京都府八幡市橋本中ノ町にある橋本駅は、大阪市の淀屋橋駅から京都市の三条駅までを結んでいる京阪電鉄(初代)京阪本線(49.3km)の駅として、1910(明治43)年4月15日に開業しました。
8両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する有人駅(早朝・深夜は無人)です。
駅舎(改札口)は上り・下りそれぞれのホームの樟葉寄りにありますが、改札内で上下線ホーム同士の移動はできません。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は5,044人で、これは京阪本線の全40駅中38位です。
この橋本駅は、京阪本線において大阪側から見て京都府内で最初の駅です。
橋本駅が属する京阪電鉄京阪本線は大阪と京都を結ぶ路線ですが、並行して走っている東海道本線(JR京都線)や阪急京都本線とは異なり、淀川の南側を通っています。
また、大阪側の京橋駅~樟葉駅間ではJR片町線(学研都市線)、京都側の中書島駅~東福寺駅間ではJR奈良線や近鉄京都線とも並行しています。
<橋本駅の年表>
・1910(明治43)年4月15日:京阪電鉄(初代)京阪本線の駅として開業
・1917(大正6)年10月1日:大正大洪水で枚方東口駅~樟葉駅間の築堤が崩壊して運休したことにより、営業休止
・1917(大正6)年10月14日:営業再開
・1943(昭和18)年10月1日:太平洋戦争中の陸上交通事業調整法に基づく戦時企業統合政策により、京阪電鉄と阪神急行電鉄が合併して京阪神急行電鉄(後の阪急電鉄)となり、同鉄道の駅となる
・1949(昭和24)年12月1日:京阪神急行電鉄より京阪本線・交野線・宇治線・京津線・石山坂本線の各路線が分離譲渡される形で京阪電気鉄道(2代目)が発足したことにより、同鉄道の駅となる
・1965(昭和40)年4月23日:下りホームに駅舎(改札口)を新設したことにより、構内踏切を廃止
・1986(昭和61)年4月1日:朝と夕方のラッシュ時に禁煙タイムを実施
・1989(平成元)年10月1日:プリペイドカード「Kカード」の利用が可能になる
・1993(平成5)年1月30日:ホームを8両編成対応に延長する、駅舎の改築とスロープの設置
・1994(平成6)年5月1日:喫煙所を除き駅構内終日全面禁煙化
・1999(平成11)年4月1日:「スルッとKANSAI」対応カードが利用可能になる
・2004(平成16)年8月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
・2012(平成24)年10月14日:ホーム異常通報装置を設置
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、TOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2016(平成28)年3月19日:ダイヤ改正で日中の普通電車の運用がなくなり、準急のみ停車する時間帯が生まれた
(駅 名 標)
(踏切上から出町柳方面を望む)
(下りホームの駅舎)
(下りホームの駅舎内)
(上りホームの駅舎)
撮影年月日:2018(平成30)年12月9日