京都府京田辺市田辺久戸にあるJR西日本の京田辺駅は、大阪環状線の京橋駅と関西本線の木津駅とを結んでいる全長44,8kmの片町線(学研都市線)の駅です。 もともとは関西鉄道の一般駅として、1898(明治31)年4月12日に開業しました。
かつては相対式ホーム2面2線で中線もありましたが、現在は7両編成対応の島式ホーム2面3線を有する列車交換可能な直営駅です。
開業時に建てられた木造駅舎(旧駅舎)は、2002(平成14)年2月に橋上駅舎に建て替えられました。
2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は6,252人で、これは起終点駅を除く片町線の全22駅中13位です。
この京田辺駅の東方約300mの所に、近鉄京都線の新田辺駅があります。
京田辺駅が属する片町線は、JR西日本のアーバンネットワークに含まれる路線の一つで、生駒山地の北端を廻り、大阪府北河内地域の各都市や京都府南部に広がる住宅地と大阪・阪神方面との通勤・通学路線となっています。 また、この片町線は関西の国鉄線で初の電化区間だったので、関西国電発祥路線とも言えます。 さらに、国鉄では武蔵野線に次いで西日本地域としては初めて自動改札機を採用した路線でもあります。
<京田辺駅の年表>
・1898(明治31)年4月12日:関西鉄道の一般駅として開業
・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により桜ノ宮線となり、同線の駅となる
・1913(大正2)年11月15日:線路名称の改定により桜ノ宮線が片町線に編入され、同線の駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1988(昭和63)年3月13日:路線愛称の制定により「学研都市線」の愛称を使用開始
・1997(平成9)年3月8日:駅名が京田辺駅に改称される
・2002(平成14)年2月2日:橋上駅舎が竣工
・2002(平成14)年3月23日:当駅までの7両編成での運転開始により、編成の一部(3両)の切り離し・増結作業が始まる
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2003(平成15)年11月1日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年3月23日:全区間7両編成での運転開始により、当駅での切り離し・増結作業が終了
・2010(平成22)年10月21日:組織改正により、近畿統括本部の管轄に変更される
・2011(平成23)年3月8日:接近メロディの導入
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始(10種類)により、PASMOなども利用可能になる
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(木津方面を望む)
(京田辺駅駅舎・西口)
(駅 舎 内)
(京田辺駅駅舎・東口)
(旧田辺駅駅舎)