると、誰もが答えるだろう。
そして、自分のお気に入りは何と言っても「Lay Your Hands on Me」だ、これしかない。
あの当時、夜な夜な MTV 系番組をハシゴして見るのが、三度の飯より好きで、
それで、「Lay Your Hands on Me」の PV を、一晩のうちに4回くらい見たことがあった。
同様の体験としては、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の
「The Power of Love」、あれも何度も見た記憶があるが、
「Lay Your Hands on Me」はそれのさらに上を行き、一晩で4回見たことがあった。
「Lay Your Hands on Me」は、それくらいにリプレイされ、チャートを席捲した。
あのピアノのイントロを聞くと、今でも狂おしいほどの懐かしさが込み上げてくる。
あの頃に戻れるものなら戻りたい、そんな気持ちにさせられる一曲だ。
「ツインズ」は「双子」という意味だが、我々がよく知るトンプソン・ツインズの構成は、
トム・ベイリー(Tom Bailey ♂)
アラナ・カリー(Alannah Currie ♀)
ジョー・リーウェイ(Joe Leeway ♂)
の3人組だ。
Wikipedia によると、最初は7人編成だったようで、メンバーチェンジを繰り返した後、
デビュー当初からの親分格のトム・ベイリーを中心とするトリオに落ち着いた。
紅一点♀のパーカッショニスト、アラナは、リーウェイと共に 1981年から途中参加した。
「僕らは3人で結婚したようなものだ」と、いつだったかの洋楽雑誌のインタビューで、
確かトム・ベイリーが話しているのを見たのを覚えている。
メンバーの絆、結束の強さを伺わせる言葉であると感じた。
仲睦まじい3人なんだなあ、と思ったものだった。
その後、またいつかの洋楽雑誌で「アラナがトムの子を身籠った」というニュースを見た。
そのとき併せて「本当のツインズになってしまった」という言い方で、リーウェイの脱退についても書かれていたように記憶しているが、同じ記事で見たのかどうかかはやや記憶が曖昧だ。
とにかく、洋楽雑誌を通じて自分は「アラナ懐妊」と「リーウェイ脱退」のニュースを知った。
そして、以前に見た「僕らは3人で結婚したようなものだ」のインタビューが頭に残っていて、
それらがミックスされた結果、自分の中で一つのストーリーが形作られた。
つまり、リーウェイが脱退したのは、トム・ベイリーとアラナの関係を
快く思わなかったからではないかと、自分はそのように思い込んでしまった。
「おめーら、俺たち3人で結婚したっつってたくせに、何デキてやがんだよ」
とヘソを曲げて出て行ったものと、自分は⻑年ずっとそう思っていた。
リーウェイ脱退後、トム・ベイリーとアラナは2人で活動を継続するが、それまでの成功を上回るには至らず、1991年の「Queer」がトンプソン・ツインズのラストアルバムとなった。
その様子は、当時の洋楽雑誌を通じて、自分も何となく感じ取ることができた。
つまり、先細るようにフェードアウトしていった、ように自分には見えた。
「あそこで亀裂が入ったのが運の分かれ目だったな」と、余計にそう思わせた。
仲睦まじかった3人が、2人になったことで、トンプソン・ツインズの全盛期は終わった、と。
しかしそれは、自分の間違った思い込みだった。
Wikipedia を見ると、リーウェイの脱退は1986年、トムとアラナの第一子懐妊は1988年。
そもそも、リーウェイはヘソを曲げようにも曲げようがなかったのだ。
脱退はリーウェイの個人的理由によるもので、マネージメントの問題はあったものの、
平和的な離脱だった、とも書いてある。
人間の記憶の曖昧さと、情報の正確性の重要さを、痛感した次第である。
この記事を書くために Wikipedia を見て調べたことで、↑の正しい認識に改まった。
それまで自分は、高校当時に洋楽雑誌を見て知った断片的情報をもとに、
「トム・ベイリーとアラナの関係を妬んだリーウェイが出て行った」と、
ずっと思い込んでいた。
ただ、結果的には、1985年のアルバム「Here's to Future Days」が出てから
リーウェイが脱退するまでが、トンプソン・ツインズのピークとなったことは間違いなかった。
グループを脱退したリーウェイは、ソロ転身を図るもアルバムのリリースには至らず、
一時的に映画に出演するなどした後は、音楽業界から完全に遠ざかっているとのことである。
