Takojizou Temple, Kishiwada City, Osaka Pref.
さてさて、ワタクシは大阪府岸和田市にやってまいりまして旧紀州街道を歩いていたのですが
紀州街道を南に向かって歩いていくと、次の写真のような光景に出会いました。
いつものようにワタクシの大好きな赤い郵便ポストがあるのですが、注目していただきたいのはその横の道標なんです。
道標には正面に平仮名で「たこぢぞう」右側には漢字で「天性寺」と彫り込まれてあるんですよね。
この道標の横を奥に入って来ますと…
ここに天性寺があるのですが、大阪人なら天性寺という名前は知らなくとも「蛸地蔵」という名前はご存知でしょう。
その由来は戦国時代の天正年間に紀州根来衆・雑賀衆の軍勢が岸和田に攻め込んで大乱戦となりました。
敵の勢いが物凄く城が危うくなった時、蛸に乗った一人の法師が現れて、次々と敵を薙ぎ倒しました。
(このあたりの荒唐無稽ぶりはなかなか面白いです)
しかし、敵勢が盛り返して、蛸法師を取り囲もうとした時、海辺より轟音をたてて幾千幾万の蛸の大群が現れ、
敵を殺害することなく退却させました。城主は喜び、その法師を探したが、結局分からなかったそうなんです。
ところがある夜、法師が城主の夢枕に立ち、自分は地蔵菩薩の化身であると告げたので、
その昔戦乱から守るため、堀に埋め隠し入れた地蔵菩薩像を出して祀ったのだそうですね。
その後、一般の人もその御利益が受けられるように、日本一大きいとされる地蔵堂に移され、現在に至っているのがこのお寺なんですよ。
そしてそして、これが南海本線の蛸地蔵駅なんです。南海本線には堺市の浜寺公園駅、諏訪ノ森駅などのモダンな西洋風の駅舎があるのですが
ここ蛸地蔵駅もステンドグラスのある西洋風の駅舎が鉄道ファン、レトロ建造物ファンに人気なんですよね。
左側の3枚のステンドグラスが、上述した岸和田の戦乱を描いたものですね。右側の2枚は岸和田城のようです。
駅前には蛸地蔵商店街があるのですが、どこの駅前商店街でもそうですが、人通りが少なく寂れているようです。
なんとか客足を伸ばそうと、「たこじろう」「た~こ」というようなゆるキャラを考えてみたり…
手作りの「たこすけ」を販売したり…
なんとか商店街を活性化させようと、皆さんが努力されている様子がよくわかりました。
パン屋さんまで「タコ」になっていたのには、ちょっと笑ってしまいました。
まさかとは思いますが、「たこ焼きパン」なんてのがあったりしたらすごいですね。
さあ、それではお城の方に向かってみるとしましょうか。
城下町に行って、お城を素通りするわけにはいきませんからね。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
日本中どこに行っても駅前商店街は寂れ、廃れていく一方です。
私の住む町でも、駅前の商店街は半分近くの店舗のシャッターが降りたままです。
良心的な小売店が次々に無くなっていくのは、時代の流れとはいえ悲しさと切なさを感じるのです。
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さてさて、ワタクシは大阪府岸和田市にやってまいりまして旧紀州街道を歩いていたのですが
紀州街道を南に向かって歩いていくと、次の写真のような光景に出会いました。
いつものようにワタクシの大好きな赤い郵便ポストがあるのですが、注目していただきたいのはその横の道標なんです。
道標には正面に平仮名で「たこぢぞう」右側には漢字で「天性寺」と彫り込まれてあるんですよね。
この道標の横を奥に入って来ますと…
ここに天性寺があるのですが、大阪人なら天性寺という名前は知らなくとも「蛸地蔵」という名前はご存知でしょう。
その由来は戦国時代の天正年間に紀州根来衆・雑賀衆の軍勢が岸和田に攻め込んで大乱戦となりました。
敵の勢いが物凄く城が危うくなった時、蛸に乗った一人の法師が現れて、次々と敵を薙ぎ倒しました。
