Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その85

2008年11月29日 | 制作裏話
制作裏話「デスゴジ メルトダウンバージョン」編 Part.2

■デスゴジの配色によるバージョン名について

 バンダイからいろいろとデスゴジソフビのバリエーションが発売された時に、「バーニング」「メルトダウン」「覇王」等のバージョン名が付けられていた時がありました。

 近年知ったのですが、ソフビをコレクションしている人の中には「バンダイソフビ絶対主義」の方もいらっしゃるそうで(バンダイの東宝怪獣だけという方もいらっしゃるそうです)、バンダイ以外の物は認めないらしいのです。そういう方にとっては、「バーニング」や「メルトダウン」と言えばバンダイで発売したデスゴジでの成型色と塗装パターンであり、他の成型色や塗装パターンでのものはあり得ないらしいのです。
 また、バンダイからいろいろとデスゴジが発売された後、他のソフビメーカーさんから発売されたデスゴジ以外の怪獣ソフビでも、バンダイのデスゴジに合わせたのか、クリアの赤やオレンジ等の成型色の場合に「バーニング」タイプと称して発売されたり、透明クリアに赤系の色をスプレーしたりしたものを「メルトダウン」タイプと称して発売したりしていました。確かにそういう規制はないのかもしれませんが、「モスゴジバーニングカラー」とか「メルトダウンヘドラ」とか……東宝怪獣の好きな人間にとってはなんだかおかしな話です。

 「バーニング」とか「メルトダウン」とか、デスゴジに関しては劇中そう言ったシーンや表現があるわけですから、そういうネーミングは自由だと思いますし、弊社でも付けています。
 でもそのネーミングの商品の配色については何でもかんでもバンダイソフビに合わせる必要はないと思うのです。作り手側の解釈で違うと思うし、商品戦略等の事情もあるでしょうから売る側の判断で変えられるものだと思うのです。
 また作り手側や売り手側の自由と言っても、劇中で「バーニング」「メルトダウン」等のシチュエーションのない怪獣に、そう言った名前を付けたりするのもどうかと思います。もしかしたらそういう名前をつけるといつもより売れたのかな……。

 私個人、弊社でソフビを作る前からこれらの事をずっと思っていました。そして弊社でデスゴジを発売する事なった時は、そう言った事には一切とらわれずにあくまで「羽沢組オリジナルの配色案」でいこうと決めました。
 ですから「バーニング」でもそうですし(「デスゴジ バーニングレッド」「デスゴジ バーニングオレンジ」)、「メルトダウン」でも、弊社のデスゴジソフビの配色はバンダイの物と全く違うものになっています。
 どんなゴジラでも、彩色テーマや取り上げるモチーフとなるものは、羽沢組は羽沢組の解釈と表現方法でアプローチしたいのです。

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ソフビ制作裏話 その84

2008年11月28日 | 制作裏話
制作裏話「デスゴジ メルトダウンバージョン」編Part.1

 今日から「デスゴジ メルトダウンバージョン」の制作裏話を何回かに別けて書きます。
 この「デスゴジ メルトダウンバージョン」(すでに完売しております)は、今年1月に発売した「新春ゴジラ福袋」に在中していた商品で、単品での販売ではありませんでした。

 とにかく制作実現までにはかなり紆余曲折があり、さらには発売後もいろいろとありました。弊社商品の中で、最も一番時間もかけたしエピソードもたくさんあったものでした。
 「手間のかかる子供ほどかわいい」と言いますが、まさにそんな感じです。
 その辺の話をいくつか順を追ってお伝えしていきたいと思います。

■デスゴジの見せ場は「メルトダウン」のシーンだけど……

 劇中デスゴジの最大の見せ場(?)は、何と言っても死を迎える「メルトダウン」のシーンである事は言う間でもありません。
 ソフビで初めてデスゴジを企画した際に、複数のカラーバリエーションを考え、「デスゴジ・カラバリ計画」として、劇中シチュエーションを中心に展開していこうと決めました。
 その中で当然デスゴジの見せ場であり、ファンにとってもインパクトの強かったメルトダウンの瞬間の実現は外せません。ある意味クライマックスでもあるからです。
 どんな風にメルトダウンを表現するか……。自分でも楽しみでした。