1991年にトム・ベイリーと結婚したアラナは、2人で新しいユニット Babble を結成して音楽活動を継続するが、1996年の2枚目のアルバムを最後に活動停止を余儀なくされ、2003年にはトムとの結婚生活も終わり、その後は音楽から離れて、ガラスアートと環境活動の道を志向して現在に至っているとのことだ。
一方のトム・ベイリーは、現在も音楽業界で現役バリバリさながらに活躍中のようである。
トンプソン・ツインズの頭脳として腕を振るった才能は、伊達じゃないといったところか。
そんなトム・ベイリー、いつかのポッパーズ MTV でピーターバラカンに「あの自信満々なカメラ目線が僕はちょっと生理的に受け付けない」と、ナルシスト呼ばわりされて嫌われていたことがあった。
しかし、ナルシストが時には役立つこともある。
YouTube を見ていると、所謂「くちパク」の TV ショウ映像をよく見かける。
あれはある種、晒しものの拷問だと自分が思う通り、大抵のアーティストは皆恥ずかしそうに歌う格好だけしているが、いつか見たトンプソン・ツインズの「くちパク映像」で歌うトム・ベイリーは、全く平気な様子だった(笑)
トンプソン・ツインズの再結成としては、2001年に「Channel 4 show」という TV 番組でのスタジオライブ(?)で一度だけ、3人が集まって演奏をしたことがあるとのことだ。
今はそれぞれの道を歩む3人だが、トム・ベイリーが現在もライブ活動を行なっているようなので、
アラナとリーウェイがゲストで招かれて、3人が再びステージに立つ日が来ればいいと思う。
洋楽ロックバンド合縁奇縁 - 続く
80年代洋楽人間を自称する者であります (`・ω・´) シャキーン
当時の洋楽雑誌や FM ラジオなどから得た情報と、最近のネットソースから拾って事後に補完した情報をもとに、80年代洋楽シーンで活躍したバンドの解散および再結成にまつわる全然大したことない思い出話を、気ままに書き綴ってみようというこのシリーズ。
最初に書きましたように、自分にとって特別なバンドであるカーズ(The Cars)の解散および再結成について最後に書くことで、一応完結するという、そんなような流れになっております。
いわゆる「裏情報」的なものは全くないので、そこは期待はしないでいただきたく。
Thompson Twins (1977 - 1993)
イギリスの pop バンド、トンプソン・ツインズ(Thompson Twins)の全盛期はと聞けば、
1985年に出たアルバム「Here's to Future Days」の頃であると、誰もが答えるだろう。
そして、自分のお気に入りは何と言っても「Lay Your Hands on Me」だ、これしかない。
あの当時、夜な夜な MTV 系番組をハシゴして見るのが、三度の飯より好きで、
それで、「Lay Your Hands on Me」の PV を、一晩のうちに4回くらい見たことがあった。
同様の体験としては、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis & The News)の
「The Power of Love」、あれも何度も見た記憶があるが、
「Lay Your Hands on Me」はそれのさらに上を行き、一晩で4回見たことがあった。
「Lay Your Hands on Me」は、それくらいにリプレイされ、チャートを席捲した。
あのピアノのイントロを聞くと、今でも狂おしいほどの懐かしさが込み上げてくる。
あの頃に戻れるものなら戻りたい、そんな気持ちにさせられる一曲だ。
「ツインズ」は「双子」という意味だが、我々がよく知るトンプソン・ツインズの構成は、
トム・ベイリー(Tom Bailey ♂)
アラナ・カリー(Alannah Currie ♀)
ジョー・リーウェイ(Joe Leeway ♂)
の3人組だ。
Wikipedia によると、最初は7人編成だったようで、メンバーチェンジを繰り返した後、
デビュー当初からの親分格のトム・ベイリーを中心とするトリオに落ち着いた。
紅一点♀のパーカッショニスト、アラナは、リーウェイと共に 1981年から途中参加した。
「僕らは3人で結婚したようなものだ」と、いつだったかの洋楽雑誌のインタビューで、
確かトム・ベイリーが話しているのを見たのを覚えている。
メンバーの絆、結束の強さを伺わせる言葉であると感じた。