(このあたりの荒唐無稽ぶりはなかなか面白いです)
しかし、敵勢が盛り返して、蛸法師を取り囲もうとした時、海辺より轟音をたてて幾千幾万の蛸の大群が現れ、
敵を殺害することなく退却させました。城主は喜び、その法師を探したが、結局分からなかったそうなんです。
ところがある夜、法師が城主の夢枕に立ち、自分は地蔵菩薩の化身であると告げたので、
その昔戦乱から守るため、堀に埋め隠し入れた地蔵菩薩像を出して祀ったのだそうですね。
その後、一般の人もその御利益が受けられるように、日本一大きいとされる地蔵堂に移され、現在に至っているのがこのお寺なんですよ。
そしてそして、これが南海本線の蛸地蔵駅なんです。南海本線には堺市の浜寺公園駅、諏訪ノ森駅などのモダンな西洋風の駅舎があるのですが
ここ蛸地蔵駅もステンドグラスのある西洋風の駅舎が鉄道ファン、レトロ建造物ファンに人気なんですよね。
左側の3枚のステンドグラスが、上述した岸和田の戦乱を描いたものですね。右側の2枚は岸和田城のようです。
駅前には蛸地蔵商店街があるのですが、どこの駅前商店街でもそうですが、人通りが少なく寂れているようです。
なんとか客足を伸ばそうと、「たこじろう」「た~こ」というようなゆるキャラを考えてみたり…
手作りの「たこすけ」を販売したり…
なんとか商店街を活性化させようと、皆さんが努力されている様子がよくわかりました。
パン屋さんまで「タコ」になっていたのには、ちょっと笑ってしまいました。
まさかとは思いますが、「たこ焼きパン」なんてのがあったりしたらすごいですね。
さあ、それではお城の方に向かってみるとしましょうか。
城下町に行って、お城を素通りするわけにはいきませんからね。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
日本中どこに行っても駅前商店街は寂れ、廃れていく一方です。
私の住む町でも、駅前の商店街は半分近くの店舗のシャッターが降りたままです。
良心的な小売店が次々に無くなっていくのは、時代の流れとはいえ悲しさと切なさを感じるのです。
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素敵なショットと解説から、様子、雰囲気、伝わってきました。
見せていただき、siawase気分です。
眺めて、心和みました。
ありがとうございました。
昨日も、拙い私のブログを見て、嬉しいコメント&応援ポチに、恐縮、恐縮です。
応援ポチ♪♪
すごい気になります。
入り口のランプとかもかわいい。
天正年間の蛸地蔵の伝説とぜんぜん
関係ない西洋の雰囲気がいいですね(笑)
駅のステンドグラスも素敵♡
ファンならずとも
行って撮影したいスポットですw
☆P
とても可愛いです。
パン屋さんまでたこちゃんですか~
懐かしいものであふれている町なのですね。
投票です!
そのままにして歩き回るうちに、酷くなってきました
昨日は杖をついて、でありますがさらに酷くなったようです
足を痛めた時、だだっ広い駐車場でだだっ広い店舗、
ただ何でもそろっているだけのことです
それに比べて個人商店だと極論、車から降りてすぐに買えます
「蛸地蔵」駅で降りたことがなく通過ばかりでした
和歌山弁の発音だと「たこりろう」、というのが桂文珍のネタでした
朝から痛みに顔を歪めながら、
個人商店の復活を願っております
そして蛸地蔵駅のレトロ感の漂う駅舎も最高~こう言うの大好きです(^^)v
応援ポチッ☆
不思議な話ですが
こうやって祀られて、、
そして、頑張ってる商店街の繁栄を願います。
(シャッターが閉まってるのは寂しいですもんね)
応援ポチ☆
昭和の雰囲気がそのまま残っているって嬉しいところですね。
以外に駅とかはお洒落な造りでそのギャップが楽しめました。
たこ地蔵、面白い話ですね~。
この駅、レトロでいいですね。
伝統を守るって、素晴らしいと思います。
(伝統だけは、すぐには作れませんからね~)