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ゴジラvsキングギドラ
コンプリーション
本日発売!!
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ゴジラ映画のシリーズとしては5冊目となるホビージャパン発行の書籍コンプリーションシリーズ「ゴジラvsキングギドラ コンプリーション」が本日発売となります。見所などの詳細をまとめましたので、これから購入を考えておられる方はぜひ参考にされてください。
1991年に公開されたゴジラvsシリーズ2作目となる『ゴジラvsキングギドラ』を取り上げた一冊です。
ゴジラとキングギドラの初の1対1の対決、タイムスリップ、できたての新都庁舎、ゴジラとキングギドラ の誕生のルーツなど見所がたくさんあるエンターテインメント作品として人気のある映画でした。
気分はKIDSに乗って公開当時の1991年にタイムワープしている皆様、30年後の未来に作られたこの本をぜひご覧ください!
【見所1】
これまでのコンプリーションシリーズの中では、各スタッフや関係各社の皆様のご協力で最も多く資料や写真を集めることができました。貴重な初めて公開するメイキング写真が多数あります。スキャニングだけでも、年末年始の休みを返上して1ヶ月以上かかってしまったほどです。こんなに一冊のためにスキャニングしたのは初めてです(笑)。その中から厳選して各コーナーに掲載しています。
【見所2】
キャストインタビューは3人の方。
「(今まで)数十年も前の作品について聞かれることなんてなかったですよ(笑)」とおっしゃっていた寺沢健一郎役の豊原功補さん。テレビドラマや映画などで活躍されているのは皆さんご承知のとおりです。ゴジラに関して公にお話しされるのは2014年の大ゴジラ特撮展(池袋展)のトークイベント以来かと思います。
そして親子3代にわたってゴジラ映画に出演された真崎洋典役の佐々木勝彦さん。私事で恐縮ですが、お会いするのは2014年の大ゴジラ特撮展(大阪展)のトークイベントで、開始前にプレゼント用のサインを書かれるのをお手伝いして以来です。その時は時間が結構ありましたのでいろいろとお話しさせていただきました。昭和のゴジラ映画にも出演されていますし、エピソードも多彩な方ですので、あれ以来いつかインタビューさせていただきたいと思っていたので、実現してうれしかったです。聞いてみたい事はまだまだあったのですが、今回は『vsギドラ』中心でお話を伺いました。
ラストは体を張った当時のエピソードを笑いを交えて話されたアンドロイドM11のロバート・スコット・フィールドさん。ゴジラ誕生祭では、みんながなぜか事前に知っているシークレットゲストとして一部のゴジラファンの皆さんにはお馴染みです。ゴジラ誕生祭では私もお手伝いさせていただいているので、空き時間は毎年スコットさんとは二人でいろいろな事を話す機会が多いのです。いつか『vsギドラ』の本を作る時はインタビューしますからね、とだいぶ前から約束していたのでそれが叶いました。
お三方とも当時を振り返ってそれぞれのエピソードなどをお話ししてくださいました。
【見所3】
スタッフや関係者の方々が撮られた写真をはじめ、初掲載するものが多数のシーンメイキングでは、そういった写真を中心に構成し、鈴木健二さん、三池敏夫さん、神谷誠さん、桜井景一さんをはじめとするスタッフの方々にも多数お話を伺いました。あのシーンはどうやって撮られたのか、本編、特撮それぞれの様子は証言と共にご覧になってください。
【見所4】
過去の書籍では多数掲載されていたメカギドラや各メカのデザインワークス資料ですが、一部だけだったり、描かれた方のお名前が間違っていたり、ちゃんとまとまった形での掲載はほとんどなかったと思います。
描かれた西川伸司さん、青井邦夫さんのコメントやインタビューも交えてこれらを紹介しています。特撮以外の本編用のデザインも紹介しています。お二人のコメントからわかるように、どうやってデザインを創造されたのか、初めて聞くところも多々あると思います。
【見所5】
撮影に使われたプロップとなるゴジラやゴジラザウルス 、ギドラ、メカギドラの各スーツ、そしてメカニックのMOTHERやKIDSらがどのようにして作られたのか、製作過程を撮った初出しの写真と各造形を担当された品田冬樹さんや村瀬継蔵さん、小川正さんらのインタビューで紹介する造形メイキングももちろんあります。ギドゴジのメイキングなどは特にレアかと思います。
