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韓国 20.9%の若者がニート 日本にニートの数でも勝利宣言!?

2022-02-19 15:37:16 | 日記

韓国 20.9%の若者がニート 日本にニートの数でも勝利宣言!?

OECD加盟国3位のニート大国


韓国はOECD加盟国3位のニート大国

 アルバイト暮らしのフリーターとは違って、働く気がなく親の脛(すね)をかじって暮らす「ニート」という言葉が日本で話題になったのは2000年代に入った頃から。

 「Not Education,Employment or Training(就学や就労しておらず、職業訓練も受けていない)」という英文の略。

 どこの国にもニートの若者はそれなりの数いて、その存在が問題視されているようだ。

 韓国でも近年はニートが急速に増えているという。

 今年1月5日に配信された朝鮮日報日本語版にも「韓国、ニートの数がOECD加盟国13か国のうち3位」という記事が載っていた。

 OECD(経済協力開発機構)は、欧州を中心に38か国が加盟し、主に経済に関する分析や話し合いが行われる国際機関。

 韓国は1996年にOECD加盟国となったが、その時には、「これで先進国になった」と韓国民は喜んだ。

 以来、何事に関しても「OECDで○位」と、その中での自国の順位を気にする。

マスコミもそれを意識した報道が目につく。が、ニートの数は、決して誇れるものではないと思うのだけど。

韓国では若者の5人に1人がニート

 朝鮮日報の報道によれば、韓国雇用情報院青年政策ハブセンターが昨年1~10月の韓国内における15~29歳でニートと推定される者の数が158万5000人にもなっていることを報告したという。

 これは同年齢層の20.9%。OECDの中で韓国よりもその比率が高いのは、イタリアの23.5%とメキシコの22.1%となっている。

 しかし、すべてのニートが「働く気がない」わけではなく、この数字の中には、求職活動中の若者も含まれている。

 働く意思があるかどうかではなく、学校に行かず働いていないという状況だけを見てニートにカウントされているのだ。

 「もっと、自分にふさわしい仕事があるはず」と、仕事を選り好みして働かない。プライドの高い韓国人には特にその傾向が強い。

 韓国の受験戦争の激しさは、日本でもよく報道される。

 狭き門の一流大学に入学し、サムスンや現代などの財閥系一流企業に就職する。それが韓国人の目指す成功者のモデルケース。

 だが、一流企業は大学よりもさらに狭き門。そこからあぶれた大卒者は、プライドが邪魔して他の仕事には就けず。

 コロナ禍で一流企業も求人を絞っている昨今では、ニートの数も急増しているというわけだ。

労働意識の違いがニートの数に反映する

 日本の事情はどうか。

 日本では韓国よりも年齢層に幅を持たせて15~44歳までを「若年無業者」としてニート認定している。

 先進国としての歴史が韓国よりも長いだけにニートの高齢化も問題化してきた。

 2001年に60万人に達した日本のニート人口は、翌年の2002年には79万人に急増。

この頃からニートという言葉が世を賑わすようになる。

 その後は80万人台前半で推移し続けるが、2010年代に入ると減少に転じた。

2018年には71万人にまで減ったのだが、ここ数年はコロナ禍の不況で再び増加傾向に。2020年には87万人となり、過去最高を記録している。

 しかし、それでも韓国の158万人と比べると少ない。日本の人口が韓国の約2倍ということを考えれば、さらに少ない感じがする。

 近年は日本も就職状況は厳しい。それでも条件や仕事を選ばなければ、非正規雇用や飲食などのアルバイトで働くことはたやすい。

 「そんな仕事をするのは恥」とする韓国人とは違って、日本人には、「仕事もせずぶらぶらしているのは恥」と考える者は多い。

 その思考の違いが、ニートの数の差となって現れているのだろう。その是非については、判断が難しいところではあるのだが…。

青山 誠(あおやま まこと)
日本や近隣アジアの近代・現代史が得意分野。著書に『浪花千栄子』(角川文庫)、『太平洋戦争の収支決算報告』(彩図社)、『江戸三〇〇藩城下町をゆく』(双葉社新書)、近著『日韓併合の収支決算報告~〝投資と回収〟から見た「植民地・朝鮮」~』(彩図社、2021年)。


