Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

モスゴジ ブルーグリーン GMSカード

2009年10月31日 | 新作商品情報




「モスゴジ ブルーグリーン」GMSカード完成!

 11月3・4日発売の「モスゴジ ブルーグリーン」にもれなくついてくるGMSカードのデザインができました。
 お求めの際はぜひコレクションにお加え下さい。

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

モスラ成虫対ゴジラ

2009年10月30日 | Gフォトギャラリー


 スチール写真で有名なゴジラとモスラ成虫とのバトルシーンをイメージして作ったお遊び写真です。
 掲載されている書籍やムック本等で比較して楽しんで下さい。
 使用しているのは11月3・4日発売の「モスゴジ ブルーグリーン」です。

 弊社の「モスゴジ」は口を開けていないので、熱線放射にはちょっと無理がありますが、その点はご容赦を。

 モスラは弊社では作っていないので、マルサンさんの物を使用しました(ファーストモスラですが……)。珍しく他社さんの商品では弊社のゴジラにぼぼ合うサイズでしたし、素晴らしい出来のソフビだと思います。ちなみにスチールに合わせるために、全体のサイズ、翼の大きさや形状を画像ソフトで変えています。色も多少変えました。

 結構らしくなったと思いますが、いかがでしょう!?

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

「モスゴジ ブルーグリーン」のこだわり その5

2009年10月29日 | 新作商品情報


「モスゴジ ブルーグリーン」
もうすぐ発売です!


■ご意見、感想お待ちしております!

 今回の「モスゴジ」はイメージとしてのカラーリングをテーマに、全体を「青緑」の雰囲気にすべく「ブルーグリーン」として企画しました。
 皆さんのイメージ通り、もしくはイメージに近い色や雰囲気であれば嬉しいのですが、そうではない方でも「この色もアリだね!」と思っていただければ幸いです。弊社が出店するイベントにお越しの際は、展示する物を実際にご覧いただいてじっくり見ていただきたいと思います。

 また、大量にバリエーションを作るつもりはありませんが、今後も「モスゴジ」では劇中シチュエーションをテーマにした場合と、今回のようにファンが抱いているイメージカラーをテーマにした場合で展開していくつもりです。似た色をいくつも出すつもりはありませんので、厳選してチョイスしていく予定です。
 ですから今回の「ブルーグリーン」の感想やご意見がございましたら、イベント出店の際でも通販購入のお電話の際でもぜひお聞かせいただきたいし、皆さんがイメージされている「モスゴジの色」や商品化してほしい色等もぜひおっしゃっていただけると今後の参考にさせていただきたいと思います。
 もちろん劇中シチュエーションでのカラーリングのご意見もございましたらお願い致します。

 なお、今回の商品も前回の「モスゴジ」同様、手のパーツは手首から先が別パーツです。ここは完全に接着していますので無理な力で回したり曲げたりしないで下さい。破損には充分ご注意下さい。
 もし取れてしまった場合は、ドライヤー等で人肌程度に温めてから瞬間接着剤等で接着して下さい。


「モスゴジ ブルーグリーン」は11月3・4日より発売を開始致します。たくさんの皆様のお求めをお待ちしております。

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

「モスゴジ ブルーグリーン」のこだわり その4

2009年10月28日 | 新作商品情報


「モスゴジ ブルーグリーン」の彩色

■青緑をカッコよく!!
 この「モスゴジ ブルーグリーン」は、ボディの凹凸を強調させるべく、部分的に青緑をスプレーしています。
 色としては単純に青と緑の中間です。が、成型色がダークシアンブルーなので、対比のせいでそのスプレー部分がシンプルなシアンに見えてしまう所もあります。にもかかわらず全体として見れば青緑のゴジラに見えます。ちょっと不思議な感じです。
 前回の「スタンダードカラー」に比べれば明るいイメージの色になっていますが、そのままでは軽い印象になってしまい、カッコよさがイマイチ足りません。そこでツヤ消しにして塗装しています。そのため明るいながらもシブさも表現できていると思います。ぜひこのへんは実物で感じていただきたいと思います。
 胸と膝部分は青緑とグレーの中間の色を、これもツヤ消しでスプレーしています。

 ツメと背びれの先端はレモンイエローとホワイトの中間のライトイエローでツヤを多めに塗装しています。
 今回のテーマは劇中の物ではなく、イメージカラーとしての「モスゴジ」でしたので、特に実際の劇中スーツの色にこだわらず、青緑のボディをよりカッコよく見せるためにこの色をチョイスしました。
 シンプルにホワイトかアイボリーと言うのも案としてありましたが、それでは何か足りない印象になります。シルバー等のメタリック系も考えましたが、それではありふれたレトロ系の塗装になってしまうので、Gメモリーズセレクションらしくありません。
 このライトイエローがより全体の青緑を引き出させている事がわかっていただけると思います。

