三重県多気郡多気町にあるJR東海の多気駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の駅です。
もともとは伊勢神宮への参詣路線として建設された参宮鉄道の相可駅(初代)として、1893(明治26)年12月31日に開業しました。
島式ホームの2面4線を有する直営(有人)駅で、1959(昭和34)年4月に建てられた駅舎があり、ホームとは跨線橋で連絡しています。
2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は612人です。
この多気駅は交通の要衝として、特急「南紀」を含むすべての列車が停車します。
<多気駅の年表>
・1893(明治26)年12月31日:参宮鉄道の相可駅(初代)として開業
・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により参宮鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄参宮線となり、同線の駅となる
・1923(大正12)年3月20日:駅名が相可口駅に改称される
・1959(昭和34)年4月 :現在の駅舎が竣工
・1959(昭和34)年7月15日:駅名が多気駅に改称される
・1959(昭和34)年7月15日:参宮線の亀山駅~多気駅間が紀勢本線に編入されたのに伴い、同線の駅となる
・1984(昭和59)年2月1日:貨物取扱い廃止
・1987(昭和62)年3月31日:貨物取扱いを変圧器などに限り再開
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる
・2016(平成28)年4月1日:亀山駅~鵜殿駅間貨物営業廃止に伴い、日本貨物鉄道の駅の廃止
(駅 名 標)
(亀山方面を望む)
(多気駅駅舎)
撮影年月日:2014(平成26)年12月30日