 当時、デスゴジソフビと言えば、バンダイとその系列のメーカーさんからしか発売はしていませんでした。
 バンダイではたくさんのバリエーションのカラーリングがあり、その中で「バーニング」だったり「メルトダウン」だったりとネーミングしていました。コレクターとしてはそのバリエーションの展開は嬉しく、そろえる楽しみがありました。私もそのひとりです。
 が、「どうだろう?」と思える影響をも広く及ぼした事は事実だし思うのです。
 その辺の話はまた明日。

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寒い日は熱線放射!?

2008年11月27日 | 代表羽沢のG雑感
■寒い地方の子供は誰もがゴジラ!?

 だいぶ寒い日が続くようになってきました。
 北海道や東北等、各地に雪も降り防寒の準備をされているお宅も多いと思います。

 私は東京在住なのですが、秋田県出身なので街にたくさん雪が見られたり、息が白くなるほどの寒さが時折懐かしくなります。
 子供の頃はそんな外の寒さが楽しい時もありました。当時男の子ならみんな一度はやったのは「ゴジラの熱線放射」です。
 普通の寒さならイマイチですが、かなり寒い日は、勢い良く息を吐くと、本当にゴジラの熱線放射のようにできます。両手を広げてゴジラになったイメージでフーっと思いっきり息を吐きます。真っ白の息を熱線放射のように細く長く吐いて見えるようにするのは意外に難しいんです。でも怪獣が好きな子供はそれが楽しい。
 当時の怪獣好きの子供は一度は経験していると思います。

 東京でも年に数回、早朝等に息が白くなるほど寒い日がありますが、東京の寒さ程度では吐く息がゴジラのようにはなりません。寒さが足りず息の白さが薄いんです。
 雪の少ない地域にお住まいの方でも、スキーをされる方でしたらかなり寒い日のスキー場での吐く息を思い出していただければわかるかも。

 たまにニュース等で寒い地方の映像を見ると「ああ…ずいぶん熱線放射してないなぁ」と思う時があります。
 かなりいいオヤジになった今でも、たまにゴジラになりたくなるのです。
 寒い地方在住の方や出身のゴジラファンならこの気持ちわかると思うのですが……。
 もしかして私だけ!?

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ブルー系ソフビ

2008年11月26日 | 代表羽沢のG雑感
■ブルー系ソフビを並べてみると……

 弊社ソフビの中でも、ブルー系の商品は比較的人気のある方です。
 これまでに発売してきたブルー系ソフビ6個をまとめてみました。

 一口に「ブルー」と言っても彩色のテーマやモチーフとなったシチュエーションが全部違うので、ご覧いただいておわかりのように同じ系統の物は全くありません。手前味噌ですが、その辺は面白いものです。
 こうして並べてみると、「この○○ゴジラの彩色パターンで□□ゴジラに塗装してみると楽しいかも……」といろいろアイディアも浮かんできます。

 一番思ったのは「キンゴジ メタリックブルー」のような全体的に明るくキラキラした感じでの塗装で、「GMKゴジラ」を塗ってみたくなりました。別パターンの「熱線バージョン」として。
 基本は最初の「熱線バージョン」と同じで、成型色や細部はそのままに、それでいて熱線を放射中、もしくは放射後をイメージして、ボディの全体的に陰影を付けつつメタリックブルーやシルバーをスプレーするパターンです。GMKゴジラは明るい色は似合わないと思っていたけど、これなら明るめのGMKゴジラになっても違和感ないかも……。
 んー、何だかいつか作ってみたいとだんだん思うようになってきたなぁ……。

▲前列左から「ミレゴジ ブルーバージョン」(完売)、「GMKゴジラ 熱線バージョン」(発売中)、
後列左から「キンゴジ メタリックブルー」(完売)、「キンゴジ ブルーバージョン」(完売)、
「キングギドラ ブルーバージョン」(発売中)、「デスゴジ ブルーバージョン」(完売)


(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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DVDパッケージ風?

