源氏物語と共に

源氏物語関連

京都風俗博物館 (2)と、大垣書店の本

2024-07-15 11:09:24 | その他

前回の京都風族博物館の展示、

写真が切れてしまったので、

少し足します。

十二ひとえなどの展示や、

かさねの種類で季節的なものを。

 

二十枚のかさね。重いでしょうね。

 

かさねの種類の一部のみパチリ。

衣に香りをつけるふせご、 髪の毛に足す毛束。縮毛は美しくない。

 

 

さて、京都に来ると、大垣書店が気になります。

久しぶりに四条のお店で、ゆっくりしました。

おしゃれな空間で、奥はモリタヤ?。

肉や京都名物もあり、高価なスーパーのようです。

(おしゃれなカフェも隣にあります)

こちらは、源氏物語のコーナーに

大垣書店推薦の本などが並んでいます。

前も買ったけれど、全部買いたかったー(笑)

学生時代は、大学の図書館と本屋が好きだったけれど、

流石に今はゆっくりする時間が無い。

しかも最近は重い本(新刊)は持ち帰るのが、苦手になり、

軽い文庫本を2冊買いました。字も小さいと見にくいと思うようになりました。

紫式部もロウソクの明かりで老眼の時はどうしたのでしょう。

立派な先生方のご本もまだありますが、挿絵も含め、

時代と共に変わってきたと思います。

光の君へ NHK大河のおかげで本が本当に沢山出ています。

内容をチェックしながら、

山本淳子先生、高木和子先生の本もあるけれど、

今回は比較的読みやすい本にしました。

 

 

1 木村朗子 

「百首で読む源氏物語 和歌でたどる五十四帖 」

(平凡社新書)

中心になる和歌で、巻きごとのあらすじを。

和歌も奥深いですね。

 

2 岡本梨奈

面白すぎて誰かに話したくなる紫式部日記

(リベラル新書)

 (こちらに老眼の話題もちらりとあり)

 

大河ドラマも参考にしたいですね。

 

ひとつ違うと思うのは、私はましろの琵琶設定。

たぶん

明石の上が紫式部に似ているという事でしょうが、

式部はかなり琴に精通していたと、

卒論で琴を調べた私はそう思います。

場面ごとの風景と心情がピッタリ。

(漢詩にもあるのかな?)

学生時代の亡き恩師は、枕草子もご専門でした。

今の定子や紫式部の注目を、

空で喜んでおられる事でしょう。

時代と共に解釈も違ってくるけれど、

千年以上の昔の人の生き様をあらわす平安女流文学。

日本の宝を大切にしたいですね♪

 

もうすぐ、祇園祭。

梅雨明け後はすざましい暑さでしょう。

皆様くれぐれもお体をご自愛ください。