Shinmachi Town, Shimabara City, Nagasaki Pref.
さてさて、ここ島原市は「水の都」と呼ばれ、市内の60カ所以上から清らかな水が湧き出ています。
島原市の新町一帯はそんなきれいな湧水を利用して鯉を放流しているエリアです。
町並みの雰囲気もいい感じなんですよ。ワタクシ、こういう町を歩いていると気持ちが落ち着くんですよね。
新町にはこういう水路があるのですが、とにかく水が綺麗なんですよ。そして湧き水なので、水温が年間同じなんです。
真夏でも13度から15度だそうですから、中高生なら真夏の部活の帰りなどには頭を水路に入れたくなるでしょうね。
そんな新町の一角に四明荘という建物があるんです。以前もここに来たことがあるのですが、今回も訪ねることにしました。
ここは明治後期から大正後期ごろに伊東元三という開業医師が別邸として建築した建物で、
四方の眺望に優れていることから「四明荘」と名付けられたそうなんですよ。
座敷に行きますと座敷は正面と左側面の二方が池へ張り出して縁を廻しており、なかなかいい雰囲気なんですよ。
そして、縁へ足を運んでみると素晴らしいものが目に飛び込んでくるんです。
この池には一日3000トンの湧水が流れてくるんです。その湧水の清冽な美しさに感動すら覚えます。
そして、あまりにも水が澄んでいるために、鯉が宙に浮くかのように見えるんですよ。
年間を通して水温も変わらないので、ここで暮らす鯉にはストレスが溜まらないだろうなと思ったりもします。
でも、ふと思ったのは鯉ってあまりにも澄みきった水よりも、適度に濁った水の方が好きなんじゃないのかなってことなんです。
というのは「寛政の改革」で有名な老中松平定信は、清廉潔白な人物として有名でした。
彼は田沼意次、意知の時代の賄賂にまみれた政治を立て直そうと厳しい締め付けをしていくのですが、
その時に「白河の清きに魚も住みかねてもとの濁りの田沼恋ひしき」という歌が詠まれました。
この歌はもちろん真面目すぎる松平定信の政治を皮肉ったものなのですが、
ワタクシ、この歌の印象が強くって鯉や鮒というのは適度に汚い水が好きなのかなっていつも思うんですよ。
軒下からはコンコンと水が湧いていました。あらためて、日本って水に恵まれた国だなぁって感じたワタクシでした。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
外国を旅すると、水道水の水を飲むことが出来ない国が大半です。日本のように安心して水道水を飲める国は希少なんですよ。
かつて「日本人は水と平和はタダだと思っている」と、日本を揶揄した言葉がありましたが、
水と平和が当たり前に享受できる国って素晴らしいなぁって思いますね。
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さてさて、ここ島原市は「水の都」と呼ばれ、市内の60カ所以上から清らかな水が湧き出ています。
島原市の新町一帯はそんなきれいな湧水を利用して鯉を放流しているエリアです。
町並みの雰囲気もいい感じなんですよ。ワタクシ、こういう町を歩いていると気持ちが落ち着くんですよね。
新町にはこういう水路があるのですが、とにかく水が綺麗なんですよ。そして湧き水なので、水温が年間同じなんです。
真夏でも13度から15度だそうですから、中高生なら真夏の部活の帰りなどには頭を水路に入れたくなるでしょうね。
そんな新町の一角に四明荘という建物があるんです。以前もここに来たことがあるのですが、今回も訪ねることにしました。
ここは明治後期から大正後期ごろに伊東元三という開業医師が別邸として建築した建物で、
四方の眺望に優れていることから「四明荘」と名付けられたそうなんですよ。
座敷に行きますと座敷は正面と左側面の二方が池へ張り出して縁を廻しており、なかなかいい雰囲気なんですよ。
そして、縁へ足を運んでみると素晴らしいものが目に飛び込んでくるんです。
この池には一日3000トンの湧水が流れてくるんです。その湧水の清冽な美しさに感動すら覚えます。
そして、あまりにも水が澄んでいるために、鯉が宙に浮くかのように見えるんですよ。
年間を通して水温も変わらないので、ここで暮らす鯉にはストレスが溜まらないだろうなと思ったりもします。
でも、ふと思ったのは鯉ってあまりにも澄みきった水よりも、適度に濁った水の方が好きなんじゃないのかなってことなんです。
というのは「寛政の改革」で有名な老中松平定信は、清廉潔白な人物として有名でした。
彼は田沼意次、意知の時代の賄賂にまみれた政治を立て直そうと厳しい締め付けをしていくのですが、
その時に「白河の清きに魚も住みかねてもとの濁りの田沼恋ひしき」という歌が詠まれました。
この歌はもちろん真面目すぎる松平定信の政治を皮肉ったものなのですが、
ワタクシ、この歌の印象が強くって鯉や鮒というのは適度に汚い水が好きなのかなっていつも思うんですよ。
軒下からはコンコンと水が湧いていました。あらためて、日本って水に恵まれた国だなぁって感じたワタクシでした。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
外国を旅すると、水道水の水を飲むことが出来ない国が大半です。日本のように安心して水道水を飲める国は希少なんですよ。
かつて「日本人は水と平和はタダだと思っている」と、日本を揶揄した言葉がありましたが、
水と平和が当たり前に享受できる国って素晴らしいなぁって思いますね。
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素晴らしい錦鯉ですね。
これだけ大きければ何十万円もするでしょうね。
ブログへのコメント有難うございました。
私も昨年は「よっちん」さんと同じような
節目を迎えました。
大分県日田市は5月の花火大会に何度か
訪れて私の好きな街の一つです。
また長崎へお越しください。
それも、澄みきってて、美しい水♪
実家に池があって、年に1~2回、水を
抜いて掃除するのが、大変でした~。
湧き水なら、そんな必要はないのかな?
鯉さんたちも、嬉しそうな気がします。
凸
水の豊かな所っていいですね~
しかもこんなに綺麗な水が
一日3000トンも!
四明荘、機会があったら行ってみます
全てを湧き水で補えるのでしょうか。
鯉もいきいきとして水は澄み切って
ます。日本は本当に水に
恵まれていますね。凸
今日も頑張りましょうね
ぽち
水が水道から飲めるのをまだ浄水器を通しています
穏やかな良い雰囲気を感じます
鯉がより美しく見えますね。
外国を旅すると、水がそのまま飲めないことを経験しますね。
水を買ってまで飲むということに慣れていないので、水の綺麗なことの大切さを感じます。
流石水の都島原市
溶岩で色々複雑な迷路ができてその中をくぐってくるのでしょうか
濾過されて不純物のない透明な水
これだけの水 大元の水源は何処にあるのか不思議です
一日3000トン すごいですね
鯉が 気持ちよさそうです