2008年11月25日 | Gフォトギャラリー

 ここ数日「GMKゴジラ 熱線バージョン」についての制作裏話やお遊び画像を作っていて気がついた事があります。
 GMK初回版のDVD3枚組ボックスのパッケージのデザインに使われているゴジラの色が「熱線バージョン」に近いなぁ…と。

 そう思ってしまうといつもの癖(?)でまた遊びで作ってしまいました。
 パッケージデザインのゴジラにより近くするために、多少色を変えるべく「熱線バージョン」に画像処理を施しております。

(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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GMKゴジラ海上出現

2008年11月24日 | Gフォトギャラリー


 前にも「GMKゴジラ 熱線バージョン」で作りましたが、弊社のブルー系のゴジラは海がらみ、水中がらみのお遊び画像によくマッチしていると思っております。
 この「熱線バージョン」も、彩色テーマは「熱線放射時の発光」ではありますが、それを度外視してこうして作るのはけっこう楽しいものです。
 でもこれは同じブルーでも、色的に水上よりも水中の方が似合っていたかも……。

(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ゴジラ、清水市を破壊!

2008年11月22日 | Gフォトギャラリー


 今年の夏休み、静岡県清水港からカーフェリーに乗りました。
 船上から清水市の風景を何気なくカメラで撮ってて思い出したのがGMKゴジラ。

 劇中では焼津港から上陸し、清水市を壊滅状態にしています。
 この映画での最初の熱線放射は清水市でした(劇中シーンから察するとターゲットは清水港近くのエスパルスプラザ!?)。
 直接そのシーンは劇中では描かれていませんが、遠くからきのこ雲が上がったシーンで状況がわかるという演出で強く印象が残っています。

 撮った写真を使って清水市を破壊しているシーンを作ってみました。
 使っているのはもちろん「GMKゴジラ 熱線バージョン」です。
 あ、商品はこんな風に光りません。熱線も吹きません。危険もありません。

(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その83

2008年11月21日 | 制作裏話
GMKゴジラ 熱線バージョン編 Part.4

■ボディの彩色はシンプル!

 「GMKゴジラ 熱線バージョン」の背びれ以外の塗装は、比較的シンプルにしています。

 熱線放射をイメージしたバージョンなので、劇中で見られるように放射直前の口全体の発光も本来それらしく彩色する事も可能なのですが、口の周り全体を白やメタリック系で広くぼかすとどうしてもカッコよくなりません。仮に口全部を白にしてもゴジラらしくなりませんし。
 ですから口はメタリックレッドにし、キバはシルバーでシンプルに塗りました。
 目はシルバーとホワイトのグラデーションです。

 ボディそのものには、背びれの発光の反射をイメージしたメタリックブルーを後ろ側にスプレーしている以外はほとんど塗っていません。ツメもシンプルにシルバーだけです。
 ブルー系の成型色のゴジラの場合、これまでは弊社のゴジラなら何かしらボディの凹凸を強調するように塗っていたパターンですが、この時はとにかく発光をイメージした背びれに注目していただきたかったので、他がなるべく目立つ事のないように、できる限りボディはシンプルにしたのです。
 そういう意味合いでの塗装パターンでは、弊社唯一のゴジラと言えます。

 前にも書きましたが、GMKゴジラはあまり明るいイメージの色は似合わないゴジラです。
 そんな中でどういう配色でバリエーションを展開していくか……悩む部分もありますが、それが逆に楽しみでもあります。特にそれを感じさせてくれた「熱線バージョン」でもありました。
 彩色のテーマも他のゴジラとは違っていましたし、個人的には特に強い思い入れのあるGMKゴジラになりました。

 少数ですが、発売当初、昨年7月17~20日にここで紹介させていただいた「Gフォトギャラリー」の画像を見てイベントに来られたお客様から「えー! ホームページのように背びれ光らないんですか?」と。
 「商品はこのように光りません。」って書いたんだけどなぁ……(焦)。
 そんな後日談もありました。

