鳥取県鳥取市にあるJR西日本の用瀬駅は、山陰本線の鳥取駅と姫新線の東津山駅とを結ぶ全線単線非電化の因美線(70.8km)の一般駅として、1919(大正8)年12月20日に開業しました(開業時は因美軽便線に所属)。
島式ホーム1面2線を有していて列車交換可能な無人駅です。
古い木造駅舎が今も健在です。
用瀬駅が属する因美線は、かつて津山線とともに陰陽連絡路線としての役割を果たしており、急行「砂丘」も運行されていましたが、1994(平成6)年12月3日に智頭鉄道が開業すると陰陽連絡路線の座を同鉄道に譲り、1997(平成9)年11月29日には線内唯一の優等列車だった急行「砂丘」も廃止されてしまいました。
<用瀬駅の年表>
・1919(大正8)年12月20日:因美軽便線の一般駅として開業
・1922(大正11)年9月2日:軽便線制度廃止により、因美軽便線が因美線に改称され、同線の駅となる
・1928(昭和3)年3月15日:因美線が因美北線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1932(昭和7)年7月1日:因美北線が因美線の一部となり、同線の駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(左は国鉄時代の駅名標:右は現在の駅名標)
(智頭方面を望む)
(鳥取方面を望む)
(用瀬駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:国鉄時代の駅名標のみ1991(平成3)年3月29日撮影、その他は2003(平成15)年5月24日撮影