よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

商店街を横切る鉄路-大阪府堺市:綾之町東商店街

2025年02月11日 | 大阪(大阪市以外)
Ayanocho Higashi Shopping Street, Sakai City, Osaka Pref.

さてさて、ワタクシは阪堺電車の線路に沿って堺市を北から南に向かって歩いて行きました


線路沿いに高須神社という小さな神社があります。鳥居の向こうには昭和の雰囲気そのままのアパートがありました


こちらは阪堺電車の高須神社停留所です。不思議なのは駅の名前が「たかすじんじゃ」ではなくって、
「たかすじんしゃ」なんです。なぜ「じんしゃ」と読むのか、由来は不明だそうですわ


列車の車体に「安心の質屋さん」という言葉が書かれています。ワタクシは人生の中で質屋というものを利用したことがありませんが、
今の時代でも質屋というのは需要があるんですかね


この辺りは時代の流れから取り残されたかのような風景を見ることが出来ます。
「チン電」と親しまれてきた阪堺電車が、これからも存続してくれることを願うばかりです


鉄道の線路脇にこのような標識を見かけたことはないでしょうか。
これは「勾配標」と言い線路の勾配を示す標で,勾配が変化するところに設置されるんです。
この場合は「ここから先は7‰の上り坂である」というのを示しているんです。
ちなみに「‰」は「パーミル」と読み、1000m進むと何m昇降する かを表しています。
つまりこの勾配標は「ここからは1000m進むと7m上昇する上り坂ですよ」ということを示しているんですね


「綾之町東商店街」という、これまた昭和チックな商店街が見えてきました。この商店街、ワタクシのお気に入りなんです


中に入っていくと大半のお店がシャッターを下ろした状態です。今やこのような商店街は日本中どこでも見ることが出来るので、
特別に珍しいものではありません。では、なぜワタクシがこの商店街が好きなのかと言いますと…


ここ綾之町東商店街は、商店街のド真ん中を阪堺電車の線路が通っているという珍しい商店街なんです。
先に商店街があって、その真ん中を線路がぶち抜いたのか、それとも先に線路があって、後から商店街が出来たのか。
その辺りはよくわからないのですが、いずれにしてもワタクシには魅力的な光景なんです

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私の自宅に程近い場所にある駅前商店街も年々店舗が閉店していき、気がつけばシャッター街と化してしまいました。
一方で国道沿いには「ららぽーと」「イオン」などの大型店舗が次々に開店していき、活況を呈しています。
これも時代の流れなのでしょうが、商店街で客とお店の人が「にいちゃん、もうちょっとオマケしてや」
「かなわんなぁ。今日だけでっせ」みたいなやりとりをしていた姿は、もう見ることが無くなるのでしょうね。



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