兵庫県川西市にある絹延橋駅は、川西能勢口駅と妙見口駅とを結んでいる能勢電鉄妙見線(12.2km)の駅として、1913(大正2)年4月13日に開業しました(開業時は能勢電気軌道)。
6両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅です。
平屋の木造駅舎が上りホーム(川西能勢口行きホーム)の南側にあり、下りホームへは構内踏切で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は1,742人で、これは妙見線の全14駅中10位です。
かつては当駅の西側に絹延橋車庫がありましたが、平野車庫の完成に伴って1966(昭和41)年1月に廃止されました。
絹延橋駅が属する能勢電鉄妙見線は、もともとは妙見山の能勢妙見堂への参拝客を当て込んで建設された路線で、線形の悪い山間の路線を単行の小型車が行き交うようなローカル色の強い路線でしたが、1960年代に入ると沿線の宅地開発が進んだことにより人口が増加したことに伴ってニュータウン路線へと変貌を遂げ、現在では、能勢妙見堂の参拝客よりも、通勤・通学客の利用が主となっています。
<絹延橋駅の年表>
・1913(大正2)年4月13日:能勢電気軌道の駅として開業
・1966(昭和41)年1月25日:平野車庫の完成に伴い、絹延橋車庫が廃止される
・1966(昭和41)年12月3日:ホームを3両分に延長する
・1967(昭和42)年11月30日:複線化にため駅を改良する
・1978(昭和53)年10月1日:社名が能勢電鉄に改称され、同社の駅となる
・1996(平成8)年3月20日:「スルッとKANSAI」対応共通磁気カードの自動改札機での取り扱い開始
・2004(平成16)年8月1日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2013(平成25)年12月21日:駅ナンバリングの導入
・2016(平成28)年6月10日:交通系IC乗車カード全国相互利用開始により、Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
(駅 名 標)
(川西能勢口方面を望む)
(踏切上から妙見口方面を望む)
(絹延橋駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2018(平成30)年5月3日