 現在「GMKゴジラ 熱線バージョン」は発売中です。ご希望の方は弊社までお電話下さいませ。

▲この画像では彩色サンプルなので、ボディにツヤがありますが、
実際の商品はボディにはツヤはなく、色も渋い感じでクールな仕上がりです。


(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その82

2008年11月20日 | 制作裏話
GMKゴジラ 熱線バージョン編 Part.3

■成型色のブルーについて

 「GMKゴジラ 熱線バージョン」の成型色はやや暗めのシアンブルーです。よく言われる「ゴジラブルー」と呼ばれる色にかり近いものです。弊社商品では「キンゴジ ブルーバージョン」(完売)に使用したものとほぼ同じものです。

 この「ゴジラブルー」という色は、初のゴジラソフビと言われるかつてのマルサン商店から発売されたレトロタイプソフビ(モチーフはキンゴジと言われています)がこの色だった事からそう呼ばれているようです。
 デザイナーさんや印刷関係に詳しい方なら「C100K30」から「C100Y20K40」あたりの色と言えば、その色を思い浮かべていただけると思います。
 バブル期から近年にかけては、多くのレトロソフビを作っているメーカーさんがゴジラだけではなく、他の怪獣ソフビでもこの色を成型色にして「ゴジラブルー」を売り文句にして商品を発売してきました。
 たぶんマニアにとっては人気のある色なんでしょう。
 個人的にはどちらかと言うと好きな色ではありますが、たくさん発売されていた頃は「ゴジラブルー」だからと言う事で各社似たような配色ばかりのソフビが多く、「もっと他と違う色を考えればいいのに……」と思った事もあります。
 これまであまりにも多くの数のこの色のソフビが発売されてきましたので、今は「ゴジラブルー」だからと言うのはさほど売り文句にはならないでしょうし、むしろその造形や配色に合っているかどうかの方が重要かと考えます。

 この「熱線バージョン」の場合、背びれの発光を表現した塗装から配色を考え始めたので、これに似合う全体の成型色は何かというのは、その後になって考えて結果的にこの色をチョイスしたのです。
 背びれの発光の反射をイメージすべく、ボディの背びれ付近にメタリックブルーを少しスプレーしようと考えたので、それが自然に見える色としてちょうどこの色があったのです。たまたまそれが「ゴジラブルー」だったという事になります。
 背びれの発光をイメージした配色にしなかったら、違った成型色にしたかもしれません。

 他のゴジラでまた使ってみたい色ではありますので、いつかまたシチュエーションやテーマに合った配色で企画してみたいと思います。

(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その81

2008年11月19日 | 制作裏話
GMKゴジラ 熱線バージョン編 Part.2

■ピッカピカの背びれ

 背びれへの塗装で、熱線放射時の発光を表現する事にした「GMKゴジラ 熱線バージョン」ですが、いつも以上の作業量となりました。
 それまで背びれの塗装に手間をかけて凝ったカラーリングにしたものと言えば、「ミレゴジ ブルーバージョン」(完売)と「ミレゴジ ファイアーバージョン」(発売中)がありました。これらは複数の色のグラデーションでの塗装で、それぞれの彩色テーマのシチュエーションを表現しています。
 これらの作業は、細かく、複数の色でしたのでかなり大変でしたが、この「GMKゴジラ 熱線バージョン」の背びれの塗装はそれ以上となりました。

 一般に各社で発売されているレトロソフビ等のゴジラの背びれの発光表現と言えば、シンプルにシルバーやゴールドだけでスプレーしているのがほとんどです。
 もちろん弊社としてはそういうパターンをしたくはありません。

 GMK劇中でのゴジラの熱線放射時の背びれの発光は、他のゴジラ作品に比べて放射までの溜めが多く、ほぼ背びれ全体に白く発光しています。そのため、背びれのほとんどをまずツヤを多めにした白で塗り、発光を強調するため、突起部分をシルバーで重ね塗りです。さらに先端のわずかな部分だけをメタリックブルーを薄くスプレーしました。
 当初はこれでいこうと判断し彩色見本を作って告知したのですが、塗装作業をしながらもっと強調できないかと考え、さらに背びれパーツ全体だけにツヤが出るようにクリアをしっかり塗りました。
 いつもの弊社の他のゴジラ達の背びれと比べても一目瞭然。お求めいただいた方々ならすぐにわかっていただけたと思いますが、ピッカピカの背びれです。画像ではなかなか伝わりにくいのが残念です。
 ゴジラソフビの背びれとしては、ある意味異質かもしれませんが、熱線放射時の発光は表現できたと思うのですが、いかがでしょう!? こういったカラーの背びれのゴジラはこの「熱線バージョン」だけです。