仲睦まじい3人なんだなあ、と思ったものだった。
その後、またいつかの洋楽雑誌で「アラナがトムの子を身籠った」というニュースを見た。
そのとき併せて「本当のツインズになってしまった」という言い方で、リーウェイの脱退についても書かれていたように記憶しているが、同じ記事で見たのかどうかかはやや記憶が曖昧だ。
とにかく、洋楽雑誌を通じて自分は「アラナ懐妊」と「リーウェイ脱退」のニュースを知った。
そして、以前に見た「僕らは3人で結婚したようなものだ」のインタビューが頭に残っていて、
それらがミックスされた結果、自分の中で一つのストーリーが形作られた。
つまり、リーウェイが脱退したのは、トム・ベイリーとアラナの関係を
快く思わなかったからではないかと、自分はそのように思い込んでしまった。
「おめーら、俺たち3人で結婚したっつってたくせに、何デキてやがんだよ」
とヘソを曲げて出て行ったものと、自分は⻑年ずっとそう思っていた。
リーウェイ脱退後、トム・ベイリーとアラナは2人で活動を継続するが、それまでの成功を上回るには至らず、1991年の「Queer」がトンプソン・ツインズのラストアルバムとなった。
その様子は、当時の洋楽雑誌を通じて、自分も何となく感じ取ることができた。
つまり、先細るようにフェードアウトしていった、ように自分には見えた。
「あそこで亀裂が入ったのが運の分かれ目だったな」と、余計にそう思わせた。
仲睦まじかった3人が、2人になったことで、トンプソン・ツインズの全盛期は終わった、と。
しかしそれは、自分の間違った思い込みだった。
Wikipedia を見ると、リーウェイの脱退は1986年、トムとアラナの第一子懐妊は1988年。
そもそも、リーウェイはヘソを曲げようにも曲げようがなかったのだ。
脱退はリーウェイの個人的理由によるもので、マネージメントの問題はあったものの、
平和的な離脱だった、とも書いてある。
人間の記憶の曖昧さと、情報の正確性の重要さを、痛感した次第である。
この記事を書くために Wikipedia を見て調べたことで、↑の正しい認識に改まった。
それまで自分は、高校当時に洋楽雑誌を見て知った断片的情報をもとに、
「トム・ベイリーとアラナの関係を妬んだリーウェイが出て行った」と、
ずっと思い込んでいた。
ただ、結果的には、1985年のアルバム「Here's to Future Days」が出てから
リーウェイが脱退するまでが、トンプソン・ツインズのピークとなったことは間違いなかった。
グループを脱退したリーウェイは、ソロ転身を図るもアルバムのリリースには至らず、
一時的に映画に出演するなどした後は、音楽業界から完全に遠ざかっているとのことである。
1991年にトム・ベイリーと結婚したアラナは、2人で新しいユニット Babble を結成して音楽活動を継続するが、1996年の2枚目のアルバムを最後に活動停止を余儀なくされ、2003年にはトムとの結婚生活も終わり、その後は音楽から離れて、ガラスアートと環境活動の道を志向して現在に至っているとのことだ。
一方のトム・ベイリーは、現在も音楽業界で現役バリバリさながらに活躍中のようである。
トンプソン・ツインズの頭脳として腕を振るった才能は、伊達じゃないといったところか。
そんなトム・ベイリー、いつかのポッパーズ MTV でピーターバラカンに「あの自信満々なカメラ目線が僕はちょっと生理的に受け付けない」と、ナルシスト呼ばわりされて嫌われていたことがあった。
しかし、ナルシストが時には役立つこともある。
YouTube を見ていると、所謂「くちパク」の TV ショウ映像をよく見かける。
あれはある種、晒しものの拷問だと自分が思う通り、大抵のアーティストは皆恥ずかしそうに歌う格好だけしているが、いつか見たトンプソン・ツインズの「くちパク映像」で歌うトム・ベイリーは、全く平気な様子だった(笑)
トンプソン・ツインズの再結成としては、2001年に「Channel 4 show」という TV 番組でのスタジオライブ(?)で一度だけ、3人が集まって演奏をしたことがあるとのことだ。
今はそれぞれの道を歩む3人だが、トム・ベイリーが現在もライブ活動を行なっているようなので、
アラナとリーウェイがゲストで招かれて、3人が再びステージに立つ日が来ればいいと思う。
洋楽ロックバンド合縁奇縁 - 続く
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