松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

特養「北砂ホーム」の経験、介護クラスターから高齢者守るには

2020年06月24日 | コロナウイルス

 東京都江東区の特別養護老人ホーム「北砂ホーム」入所定員100人,ショートステイ同15人では、4月にクラスターが発生しました。入居者・ショートステイ利用者44人、職員7人の51人が感染し、入居者5人が亡くなりました。4月15日,入居者1名が発熱しました。その後、同じ、フロアーの9人が次々発熱、22日に入院中の病院で10人のPCR検体を採取し最初の発熱者が亡くなられました。保健所による検査の結果で9人が陽性。クラスターの発生が明らかになり、検査会社に要請して1日180人の検体検査を依頼して、4月27日に1日がかりで、施設に残っている入居者81人と職員99人、併設するデイサービスの送迎バスの運転手や、清掃業者に至るまで職員全てを対象にPCR検査を実施。検査の結果を受けて施設内を、汚染区域と清潔区域に分けて感染を広げない対応を行っています。5月13日の2回目の検査で、前回陰性だった3人が陽性になりフロアーを移動。その後も、5月27日、6月10日と2週間ごとに検査を繰り返して、6月中旬の検査で陽性者はゼロになりました。
 約400件のPCR検査を行い、検査費用は1件1万6000円、医療保険の診察報酬を請求していますが、認められなければ600万円の持ち出しになります。
 施設の理事長は、共産党の提言は全部妥当だ」第2波への備えとして「クラスター発生時における介護職員の支援体制や、医療のサポート体制は行政主導で構築しないと難しい、。防護服にマスク、酸素ボンベの備蓄も必要です。医療・介護職員への危険手当も整備しないと第2波では頑張り切れません。(しんぶん赤旗6月24日記事の抜粋)


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