 いつものゴジラの背びれの塗装作業と比較して、3~4倍の手間と時間をかけましたが(作業中はかなりラリっていたかも……笑)、クリア素材や蓄光素材の成型ではなく通常の成型色を使用した上で、「カッコかわいく」のテーマの中で塗装だけである程度表現できた事は、弊社にとっては高い経験値となったのは言う間でもありません。



(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その80

2008年11月18日 | 制作裏話
GMKゴジラ 熱線バージョン編 Part.1

■熱線放射の発光をイメージ

 今日から昨年11月に発売を開始した「GMKゴジラ 熱線バージョン」の制作裏話をします。

 前にも書きましたが、「GMKゴジラ」のカラーバリエーションは、初期企画の段階で5つのシチュエーションの展開を考えていました。3つ目のカラバリとなるこの「熱線バージョン」は、その名の通り、劇中でのゴジラの熱線放射のシーンをイメージして企画したものです。

 発売時のこだわり等でも書きましたが、登場した『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下GMK)では、ゴジラの熱線放射は他のゴジラ映画に比べて、いつも以上に強力な必殺技として描かれています。
 放射前には背びれ、口が光り、いつも以上に「溜め」があって、勢い良く敵めがけて放射されます。破壊力もいつも以上に感じますし、映画全体でも比較的回数は少なめ、連射もほとんどありません。
 そんないつもより印象の強い、熱線を放射するゴジラの雰囲気を出せるカラーにしたいと言うところから考えていきました。

 いつもは作ろうとするシチュエーションが決まったら、先に成型色から決めていく事の多い弊社のゴジラ達ですが、この時だけはまず先に熱線放射時の発光をイメージして背びれの塗装処理から考えたのです。
 何とか塗装で発光している雰囲気を出したい……と言う事で、弊社のゴジラの中では最も背びれの塗装に手間と時間をかけたゴジラになりました。

 続きはまた明日。

(2009.7.27更新)
「GMKゴジラ 熱線バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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キングギドラ出現!!!! Part.2

2008年11月17日 | Gフォトギャラリー
 7月31日に見ていただいた「Gフォトギャラリー」の続きです。

 「キングギドラ 出現バージョン」から「同 シャイニングゴールド」へと変化していく様子を作ってみました。







 このあとさらに「スタンダードカラー」へと変化し、飛行して街を襲撃。
 そして2月20日に見ていただいた「Gフォトギャラリー」の画像へと続くのです。

(2009.1.20更新)
 「キングギドラ スタンダードカラー」(追加販売分)は完売致しました。ありがとうございました。

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キングギドラと隕石ベースについて その3

2008年11月15日 | 新作商品情報
■3つの「隕石ベース」

▲左から単品販売したもの。「キングギドラ 出現バージョン」に付属したもの。
右が「同 シャイニングゴールド」に付属したものです。いずれも発売中です。


 「隕石ベース(単品・新規カラー)」を発売した事で、これで「隕石ベース」は3種類になりました。
 今後は「隕石ベース」そのものの新規カラーの予定はありません。ですから、この3つで楽しんでいただきたいと思います。
 もしキングギドラの新規カラーを今後発売する事になっても、その時はギドラ単品発売となるでしょう。

 この3つの「隕石ベース」は、それぞれに意味を持たせて彩色をしてきましたが、ディスプレイする時はそれに全くこだわる必要はないと考えています。
 お求めいただいた皆様が好きなベースに好きなキングギドラを自由に組み合わせて、ご自身のイメージで飾って楽しんでいただきたいと思いますし、隕石部分は比較的色も塗りやすいので、日頃ソフビにリペイントされる方は、ご自身の配色でアレンジしても楽しいかと思います。
 ソフビは直接触って遊んだり飾ったりしてナンボです。ぜひ自由に楽しんで下さい。

