ヴェネチア2日目。朝から着物を羽織り腰にはチュールレース。その下にはアルファ米で作ったおにぎりを入れた風呂敷を忍ばせ、カメラ、パスポートと全財産が入ったバッグを首から提げ、サンマルコ広場に出かけたのでありました。いいお天気で汗が出るくらいでしたから800円のダウンコートは手に持っていました。午後はチェックアウトで、もう部屋で着替えは出来ません。
日本で出発前の準備の時、本格的な和装にしたら?と友人のアドバイスもありましたが、日本人が和服を着ても仮装にはならないと思いました。派手な仮装アメーバ達に対抗できる和装と言えば、舞台衣装か大振り袖、帯は袋帯、髪は高島田?。たった1日の滞在ヴェネチアですからそんな重装備は持っていけません。それにタンスの肥やしになっているとは言え、振り袖をヴェネチアに置いてくるのは勇気が要ります。こんな衣装も持っていたのですが、
この方が良かったかしら?時期が夏なら良かったのに。

自分がどんな格好になっているかなど構っちゃいられなく、アメーバ達を追いかけて写真を撮っていました。自分の写真は撮れないので、同じツアーの仲間を見つけたらお願いし無理矢理割り込みパチリ。
そのたたりか、この直後袖が取れました。あわてて歩くと裾を踏んでしまい今度は着物の袵がパラリ。あっちもこっちもパラパラパラリ。糸が切れて世界遺産ヴェネチアのサンマルコ広場で着物解体ショーが始まってしまいました。さすが500円の古着。想像してください。まるで「こjiき」のように襤褸をまとい、腰にはおにぎりの袋をブラブラと。

仮装の中には、日本人か違うのかわかりませんでしたが、きれいに着物を着て裾は打ち掛けのように引きずり、観光客のカメラに収まっている人もお見かけしました。私は丸裸・・・(>_<)
幸いバザーで100円(また~?)だったウィンドゥブレイカーを着ていたので、お巡りさんが飛んでくる事態にはなりませんでしたが、恥ずかしかったです。これが日本の着物だと思われたら心外です。
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