前半に「添乗員不在」と言うアクシデントはあったけど、そこそこの(オーロラは赤が最高だそうで、残念ながら赤いオーロラは見えませんでした)オーロラが見られたし、シャボン玉で遊べたし、可愛いコートもゲットしたし、参加するのに迷ったけれど良い旅が出来た(^_^)v、とルンルンしていたら、最後にとんでもない落とし穴。また、添乗員がいなくなったのです。
到着が丸1日遅れた2人のご夫妻は、帰りも1日遅れで帰国することになり、その時点では添乗員だけ私達と同じ日に帰国するものだと思いました。いえ、確かに2人を残し同じ日に帰国は出来ることになったのです。ですが、席がなく添乗員だけ別便でバンクーバーまで行くことになりました。それを伝えられたのは、帰国の前日の深夜ではなく、もう帰国当日の早い早朝(これから仮眠をして早朝出発の予定)の時間です。みんながホテルのロビーでそれを聞いていて、私は端っこの方で「早く寝たいな~」と思いながら人ごとみたいに聞いていました。不意に、添乗員卜部さんが私に視線を向けるではありませんか。半分寝ていた私は、人が大勢いることも忘れ、「何で私の顔を見るのよ~」と叫んでいました。4人のグループの私達にバンクーバー乗換のお手伝いをして欲しいと言うのです。ささやかな抵抗をしてみたものの、学校の役員決めの時のような雰囲気になり、時間ばかり過ぎていきます。こちらも50歳を過ぎたいい大人ですから、納得出来ないままでも引き受けざるを得なくて、添乗員はみんなに「バンクーバーではこの4人に協力して、無事乗り換えてください。私はバンクーバーでお待ちしますが、最悪天候不良で皆さんと一緒に成田まで行けない場合もあると思います。私を気にせず皆さんは帰国してください」と言っていましたが、私の頭の中はこの時点で真っ白でした。添乗員仕様の「傘」を借り、部屋に戻りましたが、それから寝られなくなりました。とうとう徹夜して朝を迎え、先に出発する添乗員をホテルのロビーでお見送りするご丁寧さ。私って馬鹿?