■今後のキングギドラ

 カラーリングのアイディアは、あと2~3ありますが、しばらく「キングギドラ」の新規カラーの発売はありません。ゴジラの予定がいろいろあるからです。もし次のキングギドラの発売となれば、暫定ですが、1~2年後になるでしょう。
 キングギドラファンの方にはお待たせする事となりますが、それまでのんびりお待ち下さい。その間はぜひ各種発売予定のゴジラの方で楽しんで下さいませ。

(2008.12.18更新)
キングギドラ用「隕石ベース」(新規カラー・単品販売分)は完売致しました。ありがとうございました。

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キングギドラと隕石ベースについて その2

2008年11月14日 | 新作商品情報
■「隕石ベース(単品)」へのディスプレイはいかがですか?

 「隕石ベース(単品・新規カラー)」は、ベースが付属しなかった「キングギドラ スタンダードカラー」や「同 ブルーバージョン」にも使えるベースがほしいというリクエストにお応えして企画した商品です。

 初めて「隕石ベース」を付けたのは「出現バージョン」なのですが、この時は「ベースはいらないので少しでも価格を下げて」と言われる方がいても不思議ではないと思っていました。採算の事情もありますが、皆さんの必要度を考えた時に、ベースの付属はこの時限りになるだろう事も考えてはいたんです。
 そんな覚悟も持ちながら販売を開始したのですが、逆にお求めいただいたキングギドラがお好きな方には喜んでいただき、ベースはいらないと言う方は皆無でした。

 そして調子にのって第2弾のカラーのベースを「シャイニングゴールド」にも付属し、お陰さまでこちらも喜んでいただき、ありがとうございました。

 さらにはこうしてまた単品でもというリクエストをいただき、少数ながら販売できたのは嬉しくもあり、本当に最初の頃を考えれば驚いてもおります。
 お求めいただいた皆様はおそらく「スタンダードカラー」や「ブルーバージョン」を立てて楽しんでいただけていると思います。ディスプレイした感じはいかがでしょうか?
 よろしけばまた感想等もお聞かせいただければ嬉しく思います。


▲「隕石ベース(単品)」に「スタンダードカラー」を立たせてみるとこんな感じ。


▲さらに「ブルーバージョン」の場合はこんな感じになります。


(2008.12.18更新)
キングギドラ用「隕石ベース」(新規カラー・単品販売分)は完売致しました。ありがとうございました。

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キングギドラと隕石ベースについて その1

2008年11月13日 | 新作商品情報

■「隕石ベース(単品)」の塗装の変更について
 先日から発売しております「隕石ベース(単品・新規カラー)」をお求めいただいた皆様には、事後報告になってしまい申し訳ありません。
 告知の際にお見せしている画像と実際の商品の彩色が一部変更になっているのをお伝えするのが遅くなってしまいました。

 変更になっていたのは、ベースの隕石部分です。
 彩色サンプルでは、隕石の部分がシルバーの地に薄いメタリックブルー(水色に近い)を少し塗っていただけでしたが、実際の商品はシルバーの地の中央部分だけに薄いメタリックブルーを塗り、さらに周りには斑にやや濃いめのメタリックブルーを塗っています。
 彩色サンプルのままでは、キングギドラを実際にベースに立たせてみるとあまりにも地味な印象で面白みがややかけている印象でしたし、もっと立体的に強調したいという事で色数を増やしました。これによりリクエストを下さった皆様が希望される「スタンダードカラー」や「ブルーバージョン」のキングギドラを立たせても、充分雰囲気はより出ていると思います。どうぞご理解いただきたいと思います。

 お伝えするのが遅くなってごめんなさい。
 なお、あとわずかですが「隕石ベース(単品・新規カラー)」は発売中です。「スタンダードカラー」や「ブルーバージョン」をお求めいただいた事のある皆様、ぜひこれらのキングギドラをこのベースにディスプレイしてみて下さいませ。

(2008.12.18更新)
キングギドラ用「隕石ベース」(新規カラー・単品販売分)は完売致しました。ありがとうございました。

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