【見所6】
スーツアクターメイキングのコーナーでは、薩摩剣八郎さん、福田亘さん、破李拳竜さんの怪獣を演じられたお三方にも当時のお話をお聞きしました。撮影現場でのお三方の活躍とご苦労は写真と証言でご覧ください。
【見所7】
MOTHER内や各シーンの場所のセットなどの本編美術をたくさん紹介していたことは今までなかったかと思います。アートワークスでは、本編美術を担当された酒井賢さんのインタビューと、酒井さんやスタッフの方々が描かれたデザイン画も多数紹介しています。
個人的に酒井賢さんさんにはいつもお世話になっているので、しっかりお仕事を紹介できる機会になって私的にも嬉しいです。
【見所8】
本作では川北監督の意向で、円谷監督の時代の時のようにピクトリアルスケッチがストーリーの冒頭からラストまで描き起こされました。これらはこれまで多数の書籍で掲載されてきましたが、本書では担当された破李拳竜さんに思い出深いものだけをチョイスしていただき、厳選して氏のコメント共に掲載しました。
【見所9】
メインスタッフでは、本編監督の大森一樹さん、富山省吾プロデューサー、音楽プロデューサーの岩瀬政雄さんにインタビュー。まさに今だからこそ語られる興味深いエピソードがいっぱいです。当時どのようなお気持ちでおられたのか、現場の様子などもわかります。撮影当時は今から30年前ですから、思い出しながらいろいろと語ってくださいました。川北紘一特技監督、伊福部昭音楽監督の再録もあります。
【見所10】
シナリオ&プロット関係では、ストーリー概要、シノプシス、準備稿、決定稿、完成台本を順に収録。そして珍しい田中友幸プロデューサーのシナリオの改訂指示書も掲載しています。短い文章ではありますが、田中Pのストーリーに関係する意向が活字で残されていたのはレアかと思います。これらを含めてシナリオ完成までの流れがわかると思います。少しですがあの幻の企画『モスラvsバガン』についても紹介しています。
【見所11】
作品の企画から撮影、公開、各プロモーションなどを時系列で追ったプロジェクトコーナーでは、映画完成までの流れがわかります。写真や新聞記事もありますので合わせてご覧ください。
【見所12】
恒例のロケ地コーナーもあります。新宿や福岡など、劇中の舞台となった聖地をバッチリ紹介。撮影当時からどのように変わってしまったのか、最近の写真とともに比較してみてください。
【見所13】
ライター陣とっておき?のマニアックネタのコンプリーションお馴染みのコラムコーナーも充実。「え、そんなこともあったの?」というような、皆さんの知らない話題もあるかもしれません。
【見所14】
実際に撮影に使用していたプロップ、小道具なども可能な限り調べて特写。ゴジラ映画としては、小道具類はわりと残っている方ですが、怪獣関係は実に少ないのが本作です。それでもなんとか構成できました。思わず30年前にタイムスリップした雰囲気になれるでしょう。
【見所15】
そのほか、エフェクトなどの特殊効果のイメージデザインの紹介コーナー、多数あった宣材コレクション、本編と特撮の撮影スケジュールなど、盛り沢山の内容でお届けする一冊になりました。
以上、購入時の参考にしていただければ幸いです。
今回もたくさんのスタッフの方々、関係各社の方々にお世話になり、ご協力をいただきました。川北監督が残されていた、たくさんの資料にも大いに助けていただきました。皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
いつもより編集期間の少ないコンプリーションにも関わらず頑張ってくれたライター陣にも感謝です。
ゴジラvsキングギドラ コンプリーション
●3月31日発売予定
●発行/株式会社ホビージャパン
●定価/本体3,950円+税
http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b497687.html
お求めは全国書店、各通販サイトで。
個人的にはコンプリーションがもうすぐ発売ということで、ようやく2019年の仕事が終わり、やっと2020年になった気分。
あけましておめでとうございます。
って、もうすぐ4月じゃん。がびーん。
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