上野の森美術館での開催当初から、ず~っと氣になっていた「聖地チベット展」。
今回は、「ポタラ宮と天空の至宝」というサブタイトルの通り、チベット各地の寺院や博物館・宮殿などから、チベット密教の美術品や芸術品、医学や生活の美術品、楽器などが選ばれ、さらにその中の3割以上が国宝級というものでした。
自分でも不思議なのですが、私は、どちらかというと、仏教芸術の場合は仏像や仏画あなどの美術品に、キリスト教芸術の場合は教会や修道院などの建物に興味があるので、これは本当に行きたい!と切望していました。
年末に行く予定を組みながらも行けなかったので、最終日(1月11日)目前の今日、やっと行くことができました!
まず感激したのが、入口を入ってすぐのところに、おみくじ箱(のようなもの)があり、皆さん、そこに手を入れて、選んだ紙を読んで喜んでいます。
私も早速、挑戦!
引いたものを確認してみると、やはりおみくじのように小さくたたまれた紙に、「守りがみ」として、チベット密教の神々が書かれています。
ちなみに、私は「緑ターラー」という女神でした。
意味は・・・「緑ターラーは観音の涙から生まれた女神。ターラーは、サンスクリット語で〔救う〕という意味。苦しみを取り除き、金運財運を与えてくれる守り神。」ということだそうです。
思いがけないおみくじと、素敵な結果に大感激!!!
その後、本当に素晴らしい美術品・芸術品の数々を拝見しましたが、やはりインド・カシミール地方に隣接しているからか、如来像や釈迦像などは、日本とは違い、かなり彫りが深い感じです。
だからでしょうか、いつのまにか仏像を見るというよりも、一つの芸術品を見るような感覚になってきました。
特に千手観音像と、「タンカ」と呼ばれる曼荼羅は美しくて、言葉も出ないくらい感動しました。
あと残り3日ですし、きっと混雑すると思うのですが、興味のある方は、せっかくの機会なので、見ておいて損は無いと思います。