よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

「大阪の韓国」へ-大阪市生野区:鶴橋

2024年06月02日 | 大阪(大阪市内)
Tsuruhashi, Ikuno Ward, Osaka City

さてさて、山の辺の道を歩いて来たワタクシ達ですが、大神神社の参拝も終えることが出来ました


GWなので大神神社はかなりの参拝客で賑わっていました。最近よく思うのは、外国人の参拝客の方が参拝作法をよく知っているんですよ。
事前にyoutubeなどで見てきたり、ガイドブックなどに参拝作法が書かれたりしているのでしょうね


ではでは、大神神社を後にするとしましょうか


大神神社の周辺には「素麺」を食べさせるお店が数多くあるんです。神社がある桜井市三輪は「三輪そうめん」の産地として有名です。
三輪そうめん、兵庫の播州そうめん、香川の小豆島を「日本三大そうめん」と呼ぶそうですが、素麺の産地は日本各地にあるので
「三大そうめん」に関しては異論、反論がありそうですね


三輪駅から列車に乗って大阪への帰路に着きます。この駅ははJR桜井線の駅なのですが「万葉まほろば線」という愛称がありまして、
旅客案内などはすべて「万葉まほろば線」の名前が使われており、正式名の桜井線という名前を知らない人も多いようです


もちろんこのまま真っ直ぐ家に帰るはずがありません。JRから桜井駅で近鉄大阪線に乗り換え、まずは大阪市内へと向かうのです。
そして、ちょっと早めの夕食を楽しもう。いや、正確には「ちょっと早めから飲もう」ということですな


ワタクシ達が下車したのは鶴橋駅。この駅は生野区、東成区、天王寺区の三つの区が接する場所にあるのですが、
近鉄電車とJR大阪環状線が交わる交通の要衝で、乗降客も多いんです。
そして、この鶴橋駅の東側一帯は日本でも一番在日コリアンが多い地域で、駅の周辺には焼肉屋や韓国料理のお店が多いんです。
今回は「鶴橋で韓国料理を食べていこう」ということになったんですよ


時刻はまだ午後4時なので、まだ飲食店はさほど混んでいないだろうと思っていたのですが、GWということもあるのでしょう、
駅周辺の飲食店はどこもかなりの賑わいで、混雑していました。
ワタクシ達は駅から少し離れた場所まで歩いて行くと、いい感じのお店がありました


「アズマポチャ」というお店なのですが、元気なオモニ達が切り盛りしているお店です。
ではでは中に入るとしましょうか

「アズマポチャ」…大阪市東成区東小橋3-18-22

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私は大阪市生野区出身なので、この界隈はホームタウンのような場所なんです。
ただ、私が子どもだった頃は「鶴橋のあたりは危ないから行ったらあかん」と言われ、若い女性などが来るような場所でありませんでした。
今は韓国料理、韓国のコスメ、韓流スターのグッズなどのお店に若い女性のグループ、カップルなどが訪れる様子を見ると、
いい意味で「時代は変わったなぁ」と思いますわ。



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昭和レトロな商店街-大阪市西成区:玉出

2024年05月19日 | 大阪(大阪市内)
Tamade, Nishinari Ward, Osaka City

さてさて、住之江区北加賀屋で「アートな町並み」を楽しんだワタクシは、地下鉄四つ橋線の一駅分を歩いて北西に向かいました。
続いてやってきたのは大阪市西成区玉出というエリアです


玉出は「たまで」と読み、「たまだし」ではありません。まあ、いずれにせよパチンコ好きな人には縁起のいい地名かも知れません。
ここは「玉出本通商店街」というのですが、なんともレトロで昭和チックな看板のあるアーケードですねぇ


商店街のすぐ近くに「西成結劇場」という大衆演劇の劇場がありました。
昭和の時代ならともかく、今では大衆演劇なんて衰退の一途だと思うのですが、この西成結劇場はなんと今年の2月にオープンしてるんです。
ワタクシの実家の近くにも大衆演劇場がありまして、チンドン屋が賑やかに演劇の宣伝をやっていたのを覚えています


