さて、いよいよ待ちに待った法隆寺へ!
奈良からは、電車で20分ほど、そして法隆寺駅からはバスが出ています。
徒歩でも行けるようですが、もしバスの時間が合えば、バスの方が良いかもしれません。
(バスで、たしか15分くらい乗ったので)
バスを降りると、いきなり法隆寺の総門である南大門が目に飛び込んできます。
それはもう圧倒的な感じで、個人的には、今回の奈良旅行の中では、ここで一番力強いパワーを感じました。
今、思い出しても、不思議な感覚を覚えるような感じです。
そして、中に入ると、日本最古の五重塔が素晴らしい姿を見せてくれます。
大仏様もそうですが、1400年も前に、こんなにすごい建造物を作ってしまうなんて、本当にスゴイというか見事というか、言葉にならない感動をおぼえます。
やはり、こういう素晴らしい文化は、絶対に大切にするべきものであり、ここから造った方たちの思いや願いを受け継いでいけるような国、そして世界であってほしいなと思います。
夢殿までは、少し歩くので、途中で、国宝の百済観音が安置してあるお堂に入りました。
この観音様は、日本を代表する国宝・美術品でありながら、誰がいつ作ったのかは謎ということでした。
でも、そんなことは考えなくても良いくらい、本当に素晴らしい観音さまです。
拝見するのは初めてなのに、なんだかとても懐かしく包まれるような温かさを感じ、ここでもまたしばらく動けなくなってしまいました。
この百済観音さまといい、清水寺の千手観音さまといい、大仏様といい、今回は素晴らしい仏像にたくさん出会うことができて、とっても幸せな旅になりました。
それから、日本最古の食堂や当時の僧たちの寮などを見ながら、夢殿へ。
「ここに聖徳太子がいたのだ」と思うと、わけもなく感動してしまいました。
確かに、飛鳥時代も好きな時代ではありますが、法隆寺でここまで氣持ちが盛り上がるのには、自分でもビックリしました。
確かに、ここも重厚なパワーがある場所の一つだと思います。