「韓国、2026年に国の負債急増…OECD非基軸通貨国で3位」

2022-02-17 17:53:32 | 日記

 

「韓国、2026年に国の負債急増…OECD非基軸通貨国で3位」

配信

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中央日報日本語版
 

「韓国、2026年に国の負債急増…OECD非基軸通貨国で3位」


「韓国の一日新規感染者、来月めに36万人」…死亡者は毎日600人以上の可能性も

2022-02-17 17:19:10 | 日記

記事入力 : 2022/02/17 12:16

「韓国の一日新規感染者、来月初めに36万人」…死亡者は毎日600人以上の可能性も

韓国で新型コロナウイルスの一日新規感染者が9万人を突破したことから、今後の感染者の増加に伴う死亡者の急増を懸念する声が高まっている。

国家数理科学研究所(数理研)の分析によると、来月初めに一日新規感染者数が最大で36万人に達する可能性があるとのことだ。

数理研の予測がこれまで実際の数字とほぼ同じだったことを考えると、オミクロン株の現在の死亡率(0.19%)を当てはめた場合、今後の一日の死亡者数は680人に達することもあり得る状況だ。

専門家らは「政府がこの2年間、どのように対処してきたかを示す『防疫成績表』が明らかになり始めた」と話す。

中央防疫対策本部(防対本)によると、16日午前0時時点の新型コロナ一日新規感染者数は9万443人だったという。

前日(5万7177人)より約3万人も多い。

1週間前の今月8日(3万6719人)と比べると約2.5倍、2週間前の今月1日(1万8343人)と比べると約5倍に達する。

これは、数理研が先日発表した分析結果とほぼ同じペースの増加だ。

数理研は9日に発表した報告書で、現在の感染拡大ペースが続けば、3月第1週には一日新規感染者数が最大で36万人に達すると予想した。

報告書では今月23日に感染者14万人、その1週間後には20万人台になり、3月初めには30万人台に達するとみている。

 

 この研究分析通り、一日新規感染者が最大で36万人になった場合、(オミクロン株の)死亡率が現在の0.19%台なら、一日の死亡者は680人に達する可能性がある。

感染者数に対する死亡者数の割合を示す「死亡率」は昨年12月の最終週以降、4週間平均で0.16%前後だったが、今年1月最終週以降は4週間平均で0.19%に上がっている。

疾病管理庁は「60代以上の高齢感染者が増加し、死亡率自体が小幅ながら上昇した」と述べた。

重症者や重篤な状態に陥るハイリスク集団が増えているという意味だ。

 

 事実、最近の感染者急増で入院患者や重症者も増加傾向にある。

15日に感染が確認されて入院した患者は1686人で、前日(1199人)より487人増えた。

新規入院患者は11日以降、4日連続で減少しているが、15日は増加に転じた。

入院患者が増加するにつれて、重症者用病床に入院する人も増えている。

新型コロナの重症者用病床使用率は2月の第1週(1月30日-2月5日)の15.8%から第2週(2月6-12日)には18.7%に上がった。

さらに、15日には27%まで上昇している。

 

 同日、病院で治療を受けた重症者313人のうち、60代以上は83%だった。

新型コロナによる死亡者は39人に達した。

死亡者のほとんどは60代以上のハイリスク群だった。

80代以上が25人(64%)で最も多く、以下70代が7人(18%)、60代が3人(7%)だった。

京畿道富川市と平沢市、忠清南道論山市、全羅北道全州市、全羅南道務安郡、釜山市など全国各地の高齢者施設や病院で集団感染が発生している。

これらの施設は高齢で基礎疾患を持つ人が多いため、重症化の可能性が高い。

高齢者施設・病院では最近4週間で合計121件・3841人の感染者が発生している。

疾病管理庁の関係者は「オミクロン株は重症度がデルタ株の3分の1から4分の1程度で重症化する割合は低いが、感染者数が全体的に増えれば重症者数も増える可能性がある」と話す。

