23日、利根左岸堤防(茨城県境町)にて、二市一町合同水防演習が開催されました。境町が主催ということもあり、私を含め、13名の議員で参加をして参りました。 昭和二十三年三月七日に消防組織法が施行され わが国の消防は警察から独立し 市町村による 自治体消防として新たに出発し「自らの地域を自らの手で火災や災害から守る」という地方自治に徹した消防精神が生まれました。 この地域での大洪水は、明治43年の大洪水、そして、昭和22年に発生したカスリーン台風による利根川堤防の決壊がありました。この台風は、当時、死者1077名 行方不明者853名 負傷者1547名 住家損壊9,298棟、浸水38万4743棟、耕地流失埋没 1万2927 haなど、りさい者は40万人を超え、戦後間もない関東地方を中心に甚大な被害をもたらしました。 本日の水防演習は、過去に大きな被害をもたらした利根川が 破堤の危機に達したとの想定のもとにおこなわれたわけでありますが、金久保団長をはじめとする境町消防団による見事な水防技術を、拝見させていただき、実践さながらの演習に緊張感と緊迫感を覚えました。あってはならない水害ですが、昨年の東日本大震災や 台風4号5号の被害など自然災害の脅威はましており 想定外ではなく 必ず来るという考えを持って 災害に備えて頂きたいと思います。