昭和レトロな玉出本通商店街の中をしばらく歩いていくと、ド派手な看板のスーパーがあるんです。
大阪では激安で有名な「スーパー玉出」なのですが、ここが一号店なんですよ。
安売りやネオンを随所に設置した派手な外装、24時間営業、年中無休等が売りのスーパーですが、
大阪府以外にはまだ進出していないようですね。ま、このド派手さは大阪以外では受け入れられない気がします


商店街の途中で北側に枝分かれしている「玉二商店街」というのがありました。
これは「たまに」と読むのであって、決して「たまふたつ」ではありません。
そして、この玉二商店街がレトロというのか、渋いというのか、よくぞこんな商店街が残っているなぁと思いましたわ


昼なお薄暗いアーケード商店街ですが、ここも大半の店舗は閉店しているようです。
寂れた駅前商店街というのは地方都市のみならず、大阪のような大都市でも珍しい光景ではありません


ああ、なんと渋い看板なのでしょう。まるで星飛雄馬の姉の明子さんが、買い物カゴを下げて豆腐を買いにきそうな気がします。
ワタクシと同じ世代の男性なら、この表現をわかっていただけるに違いありません


この看板にはさらにビックリ。市内局番の最初が「66」と二桁になっていますが、ワタクシが物心がついた時には、
大阪市内はもう「717」のように三桁になっていました。ということは、この看板はいつ描かれたものなんでしょうね


南海電車、そして大阪メトロ(地下鉄)の駅からもほど近い場所に、時の流れから取り残されたような商店街がありました


南海電鉄岸里玉出駅側の玉出本通商店街の出口の側には、高層マンションが建っていました。
違う時代が同居しているかのような気がしたのでした


そして、家に帰ったらヘアカットを済ませた紋クンが待っていてくれました


もともと童顔の紋クンなのですが、ヘアカットをすると一層幼く、いや、若々しく見える気がします。
アホ親達は「紋ちゃんは可愛いなぁ」「とても14歳には見えへんで」とアホぶりを爆発させたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


この日は電車で来たので、玉出の商店街で何か食べながら、ちょっとビールでも飲んでいこうかなと思っていたんですよ。
でも、残念ながら私にとって手頃なお店がありませんでした。
私にしては珍しいことなのですが、電車を利用して撮影に行ったのに、一滴もお酒を飲むことなく帰宅したのでした。



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こんなところになぜ-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月18日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、北加賀屋の町を歩いていると空き地のような場所があったのですが、
そこに「なんでこんな場所に?」と思うようなものがありました


これってロンドンなどで見かける二階建てバスですよね。でも、なんでこんな場所にあるのかと不思議に思い近づきました


「ピカデリーサーカス(PICCADILLY CIRCUS)」の文字が見えます。ピカデリーサーカスといえば、
ロンドン中心部にある広場の名前です。ということはやっぱりロンドンから運ばれてきたバスなのかなぁ


あらあら、この路面電車はワタクシには懐かしい大阪市電の車両じゃないですか。
大阪市電は1969年で全廃されたのですが、ワタクシが通っていた小学校の横にある通りを走っていたんです。
「さよなら運転」のようなものがあったことを微かに覚えています。
でも、どうしてこんな場所に大阪市電の車両があるのか、二階建てバスとともに不思議でなりません。
なお、ワタクシは大阪市電の下半分があずき色、上半分がクリーム色という色合いはいいデザインだなって思います


これはグラフィックデザイナー SYUJI L Volkovの作品だそうです。
左側には「活発/低調」、右側には「革新/保守」という相反する言葉が書かれてあります


古いアパートですが「AP art MENT」と書くことで、ちょっとしたアートに変わるんですね。面白いなぁ


およそ「アート」「芸術」とは無縁のように見えるワタクシですが、時にはこういう散策もするのです


初めて歩いた北加賀屋の町ですが、ワタクシには実に興味深い散策でした


ではでは、北加賀屋を後にして、ちょっと隣の町まで歩いて行くとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、デビッド・ボウイ、オアシス等々、英国のロックが好きだったせいで
イギリスという国に、あるいはロンドンやリバプールという町に対して憧憬の気持ちをずっと抱いていました。
一度は行きたかった英国ですが、今の記録的な円安では英国に行くのは夢のまま終わってしまいそうです。



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Perfect Day-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月17日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシにとって住之江区北加賀屋の「アート散策」は楽しい散策でありました