順天郷大学富川病院感染内科のキム・タク教授は「事実上、政府の新型コロナ防疫措置は終了しているので、当分の間は個人が自ら備え、管理しなければならない」と語った。

アン・ヨン記者、チェ・ウォンク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


「非戦の軍人・堀悌吉の譲れない信念」

2022-02-15 18:20:09 | 日記

 

2020年8月16日 放送
photo
「非戦の軍人・堀悌吉の譲れない信念」

真珠湾攻撃を指揮した、連合艦隊司令長官・山本五十六と生涯の友であった堀悌吉。当時の海軍軍人の中でも、稀有な平和主義者だった。

二人の海軍人生のスタートは日本海海戦。堀は、ロシア兵が艦船とともに海に沈んでいく姿を目の当たりにしたことで、ある戦争観をもつことになる。

「戦争善悪論」という論文で、「戦争は悪」と論じた堀は、軍縮の道に奔走し、山本五十六とともに日独伊三国同盟に反対し、日米開戦に至らないよう発信していた。

だが、対米強硬派の動きにより海軍を追われ、そこから、日本は、戦争への道を突き進むことになる。

堀は、その経緯も含め、人生の記録を克明に残すとともに、山本五十六からの28通の書簡を保管し続けていた。

そこには、皮肉にも真珠湾攻撃を指揮することになった山本が堀にだけ明かした真意など胸の内が綴られていた。

戦後75年の夏。なぜ堀や山本の非戦の信念が封じられ、日本は開戦に至ったのか、先人の思いから現代の我々が何を教訓とすべきか、を考える。


制作:TBSテレビ
ディレクター:佐古忠彦


ノーベル賞級の電子顕微鏡 原子1個の磁場確認

2022-02-15 17:59:42 | 日記

 

ノーベル賞級の電子顕微鏡 原子1個の磁場確認

新開発した電子顕微鏡で捉えた、常温状態のヘマタイト結晶の磁場。色は磁場の方向を表す。1層ごとに磁場の向きが互い違いになっていることが分かる(柴田直哉・東京大教授提供)
新開発した電子顕微鏡で捉えた、常温状態のヘマタイト結晶の磁場。色は磁場の方向を表す。1層ごとに磁場の向きが互い違いになっていることが分かる(柴田直哉・東京大教授提供)

東京大や日本電子などの研究チームが、独自開発した電子顕微鏡で原子1個の磁場を直接観察することに世界で初めて成功した。

9日付の英科学誌「ネイチャー」に論文が掲載された。

原理的に電子顕微鏡では磁性を持つ対象を観察できないという長年の課題を解決し、顕微鏡研究の歴史に新たな1ページを加える成果だ。

電気自動車(EV)のモーターや半導体デバイスなどに使われる磁性材料の高性能化に貢献すると期待される。

強い磁場がレンズに

EVの電気モーターに使われる磁石や、磁気メモリなど次世代の半導体技術には、磁性を持った材料が使われている。省エネルギーの自動車や情報技術の実現に向け、高性能な磁性材料の開発は喫緊(きっきん)の課題となっている。

磁性材料が持つ磁力は、材料の最小構成単位である原子から発生する磁場が源だ。例えば、鉄の原子は、その一つ一つが小さな磁石となっていて、磁場を持っている。棒磁石など、身近にある磁石は、原子磁石の集合体といえる。

高性能な磁性材料を開発するには、原子の種類や配列によって異なる磁石の性質を知り、特有の磁場を制御する必要がある。そのためには原子磁石の構造と磁場を直接観察する技術が不可欠だ。

しかし、電子顕微鏡は原理的に強い磁場を必要とするため、磁性を持つ試料をうまく観察できない。

光学顕微鏡はガラスレンズの組み合わせによって、光を屈折させて小さな物体の像を拡大するため、光の波長よりも小さなものは観察が難しい。

例えば、一般的なウイルスは普通の光学顕微鏡では小さすぎて捉えられない。

電子顕微鏡は、光のかわりに電子線を、ガラスレンズのかわりに強力な磁場を用いる。磁場に電子を入射すると、磁場から受ける力(ローレンツ力)で曲がる。この現象をレンズとして作用させて像を拡大している。

