Toukouji Temple, Hagi City, Yamaguchi Pref.
さてさて、萩市にやって来たワタクシ達は松陰神社を後にして、次の目的地に向かいました。
松陰神社から歩いて10分ほどの場所に静かに佇む東光寺が次の目的地です。
東光寺は元禄4年(1691年)に萩藩3代藩主毛利吉就が建立しました。吉就は若くして黄檗宗に帰依して、
黄檗宗の本山である京都の萬福寺に範を求めて広壮な堂を建立し、萩出身の高僧・慧極道明禅師を開山に迎えたそうです。
この建物は総門ですが、ベンガラが塗られた赤っぽい色が印象的です。
ワタクシは40年少し前に萩を訪れたのですが、東光寺に足を踏み入れた瞬間に「ここのお寺は来たことあるわ」と記憶が蘇りました。
ワタクシが訪れたのは4月初めでした。この三門の向こうに見事な桜が咲いていたことをはっきりと覚えていました。
ここ東光寺は黄檗宗の寺院ですが、黄檗宗は日本の三禅宗のうち、江戸時代開府はじめの明朝復興の願いに始まった一宗派です。
江戸時代初期に来日した隠元隆琦を開祖とするのですが、曹洞宗と臨済宗が長い年月の中で日本化していったのに対して、
江戸時代に伝わった新しい宗派であるために中国風の雰囲気を色濃く残しているんですよ。
この建物は本堂である大雄宝殿です。ワタクシはこの建物を見た瞬間、「やっぱり萬福寺に似ているなぁ」と思いました。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/80ac19c812300049e167e845fa828f8b
そして、ワタクシにはもう一つの記憶がありました。40年少し前にこの場所に来た時なのですが、
それまで萩市内の数カ所で同じ女性と何度か出会い、ここでもまた出会うことになったんです。
彼女と目があったので「さっきもお会いしましたね」と言うと、「これで四度目ですよね」と笑顔で返事が返って来ました。
話をしてみるとワタクシと同い年の女子大生で、静岡から一人旅をしているとのことでした。
なんとその日の宿泊場所も同じユースホステルであることもわかり、その後は一緒に萩市内を散策したんです。
夜もユースホステルでいろんな話をしました。明るくて笑顔が似合う可愛い女性でした。
翌日は一緒に下関まで行き下関を散策した後に彼女は岩国へ、ワタクシはアルバイトがあるので大阪に帰らねばなりませんでした。
互いに住所を交換して、旅が終わった後は何度も手紙でやりとりをしたんです。
大学を卒業して就職してからは手紙のやり取りも終わってしまいましたが、彼女は今どうしているのかな、そんなことを思いました。
幸せに暮らしていてほしい、今も屈託のない笑顔を浮かべて元気でいてほしい、ワタクシはそう願いました。
山口県萩市…ワタクシにとっては、ちょっとセンチメンタルな思い出が残る町なんです。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
学生時代、よくユースホステルに泊まりました。当時は一泊二食つきで2500円くらいだったと記憶しています。
見知らぬ人達と相部屋になり、ユースホステルで友人になった人も何人もいました。
今の時代、ユースホステルってどうなってるんでしょうね。
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さてさて、萩市にやって来たワタクシ達は松陰神社を後にして、次の目的地に向かいました。
松陰神社から歩いて10分ほどの場所に静かに佇む東光寺が次の目的地です。
東光寺は元禄4年(1691年)に萩藩3代藩主毛利吉就が建立しました。吉就は若くして黄檗宗に帰依して、
黄檗宗の本山である京都の萬福寺に範を求めて広壮な堂を建立し、萩出身の高僧・慧極道明禅師を開山に迎えたそうです。
この建物は総門ですが、ベンガラが塗られた赤っぽい色が印象的です。
ワタクシは40年少し前に萩を訪れたのですが、東光寺に足を踏み入れた瞬間に「ここのお寺は来たことあるわ」と記憶が蘇りました。
ワタクシが訪れたのは4月初めでした。この三門の向こうに見事な桜が咲いていたことをはっきりと覚えていました。
ここ東光寺は黄檗宗の寺院ですが、黄檗宗は日本の三禅宗のうち、江戸時代開府はじめの明朝復興の願いに始まった一宗派です。
江戸時代初期に来日した隠元隆琦を開祖とするのですが、曹洞宗と臨済宗が長い年月の中で日本化していったのに対して、
江戸時代に伝わった新しい宗派であるために中国風の雰囲気を色濃く残しているんですよ。
この建物は本堂である大雄宝殿です。ワタクシはこの建物を見た瞬間、「やっぱり萬福寺に似ているなぁ」と思いました。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/80ac19c812300049e167e845fa828f8b
そして、ワタクシにはもう一つの記憶がありました。40年少し前にこの場所に来た時なのですが、
それまで萩市内の数カ所で同じ女性と何度か出会い、ここでもまた出会うことになったんです。
彼女と目があったので「さっきもお会いしましたね」と言うと、「これで四度目ですよね」と笑顔で返事が返って来ました。
話をしてみるとワタクシと同い年の女子大生で、静岡から一人旅をしているとのことでした。
なんとその日の宿泊場所も同じユースホステルであることもわかり、その後は一緒に萩市内を散策したんです。
夜もユースホステルでいろんな話をしました。明るくて笑顔が似合う可愛い女性でした。
翌日は一緒に下関まで行き下関を散策した後に彼女は岩国へ、ワタクシはアルバイトがあるので大阪に帰らねばなりませんでした。
互いに住所を交換して、旅が終わった後は何度も手紙でやりとりをしたんです。
大学を卒業して就職してからは手紙のやり取りも終わってしまいましたが、彼女は今どうしているのかな、そんなことを思いました。
幸せに暮らしていてほしい、今も屈託のない笑顔を浮かべて元気でいてほしい、ワタクシはそう願いました。
山口県萩市…ワタクシにとっては、ちょっとセンチメンタルな思い出が残る町なんです。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
学生時代、よくユースホステルに泊まりました。当時は一泊二食つきで2500円くらいだったと記憶しています。
見知らぬ人達と相部屋になり、ユースホステルで友人になった人も何人もいました。
今の時代、ユースホステルってどうなってるんでしょうね。
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