これ、安いゲストハウスの壁に描かれていたんです。建物の前にはバックパッカーが数名いました


バックパッカー達もこの壁画を写真に撮っていました。日本的なイメージなのでしょうかね


どこにどんな作品があるのかわからないので、見落とすことがないように注意深く歩いていきます


とは言え、この壁画は見落とすことはありませんな


Ben Eineというイギリス人アーティストの作品なのですが、最初は適当に文字が羅列してあるのかと思ったのですが、
よく読んでみるとちょっとビックリしました


「Such a perfect day. I'm glad I spent it with you」と描いてあるんです。
ワタクシ、Lou Reedというニューヨークのミュージシャンが大好きなのですが、このフレーズって彼が1974年に発表した
「Perfect Day」という歌の歌詞の一部なんですよ。日本ではLou Reedってあまり知名度が高くないのですが、
もうかなり前の映画なのですが、ユアン・マクレガーが主演だった「トレインスポッティング」という映画の中で、
また、去年に役所広司さんが主演で公開された「PERFECT DAYS」という映画の中でもこの曲が使われていたので、
聞いたことがある人も多いのじゃないでしょうか

Lou Reed - Perfect day[和訳/lyrics]



さらに歩いていくと、ワタクシ好みの壁画がありました。これはdotmastersという英国人アーティストの作品です。
無邪気な子どもが高価な絵画に落書きをしている…そんなコンセプトなのでしょうか


真ん中の絵はダ・ヴィンチの「モナリザ」、右の絵はアンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」ですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ルー・リードやデビッド・ボウイ、日本では忌野清志郎や鮎川誠など、若い頃から好きだったミュージシャンが次々に亡くなっていきました。
ティーンエイジャーだった私が60代になるのですから、好きだったミュージシャンが老いていき、死去していくのも当然といえば当然です。
でも、彼らが奏でた音楽は永遠に残ります。私は今でも70年代や80年代の音楽に心惹かれるのです。



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文化住宅-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月16日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシは住之江区北加賀屋の町をカメラを首から下げながら、ワクワクした気持ちで散策していました


「ザ・昭和」と言いたくなるような路地がありました。このような場所がワタクシの原風景。
ワタクシはこういう感じの場所で生まれ育ったんですよ


この建物は「千鳥文化」といい、昭和30年代に建てられた文化住宅をリノベーションしたものなんです。
ところで、「文化住宅」という言葉をワタクシは普通に使っていましたが、これって大阪(関西)独特の言葉らしいですね


高度経済成長期、大阪では多くの労働者が生活するための住宅不足に対応するため、
大量に供給された2階建ての集合住宅のことを文化住宅と呼んだことでこの言葉が定着しました。
それまで、長屋や下宿屋などの集合住宅では風呂無し、台所とトイレは共用となっているのが一般的でした。
それを、各戸に台所とトイレを設けたものが、長屋などと比べて「文化的な生活」ということで、文化住宅の名が付いたとされています。
思わず憲法25条の「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という文章を思い出しますわ


風呂無しという点に関しては、当時は給湯設備が高価であったことや、人口密集地には必ず銭湯があったことで、
特に住居選びのポイントとしてはそれほど重要視されていなかったようです。
ワタクシが育った大阪市生野区も、自宅から徒歩10分の範囲内に4軒の銭湯がありました


昭和30年代に作られた文化住宅の多くは老朽化によって解体されていきました。
特に大阪市内では文化住宅を取り壊して、マンションを建てた場所が多いです。
でも、こうしてリノベーションされた文化住宅も時々見かけることがありますね


こちらは古い長屋がカフェ、美容室、服屋などに変わっていました。こういうのが「昭和レトロ」になるのでしょうか


自転車のホイールを大量に使ったフェンスがありました


「みんなののうえん」という地域住民の農園を囲うフェンスでした。これもちょっとオシャレですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私は下町の路地裏で育ちました。そこは「向こう三件両隣り」という言葉がふさわしい、雑多ですが人情の厚い場所でした。
プライバシーだとか個人情報なんて言葉がない時代でしたので、近所の家庭内の状況などは筒抜けでした。
お節介な人や詮索好きな人も多かったですが、面倒見のいい人も多かったんですよ。懐かしい思い出です。



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