つまり、電子顕微鏡で磁石や磁気デバイス、またそれらに使う磁性材料を観察しようとすると、顕微鏡の磁場によって物質の構造が変わったり壊れたりしてしまうというわけだ。

88年の難題解決

東大の柴田直哉教授(電子顕微鏡材料学)らの研究チームは2019年、「原子分解能磁場フリー電子顕微鏡(MARS、マーズ)」を独自開発した。

原子の磁場の観察に成功した特殊な電子顕微鏡(柴田直哉・東京大教授提供)
原子の磁場の観察に成功した特殊な電子顕微鏡(柴田直哉・東京大教授提供)

MARSは、拡大レンズの役割を果たす磁場を上下2段にし、それぞれの磁場を逆向きに発生させる。その間に試料を設置するため、試料上では磁場が打ち消しあう仕組みだ。

磁性材料の観察に影響しない「磁場フリー」な電子顕微鏡を実現した。1931年に電子顕微鏡が登場して以来の課題を解決したと注目を集めた。

しかし、磁場フリーなだけでは原子の磁場は見えない。原子内部には磁場だけでなく、強い電場が存在する。

顕微鏡から入射される電子線を曲げる作用という点では、磁場は電場の約1%程度に過ぎず、強い電場に隠れてしまう。電場に比べて微弱な磁場の作用を可視化しなければならない。

 微弱な磁場の信号を捉える新開発の超高感度検出器(柴田直哉・東京大教授提供)
微弱な磁場の信号を捉える新開発の超高感度検出器(柴田直哉・東京大教授提供)

そこでチームは今回、非常に微弱な磁場の信号を捉える超高感度検出器と、原子の電場の影響を取り除く画像処理技術を開発。これらを組み合わせて、鉄鉱石の一種であるヘマタイト(赤鉄鉱)の結晶中の鉄原子の磁場を観察することに成功した。

ヘマタイト結晶は、鉄原子の層と酸素原子の層が交互に積み重なった構造を持つ。鉄原子の磁場の向きは常温では層の水平方向にそろっており、一層ごとに向きが互い違いになっている。さらに、低温に冷やすと、磁場の向きが90度回転して、層に垂直になると理論的にいわれている。

新開発した電子顕微鏡で捉えた、低温状態のヘマタイト結晶の磁場。色は磁場の向きを表す。常温状態での向きから、90度回転している(柴田直哉・東京大教授提供)
新開発した電子顕微鏡で捉えた、低温状態のヘマタイト結晶の磁場。色は磁場の向きを表す。常温状態での向きから、90度回転している(柴田直哉・東京大教授提供)

今回、結晶を直接観察した結果、層ごとに磁場の向きが互い違いになっている様子が明瞭に観察できた。試料を約113ケルビン(セ氏マイナス160度)まで冷却し、磁場の向きが90度回転することも確かめた。

顕微鏡の歴史に加わる

今後は、さらに低温で試料を観察できるよう研究を進めるという。

低温では、物質の磁気構造が目まぐるしく変わる興味深い現象があり、これを観察できれば、物質の性質を探る物性科学の分野で大きな発見につながる可能性がある。

柴田教授は「(極低温で物質の電気抵抗がゼロになる)超電導がまさに発現する瞬間が見えるかもしれない」と意気込む。

今回の成果は、見えないものを見えるようにしたいと追及してきた顕微鏡研究の歴史に新たな一歩を刻んだ。

電子顕微鏡を発明したドイツの物理学者、エルンスト・ルスカは、1986年にノーベル物理学賞を受賞している。

2017年には、試料を凍結することで生体分子を観察できるようにした「クライオ電子顕微鏡法」の開発に寄与した欧米の3氏にノーベル化学賞が与えられた。ほかにも顕微鏡関連の受賞は多い。

極微の世界を分析する技術の高度化は、科学技術の進展を加速してきた。今回開発された電子顕微鏡を使って、新しい磁性材料の開発や、物性科学の発見といった成果創出が相次げば、ノーベル賞の対象と目されるようになることも期待できる。(松田麻希)