今日の話は鍼灸に関係ないのでは?と思われるかもしれませんが
趣味でなくても良いのですが、何か自分が楽しく夢中になれるものを
仕事や日頃の生活以外で持つことが大切だと言うことをお話したいのです。
ちなみに、視力障害のある私の趣味は登山(最近は行けていませんが)・
民謡を歌うこと聞くこと・尺八を吹くことです。どうしても視力に障害があると
一人で外出することが難しいものですから運動不足になってしまいます。
それを解消するために始めた民謡や尺八・篠笛ですが、もちろん運動不足解消
に役立っていることは確かですが(どちらも腹筋を使いますので結構な
カロリー消費にはなりますよ)それよりも『心の健康』に意義深いのです。
健康とはたんに身体に病気がない状態をさすのではなく
心身ともにつまり『心』も『身体』も元気であることが重要です。
生きていくためのエネルギーは口から採る栄養だけではなく
楽しいとか綺麗とか嬉しいといった心躍る栄養も不可欠なのです。
自分に元気がないときでも趣味のことに取り組むときには気持ちの
切り替えができ、心が満たされるようなそんななにかを持ってくださいね。
大失恋のショックでひどいうつ状態になった方も大恋愛でそれを
克服することができることもありますね。病気を治すのは鍼でも薬でもなく
患者さんご本人の力なのです。それをサポートするのが鍼灸とお考えください。