お天気にも恵まれて、
やっと京都文化博物館へ見に行ってきました。
あまりにも沢山の展示品があって、最後は疲れましたが、
国宝や重要文化財の貴重な展示品を見る事が出来て
本当に良かったです♪
冷泉家が残したこの品々は、日本の宝です。
鎌倉時代に、藤原定家という人が古典作品を研究し、
写本してくれたおかげで、
現在も貴重な書物が伝わっている事に、
大変感慨深いものがありました。
それを代々守ってくれた冷泉家にも感謝です。
国宝の名月記は、細かい記述に
当時の様々な様子がわかります。
この時代に現れた彗星の事まで載っており、
定家は問い合わせもしていました。
その答えでさえ、一緒に載っていましたので、
本当に細やかな日記でした。
また誰が訪ねてきてどの写本を貸したという表記も細やかでした。
また紙で人形を作って、
色々な催しのリハーサル(覚え書のようなもの)の表示もありました。
どこから入ってどこから出るか。昔も儀式は大変だったのですね~
一番驚いたのは、沢山の私家集の存在です。
紙も筆も素晴らしいものが多くありました。
様々な名筆が見られ、紙の装飾が凝った写本も多く残っています。
時代によって、紙の装飾も、寸法も変遷していきますが、
現実に生きた人達の存在を知らせてくれます。
時代によっては、僧までも、和歌を写したり、
表紙・裏表紙に絵がありました。当時の貴重な資料です。
また和歌を僧はカタカナ表記で写したというのもはじめて知りました。
天皇でさえ、写本を借りていました。
その代々の天皇の直筆もそれぞれ個性的で、面白かったです。
前期展示は見られなかったのですが、
和歌の変体仮名を読めないのは残念でした。
前期と作品が変わっているので、両方を見たかったですね~
源氏物語の和歌を混ぜ込んで新しい和歌が作ってあったり、
当時の人達の教養がしのばれます。
源氏釈も生で見られたのはラッキーでした。
今回あまりにも近づきすぎて、
ガラスに頭をゴンと打つ人の音が多かったのには失笑でした~
また例の七夕の儀式なども、実際に飾ってありました。

文化博物館の入口には、紫式部像があります。

その後、近くのイノダ本店で珈琲をいただいて帰りました。
美味しかったです♪
暑くなったので、うっかりアイスを頼みましたが、
お水のコップまでイノダの印があったのには驚きでした。
(印マークがいつものじゃなかった?)
ホットなら、例のしっかりしたカップに、イノダ印がついていると思うのですが。
70周年記念というスプーンをお土産にもらいました。
イノダは喫煙席ではない、奥の洋館がお勧めです。


今回は、少し風邪気味だったので、
あまりあちらこちらへも寄らず、
遅くなったお昼を食べ、お漬物など買って帰りました。
またゆっくり京都には行きたいものです♪
