ある日、新潟で

【New-Lagoon Days】-αで描く新潟の光-

トキみ~て

2019-03-18 | 新潟の風景
休日に公園でパン屋パンを食べながら佐渡を見ていて、ふと思い出した。
「そういえば寺泊の方にトキが見られる場所があるんだよ」
トキとは、あの特別天然記念物の朱鷺である。
以前は佐渡でしか見られなかったが、分散飼育ということで寺泊でも飼育され公開(一部)されているのです。
行ってみたいということで、いざ長岡市(旧 寺泊町)夏戸にある「トキと自然の学習館」へ~


トキを見ることができる観覧棟には「トキみ~て」という愛称が付けられたようです。
俺もここを訪れるのは初めてです。もともとは小学校だった建物が「トキと自然の学習館」となり、その敷地内に観覧棟が建てられたようでした。


マジックミラー越しに5羽のトキを見ることができます。
公開されているのはすべてオスで、現在、この5羽の愛称を決める投票が行われているようです。

トキの撮影もOKですがフラッシュは禁止です。
しかし、マジックミラーになっている窓、そして黒いネットがトキとの間にあります。こうなるとオートフォーカスはネットにピントを合わせてくれるので、トキを撮るにはマニュアルでピントを合わせなくてはならない~。
ということでMFで頑張りました。見やすいEVFとピーキング機能のおかげで、止まっている状態ならピント合わせは容易です。


ネットの存在感が激しいですが、心の目で除去してお楽しみください。

俺は佐渡で放鳥されたトキが越佐海峡を渡ってきた時に、新川と上堰潟公園で2度ほど生で見たことがあります。意外とこうして管理下で公開されているトキを見るのは初めてだったり。


今の時期のトキは繁殖色という色をしており黒っぽい見た目です。時期になると自分で色付けをするそうです。そして「みゃーみゃー」とネコのような声を出すのも繁殖期の特徴だそうで。


トキといえば、朱鷺色と呼ばれる鮮やかな色ですが、羽を広げると見ることができるのですが……
MFで飛んでいる鳥は俺には無理です……

以前に生トキを撮影した時のブログを探したのですが、ちょっと検索しても出てこないので、まぁだいたいこんな色なんだなぁという感じで。


エサの時間は1日3回。これは3食目のペレット。
この手の施設って職員がエサを持ってくると、動物が駆け寄ってきて置くやいなや食べ始めるイメージですが、トキは警戒心が強く、エサを置かれても、食べに行っても絶対に大丈夫だと思わない限り近寄って来ないのだそうです。


池があり午後1時の2食目はドジョウが池に放されるのだそうですが、午後3時すぎでもトキは探しているようです。
で、この日はたまたま捕食を免れていたドジョウを発見し、いただいていました。


寺泊でトキみ~て来ました。貴重な鳥が身近に見られて、感激しました。色々と県のマスコット的に新潟県では使われているトキですが、生で見られることはほぼないですからね。

観覧棟の隣の「トキと自然の学習館」では、トキについて学ぶこともできるほか、非公開になっているツガイのトキを、モニター越しに見ることもできます。そちらも面白かったです。


【NEX-7】+【Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS】

【Cyber-shot DSC-RX0】

コメント
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