Kanmon Strait, Shimonoseki City, Yamaguchi Pref.
さてさて、下関の町を歩いてきたワタクシ達は、いよいよ関門橋の下へとやって来ました。
関門橋は山口県下関市と北九州市門司区を結ぶ全長1.068mの吊り橋です。1973年に開通しました。
ワタクシは家人の実家(大分県)に帰省する際、いつもこの関門橋を車で通って行くんです。
そして、関門橋の下には関門トンネル人道があるんです。ワタクシ達は関門トンネルを通って、対岸の門司に向かいます。
なお、関門トンネルという名前がつくトンネルは3つあるんですよ。建設年度が古い順に並べていくと
・1936年に開通した鉄道の関門トンネル(関門鉄道トンネルともいいます)
・1958年に開通した国道の関門トンネル(関門国道トンネルともいいます)
・1975年に開通した新幹線の新関門トンネル
なのですが、このうちの関門国道トンネルは徒歩でも通行できる人道トンネルも併設されておりまして、
ワタクシ達はこの人道トンネルを通って九州へと行くわけですな。
ワタクシは20歳の時にこのトンネルを歩いています。その時の記憶のままの姿が目の前に広がっています。
トンネルの中に入ったら少しは涼しいだろうと思っていたのですが、トンネルの中も十分に暑かったです。
トンネルの中間地点が山口県と福岡県の県境です。よっちん氏は速乾性の素材の服を着ていますが、もう汗でベトベトです。
この日の下関市の最高気温は35℃。拭っても拭っても汗が噴き出て来ますわ。
トンネルを抜けて北九州市門司区に入ります。するとすぐに和布刈神社(めかりじんじゃ)があるんです。
この和布刈神社ですが、ワタクシにはちょっと興味を惹かれる神社なんですよ。
ワタクシは中学生の頃から松本清張の推理小説が好きで、清張氏の小説はほぼ読破したように思います。
清張氏の隠れた名作に「時間の習俗」という作品があり、この和布刈神社が事件の鍵を握る場所になるんです。
神奈川県で起こった殺人事件の容疑者が、事件の数時間後にはここ和布刈神社で行われていた新年の神事を見物し、
写真に収めているという完全すぎるアリバイを主張するんですね。
この場所がその新年の神事を行う場所です。毎年旧暦元日の早朝に3人の神職が干潮の海に降りて鎌でワカメを刈りとり、
それを神前に供えて航海の安全、豊漁を祈願するという神事なんですよ。
ワタクシ、感慨深くこの場所を眺めていたのでした。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
松本清張の作品には心惹かれるような場所、舞台がよく登場します。
代表的な作品でいえば「ゼロの焦点」の石川県能登半島、「点と線」の東京駅や福岡県香椎海岸、「砂の器」の島根県亀嵩などです。
私が松本清張の作品が好きだった理由の一つは、彼の作品は推理小説であると同時に優れた紀行文であったからなんですよ。
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さてさて、下関の町を歩いてきたワタクシ達は、いよいよ関門橋の下へとやって来ました。
関門橋は山口県下関市と北九州市門司区を結ぶ全長1.068mの吊り橋です。1973年に開通しました。
ワタクシは家人の実家(大分県)に帰省する際、いつもこの関門橋を車で通って行くんです。
そして、関門橋の下には関門トンネル人道があるんです。ワタクシ達は関門トンネルを通って、対岸の門司に向かいます。
なお、関門トンネルという名前がつくトンネルは3つあるんですよ。建設年度が古い順に並べていくと
・1936年に開通した鉄道の関門トンネル(関門鉄道トンネルともいいます)
・1958年に開通した国道の関門トンネル(関門国道トンネルともいいます)
・1975年に開通した新幹線の新関門トンネル
なのですが、このうちの関門国道トンネルは徒歩でも通行できる人道トンネルも併設されておりまして、
ワタクシ達はこの人道トンネルを通って九州へと行くわけですな。
ワタクシは20歳の時にこのトンネルを歩いています。その時の記憶のままの姿が目の前に広がっています。
トンネルの中に入ったら少しは涼しいだろうと思っていたのですが、トンネルの中も十分に暑かったです。
トンネルの中間地点が山口県と福岡県の県境です。よっちん氏は速乾性の素材の服を着ていますが、もう汗でベトベトです。
この日の下関市の最高気温は35℃。拭っても拭っても汗が噴き出て来ますわ。
トンネルを抜けて北九州市門司区に入ります。するとすぐに和布刈神社(めかりじんじゃ)があるんです。
この和布刈神社ですが、ワタクシにはちょっと興味を惹かれる神社なんですよ。
ワタクシは中学生の頃から松本清張の推理小説が好きで、清張氏の小説はほぼ読破したように思います。
清張氏の隠れた名作に「時間の習俗」という作品があり、この和布刈神社が事件の鍵を握る場所になるんです。
神奈川県で起こった殺人事件の容疑者が、事件の数時間後にはここ和布刈神社で行われていた新年の神事を見物し、
写真に収めているという完全すぎるアリバイを主張するんですね。
この場所がその新年の神事を行う場所です。毎年旧暦元日の早朝に3人の神職が干潮の海に降りて鎌でワカメを刈りとり、
それを神前に供えて航海の安全、豊漁を祈願するという神事なんですよ。
ワタクシ、感慨深くこの場所を眺めていたのでした。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
松本清張の作品には心惹かれるような場所、舞台がよく登場します。
代表的な作品でいえば「ゼロの焦点」の石川県能登半島、「点と線」の東京駅や福岡県香椎海岸、「砂の器」の島根県亀嵩などです。
私が松本清張の作品が好きだった理由の一つは、彼の作品は推理小説であると同時に優れた紀行文であったからなんですよ。
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