
おはようございます。
毎月第三日曜日にある勝尾寺で座禅に行って来ました。

子育て中の私には早朝が一日で一番の自由時間です。道も空いていて家族が起きるまでの間にできるということが何より。

日が昇り始めたくらいに到着。

誰もいません。
この景色も時間もすべて自分のもの笑
静かな時間が流れます。

こちらで座禅を行います。

こちらでは胡座を組んでしますが、骨盤が倒れないように座布団を二重に折ってお尻に敷きます。
座禅は苦しみを伴う物ではなく、ごく自然にゆったりとした気持ちで行うので、「型」はありません。

まずは般若心経唱えます。
それから約二十分ほど座禅をします。
座禅をすると、無我・無心の境地に入れます。無我、無心とは何も考えないのではなくて、物事をすべて客観的に見ることができるということです。

つまり自分の思考や行動そのものを客観的に把握し認識することでもあり、もう一段高みを目指す上では必要だと思います。
今年はオリンピックがあって、今まさにトップアスリートが試合後のインタビューに答えているのを見ていますと、勝っていようが負けていようが自分のことを客観的に評しているなとどのアスリートをみていても感じます。
それと同じで、座禅は主観を排した客観的な精神状態に持っていくためのトレーニングになるのではないかと思います。
人はどうしても確証バイアスで動きます。今の自分の考えを証明する都合のいい証拠ばかりを探してしまい、それと反対の情報に注目しない傾向が強いです。
さらに、いいと悪い、敵と味方などと二極化する傾向が強いです。
こちらに関して言えば、私なんかはまさに二極化する傾向が強いので、そうしないよう、心を落ち着かせるために座禅が有効になってきます。
座禅をし始めると、いろんな雑念というか、今悩んでいることや、しないといけないことなどなど、頭の中のものが色々浮かんできますが、鳥の鳴き声や蝉の鳴き声、勝尾寺の地場に触れることで気持ちが落ち着いてきます。
このように、短時間でも立ち止まって自分を見つめ直す時間を持つことで、長期的な視点や判断力を養うことができるのではないでしょうか。座禅は、理屈ではなく、客観的にもっていくことで心が落ち着き、心の中に余裕ができるものではないかと思います。