あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

病は氣から

2009-05-30 21:53:18 | 健康・病気

ここでは何度もお話していることなのですが

東洋医学的な側面ではなく

遺伝子学的にもこのような研究をされていることがわかり

嬉しくなってしまいましたのでアップします。

心と遺伝子研究会  http://www.bbweb-arena.com/users/e-kokoro/index.html

この中で糖尿病の患者さんに退屈な講義と漫才を聞いてもらって

その後の血糖値を測るという実験がされたようなのですが

断然楽しく笑っていた患者群のほうが血糖値が下がって

いたというのですね。こちらの研究会では心と遺伝子という

視点で『笑い』を捉えて研究されていたのですが

まさしく東洋医学でいうところの『氣』と共通していると思います。

東洋医学では『笑い』は『心(しん)』を養うとされており

ここでいう『心』とは心臓ということを意味しています。

この『心』は『神気』(しんき)にも通ずるとされていて

この『神気』は喜びにつながっていると解釈されているのです。

もっと詳しくお知りになりたい方はこちら

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD%E4%BA%94%E8%A1%8C

ここでは省略させていただきますね。

楽しいからとか可笑しいから笑うということも当然なのですが

笑うことによって楽しくなるということがありますが

これが『神気』の仕業だったりするわけですね。

またまたお話が長くなってしまうのですがよく

〈精神のバランス〉などという表現をしますが

この『精』はいつものお話に出てくる臍下丹田のことで

『神』は先ほどの心を指しています。ですからこの両者の

バランスをとることによって健康につなげていくという

とらえ方を東洋医学ではしています。

『治らない』とか『痛くなるかもしれない』とかいう気持ちは

ますます症状を悪化させてしまうことになります。

まさしく『病は氣から』なのですね。気持ちがふさいでしまうことも

時として仕方がありませんが、上手に切り替えて気のバランスを

ご自身でも調整なさって病気も逃げていってしまうような

心で過ごせると一番ですね。

コメント
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