明洞大疾走

　梨泰院駅を出発したのが、午後６時。実は、江南の「インペリ○ルホテル」で会議をしていた主人と主人の同僚と、６時に明洞聖堂の通りにある「マクド○ルド（今はありません）」で待ち合わせをしていました。私が海鮮鍋のお店「オモ○チブ」に案内するためです。そのお店は私も一度しか行ったことがありません。地図に印を付けて、朝主人に渡しました。
　遅れることを連絡しようにも、私は携帯電話を持っていましたが、当時主人は携帯電話を持っていません。地下鉄の中で走りたい気分、いえ本当に走っていました。
　案の定、二人はマクド○ルドにはいませんでした。ただでさえ暑い９月のソウル、冷や汗がだ～～～って出ました。マクド○ルドの前から滞在中のホテルに電話をしましたが、主人からの伝言はありませんでした。途方に暮れているところへ着信が。
　あり得ません。ところが、なぜか主人からでした。何と、既に「オモ○チブ」に着いているとのことで、びっくり(@_@)
　慌てて現場へ向かいました。私、地図も確認せず勘だけで迷いもせず、「オモ○チブ」にたどり着いたのです。予習はしておくものです。ガイドブックで「オモ○チブ」を何度も見ていましたから!(^^)!。
　既に二人は焼酎と海鮮鍋で出来上がっていました。電話の真相は、お店の人が電話を貸してくれたとのこと。まあ、韓国人って親切～m(_ _)m。主人の英語は怪しく、同僚さんは英語は達者ですが、二人とも韓国語は話せません。日本のガイドブックに載っている「オモ○チブ」ですから、日本語を話せる方もいらっしゃるのでしょうが、よくぞこの二人の困りように気付いてくださいました。既に出来上がっていた二人には困った様子は感じられませんでしたが・・・・。

「ＲＩＭＯ○Ａ」

　地下鉄で梨泰院で、クレジット会社の小冊子で紹介された「ＲＩＭＯ○Ａ」取扱店であこがれのスーツケースを買いました。
「ＲＩＭＯ○Ａ」はその年の春知り、世界で一番軽いスーツケースと紹介されました。７月のグアムの免税店で実際見て買うかどうかかなり迷ったのですが、日本から持って行ったスーツケースをグアムの地に捨てなければならないことと、もっと安いキャンバス地のスーツケースを比較してしまい、財布の紐が開けられませんでした。それにそこには「赤のＲＩＭＯ○Ａ」しかなかったため、青にこだわり続けた私は諦めたのです。
　でも、案の定帰国してから後悔しました。赤だから買わなかったのだと自分に言い聞かせ、次に巡り会ったら絶対買うと誓いました（大袈裟(*^_^*)）
そして梨大駅からひたすら梨泰院を目指し地下鉄で移動しました。そのお店はちいさなお店で、私が「ＲＩＭＯ○Ａ」を目的に来店したと知るや、日本語でぐいぐい勧めます。店主なのか店員なのか、彼はクレジット会社の冊子に自分の店が紹介されていることは全く知らなかったようで、感激していました。あ～～～あの眼鏡屋「プリンスアンギョン」と同じだ。そう思ったとたん購買欲は消えてしまいましたが、韓国で小さいお店に一人で入ったら、しかも他のお客はいなくて店員はチョ～暇だった場合、手ぶらでお店を出るのは不可能です。
　当時、TSAロックが出回り始めていましたから、旧タイプのスーツケースを買うのはどうかと思いますが、ホテルに配達してくれ、免税手続きもしてくれたので、結局買いました。色が「ネイビー」だったと言うのがただ一つの理由です。帰国してからもっと安い「ＲＩＭＯ○Ａ」も見つかりましたが、「ネイビー」は見つからなかったので、仕方ない。
　その「ＲＩＭＯ○Ａ」は、義母の急逝で急に帰省しなければならなくなった時にめちゃくちゃに荷物を運んだり、単身赴任中の主人が入院した時、自宅から大量の荷物を運んで新幹線の中でころころ転がったり、国内でも役に立ちましたが、海外旅行でも16回も一緒に行動をしたので、もう引退させなくてはなりません。怪我も三回させてしまいました。車輪が取れたり、車輪周辺に亀裂が入ったり、ベネチアの運河では船に積み込むときに脇腹が割れてしまい、日本までガムテープの絆創膏。
　去年韓国にヘラン号に乗りに行った帰り、金浦空港の免税店で二代目「ＲＩＭＯ○Ａ」を買いました。