前回の京都風族博物館の展示、
写真が切れてしまったので、
少し足します。
十二ひとえなどの展示や、
かさねの種類で季節的なものを。
二十枚のかさね。重いでしょうね。
かさねの種類の一部のみパチリ。
衣に香りをつけるふせご、 髪の毛に足す毛束。縮毛は美しくない。
さて、京都に来ると、大垣書店が気になります。
久しぶりに四条のお店で、ゆっくりしました。
おしゃれな空間で、奥はモリタヤ?。
肉や京都名物もあり、高価なスーパーのようです。
(おしゃれなカフェも隣にあります)
こちらは、源氏物語のコーナーに
大垣書店推薦の本などが並んでいます。
前も買ったけれど、全部買いたかったー(笑)
学生時代は、大学の図書館と本屋が好きだったけれど、
流石に今はゆっくりする時間が無い。
しかも最近は重い本(新刊)は持ち帰るのが、苦手になり、
軽い文庫本を2冊買いました。字も小さいと見にくいと思うようになりました。
紫式部もロウソクの明かりで老眼の時はどうしたのでしょう。
立派な先生方のご本もまだありますが、挿絵も含め、
時代と共に変わってきたと思います。
光の君へ NHK大河のおかげで本が本当に沢山出ています。
内容をチェックしながら、
山本淳子先生、高木和子先生の本もあるけれど、
今回は比較的読みやすい本にしました。
1 木村朗子
「百首で読む源氏物語 和歌でたどる五十四帖 」
(平凡社新書)
中心になる和歌で、巻きごとのあらすじを。
和歌も奥深いですね。
2 岡本梨奈
面白すぎて誰かに話したくなる紫式部日記
(リベラル新書)
(こちらに老眼の話題もちらりとあり)
大河ドラマも参考にしたいですね。
ひとつ違うと思うのは、私はましろの琵琶設定。
たぶん
明石の上が紫式部に似ているという事でしょうが、
式部はかなり琴に精通していたと、
卒論で琴を調べた私はそう思います。
場面ごとの風景と心情がピッタリ。
(漢詩にもあるのかな?)
学生時代の亡き恩師は、枕草子もご専門でした。
今の定子や紫式部の注目を、
空で喜んでおられる事でしょう。
時代と共に解釈も違ってくるけれど、
千年以上の昔の人の生き様をあらわす平安女流文学。
日本の宝を大切にしたいですね♪
もうすぐ、祇園祭。
梅雨明け後はすざましい暑さでしょう。
皆様くれぐれもお体をご自愛ください。