嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

砂時計の砂を飲んで眠れ

2006年07月19日 01時36分54秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ずっと夢ばかりを見てきた。
たぶん今でも 握ったまま ずっとはなさない
このままずっと
誰にも言わないように
遙か遠くにある、僕だけに、語りかけるように
ずっと
夢だけを
手放さないように
無くさないように
誰にも話してしまうことが、決してないように

疑われてもいい
頭がおかしいと言われてもいい
僕だけが
決して僕を裏切らないように
誰にも見破られないような嘘を
ずっと
ずっとずっと

これからも
今も
昨日も
明日も

だから
   今日も
僕は
  嘘吐きなままで

ここに、何かを、
僕を、騙し続ける

それでも。

なにもかも。

投げ出したい

逃げ出したい

そんな僕が、誘惑と、屁理屈を
恐ろしいほどに、くみたてはじめても
誰かが、ずっと僕に
耳元で
囁き続ける。

その嘘を
その嘘の中にある、本物の嘘を
ずっとずっと聞いてるうちに
僕は眠くなって

もしかして、僕は生きてるんじゃないかって
儚い期待を
淡い欲望を
抱きそうになったりも
するのだと言い聞かせる音もあるのだけど

僕は
僕だけは
僕の魂を鎖で契って

切断するように
約束を守るように
失われた糸だけを紡ぐように

何かを
何か大事なことを
はやく思いだせって

わんわん頭痛がわめくように
抗い続ける。

僕だけに見える頭痛が
僕だけに聞こえる幽霊が
僕だけを握りつぶす足音が
僕だけを通り過ぎる水音が

頭が割れるような隙間の針から
死にかけた時を思い出せと
はやく死んだことを思い出せと
逆らい続ける

もう、夢なんかみない
もう、昨日の事なんか考えない

だから

せめて今だけは

現実のことなんか
誰にも教えないでくれ。

ずっと秘密にしててくれ。
キミだけの、その現実は
誰にも語らないでくれ。

そのままずっと。

呑み込んで
死んでくれ。

お前なんか
居ないって

そう言ってくれれば

僕は。

安心して眠れる

今日、明日も昨日も心配せずに
ここで。
僕の為に
ずっと疲れたよって
歩くことをやめて

心配するような鼓動をやめて
もう、心配要らないよって
鋼の刻をとめるように

安らかに
眠って土になりたい

僕は。
僕が忘れることが出来たなら

深く深く安心して
誰かのことなんか考えずに
宇宙も人間も忘れて

とおくとおく眠ってゆける

疲れたよ。

君と話すのはもう疲れた。
終わらないんだ。
この話は。
もう何度も言ったじゃないか。

俺は死んだって。
もう、死んだって。
はやく忘れてくれ。

俺を死なせてくれ。

俺は!

僕とおんなじで、、

「『時計が嫌いだ。』」