嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

恋愛ゲーム

2003年08月12日 05時18分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
手を繋いでみないか?
そこから始まる恋愛ゲーム

キスをしてみないか?
そこから始まる恋愛ゲーム

抱き合ってみないか?
そこから始まる恋愛ゲーム

心を繋いでみないか?
心を重ねてみないか?
心を壊してみないか?
心を溶かしてみないか?

ゲームで始めたつもりなのに
ゴーストを振動させるほど
魂を揺り動かす
狂おしいほどに 人生ゲーム

離れれば離れるほどに 近付きたくなる恋愛ゲーム
手を伸ばせば伸ばすほどに 触れられなくなる恋愛ゲーム

今日も僕が君の事を想ったフリ
今日も君が僕にヤキモチ焼いたフリ

明日も二人で楽しもう
キチガイだらけの 恋愛ゲーム
究極の 人生ゲーム

僕の誓い

2003年08月12日 04時49分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
教えてくれ
僕に道を教えてくれ
僕に言葉を教えてくれ
僕を君の宗教で染めてくれ

僕にはもう君しかいないのだと僕を完全に騙しておくれ
僕を君だけの奴隷にしておくれ
僕の体なんかもう要らない
僕の心なんかもう要らない

だからもう これ以上僕を悩ませないで
これ以上 僕を困らせないで
こんなにも 僕を壊さないで

僕は今日から君のための僕になる
僕は今日から君だけの僕になる
僕は今から君になる

誓えるのは全て汚れた僕ばかり
誓えるのは全て嘘にまみれた心ばかり

ホントは ホントはね
「僕の心は誰にも渡さないよ」
そうつぶやいて くすりとひとり笑い

音楽の妖精

2003年08月12日 04時28分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
音たちが跳ねる。
音たちが回る。
音たちが飛んでくる。

音の精が空中から ゆっくりと もやもやと
少しずつ 現れて くるくると
雪が降るように 消えながら 現れながら
さらさらと 音を奏でる

僕らの鼓膜をいたずらっぽく 振動させては くすりと笑う
僕らの耳をこちょこちょと くすぐりながら にやりと笑う
僕の頭をつんつんと つついて手を振っては 踊りながら逃げる

この音はまやかしなのか
この音声は幻聴なのか
この音楽は真実なのか

わからなくてもいい
わかってもいい
どちらでもいい
感じればいい

歌はきっと僕たちの味方

妖精を信じれば きっと音は 音楽になる

夜の語り手

2003年08月12日 04時13分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
長い夜は語り出す。
一人の背中に語り出す。
一人が独りになる。

長い夜が語り出す。
狂気と凶器と狂喜の違いを語り出す。
赤から黒へ、黒から紫へ 紫から青へ。

物語を語り出す。
夜が語り出す。
夜だけが語り出す。
夜こそが語り出す。

さぁ手を伸ばして
君を不思議の世界へ

さぁ手を伸ばして
君のいつもの世界へ

さぁ手を伸ばして
僕たちの夜の世界へ

踊ろう!僕たちの夜に包まれながら。
歌おう!僕たちの夜のステップで。
叫ぼう!僕たちの心の夜を!

トイレのピエタ

2003年08月12日 03時55分05秒 | 駄文(詩とは呼べない)
トイレのピエタが言ったとさ
「トイレは汚いところじゃないよ。一番綺麗なところだよ。」

トイレのピエタが言ったとさ
「トイレは浄化のための部屋だから、どの家にも必ずあるんだよ。」

トイレのピエタが言ったとさ
「トイレには神様が居るんだよ。毎日人を見守ってる。」

トイレのピエタに言ったとさ
「トイレはしょせんトイレでしょ」

トイレのピエタに言ったとさ
「トイレは便所の事でしょ」

トイレのピエタに言ったとさ
「なんで君はトイレに居るの?」

トイレのピエタはトイレットペーパーに絵を描いた。
トイレのピエタは壁画を描いた。
トイレのピエタは便器に彫刻を彫った。
トイレのピエタは水の代わりに音楽を流した。
トイレのピエタはそこら中に花を生けた。

トイレのピエタはトイレで生きた。
トイレのピエタはトイレで死んだ。
トイレのピエタはトイレの神様になった。

そこには、ピエタのトイレが、ただただあった。
ピエタのトイレは世界中に在り続けた。
ピエタのトイレは美しかった。

砂時計

2003年08月12日 02時29分40秒 | 駄文(詩とは呼べない)
小さな小さな、豆知識。
大きな大きな、認識。
拾った本から得た知識。

汚れた魂だけが、汚れを知っているとしても
悪魔だけが天使を知っているとしても
僕だけが僕を知っているとしても

片足だけで立ち、
片手だけで這いずり、
僕は僕らしく前に進んでいこう


彼女の転がした砂時計が、僕にコツリと当たった。
遠く遠く離れた場所から、波に流されて届いたのだろう。
一握りの砂だけが、時間を教える砂時計。


小さな小さな、砂時計。
大きな大きな、波の音。
拾った時計で知った時間。

太陽だけが僕を溶かすとしても
夜だけが僕を癒すとしても
彼女だけが僕を知っているとしても

片脚だけで歩き
片腕だけで掴み
俺は俺らしく世界を見つめよう


心の砂が、一粒落ちた。


夜伽の吐息

2003年08月12日 01時49分47秒 | 駄文(詩とは呼べない)
夜伽の息をはいて
壊れた夜を転がして
黒く染まるだけの白夜を
真っ赤に塗りたくったっていい。

見つめるだけで壊れるようなビルで
罪人だけを歯車のように動かす人形使いが
ピエロに成り下がる日があったっていい。

むずむずとする排気ガスが
アルコールに魅了されて
紫の空ばかりが
爆発し続ける時間になったっていい。

人が好きだと叫び続ける心が
砕けるほど独り相撲で
戦う俺に殺されたっていい。

今だけは、一人よがりのフリをしたっていい。

テーマのテーマ

2003年08月12日 00時58分37秒 | 駄文(詩とは呼べない)
にわかに動き始めたテーマ
彼らのテーマ
テーマ達のテーマ

妖精が耳元で囁くテーマ
僕がそっと誰かに教えるテーマ
君がこっそり一人でつぶやくテーマ

一滴の雫がしたたり始めたテーマ
海へと流れる水達のテーマ

ざわざわと、自然達が秘密の会議
美しい自然は彼らの今日の気持ち
空の青さだけが、今の僕に読み取れるテーマ

欠片

2003年08月12日 00時43分18秒 | 駄文(詩とは呼べない)
言葉、届かない言葉。
形、はまらない形。
心、とまらない心。

どこにていも、届かない言葉。
どうやっても、はまらない形。
どうしても、とまらない心。

新しい流れを感じたとしても
それはまた流れて消える。
新しい事を考えたとしても
それは何かの繰り返し。
一人の時間だけがいつまでも永遠に続く。
ここにはまだ、僕の欠片しかない。