 当初、キバや白目の部分も同じライトイエローを考えていました。が、実際にそれで作ってみると、印象として冷たいのです。暖かみを出したいわけではありませんが、あまりにもなさ過ぎるので、アイボリーに変更しました。

 ぜひこれらの塗装部分も商品で確かめていただきたいと思います。

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

「モスゴジ ブルーグリーン」のこだわり その3

2009年10月27日 | 新作商品情報


「モスゴジ ブルーグリーン」の成型色

■成型色はゴジラブルー
 この「モスゴジ ブルーグリーン」の成型色はダークシアンブルーです。
 怪獣ソフビのコレクターの方には、「ゴジラブルー」と言った方がわかりやすいでしょうか。ほぼそれに近い色です。
 配色テーマの「青緑」のイメージの「モスゴジ」を表現する上で、全体にスプレーする青緑をより表現できる色としてチョイスしました。以前にも弊社商品では「GMKゴジラ」等でも使用しています。

 せっかくの機会のなので、怪獣ソフビの好きな方が良く言う「ゴジラブルー」という色について少しだけ。
 昭和41年に(旧)マルサンから発売された多くの方がよくご存知のキンゴジソフビ。ゴジラソフビの最初と呼ばれているものです。この時の成型色であるダークシアンブルーにちなんで、それを再現した色、近い色がよく言う「ゴジラブルー」と呼ばれているようです。通称であって何かの正式名称等ではありません。
 この「ゴジラブルー」と言う呼称は、どなた(どこかのメーカー?)が最初に言い出した言葉なのかは知りませんが(ぶっちゃけその辺は全く興味がないので調べていません)、今では怪獣ソフビの世界ではある程度定着した呼び名のようです。
 後にあの最初のキンゴジソフビがかなり近い色で復刻されたり、M1号さんから発売される各ゴジラソフビ等でもこの色を使われたりする事もあって、「ゴジラブルー」はマニアや作り手である各メーカーさんでも人気の色になったようです。ゴジラ以外の怪獣ソフビでも見かける事は珍しくありません。一時期は成型色が「ゴジラブルー」なだけで、それを商品の売りにしていたメーカーさんもいたようですが(今はもうさすがにそれだけで食い付くファンの方もいないでしょう!?)、特に成型に難しい色な訳でもないし、貴重な色と言う事でもないので、今ではファンにとっては慣れ親しんだ色と言う印象でしょう。

 しかし「ゴジラブルー」というのは一部の怪獣ソフビの世界だけで通用する言葉です。
 ソフビの原料を製造する業者さんからすれば、他の受注した色と同様に複数の原料を調合してできただけの色なのだそうです。
 前にこの「ゴジラブルー」に最も近い正式に通じる色の名前を調べてみた事がありますが、私の許容範囲では適当な色名は見つかりませんでした(一番近いのはダックブルーと呼ばれる若干緑が入った深いブルーかも?)。ですからとりあえず、シアンブルーとかダークシアン等と呼んでいます。
 その「シアン」ですが、元々は「暗い青」を意味するギリシャ語が語源で、顔料の緑が入った鮮やかな青色を意味しているそうです。一般には染物や印刷の世界で使われている青色です。ちなみに印刷では基本的にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色を調合する事で作られています。
 プロのデザイナーさんや色の専門知識が必要とされるお仕事をされている方(おそらくはちゃんと色にこだわってるベテランのソフビメーカーさんも?)、色の名前はこのCMYKの調合比(%で)言うケースが日常です。
 せっかくなのでCMYKで「ゴジラブルー」に近い色をいくつか作ってみました。
 ゴジラソフビ最初のキンゴジは随分昔ですので、現存する物を見ても当然変色しているはずですので(保存状態の違いで物によっては随分と差があるようです)、発売された当時の元々の色は今ではわかりません。ムック本等で紹介されている物も結局は写真、印刷物ですから100%ではないのです。
 ですから今となっては完全な「ゴジラブルー」というのは、人によって微妙に解釈は違うのかもしれませんね。


 一見上の24個の色は同じように見えて全て違う色です。あくまでCMYKの調合比で作った色です。どれが正式な「ゴジラブルー」という事ではありません。
 CMYKの数字は%です。この数字を変えるだけでぼぼ無限に色の数は増えていきます。同じような色でも限りはないと言う事です。
 ですからここで紹介しているのはほんの少しの一例なのです。皆さんのイメージに一番近い「ゴジラブルー」はどれですか?
 ちなみに「モスゴジ ブルーグリーン」で使用している成型色に一番近いのは一番右下です。


(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

「モスゴジ ブルーグリーン」のこだわり その2

2009年10月26日 | 新作商品情報




「モスゴジ ブルーグリーン」の
イメージカラーについて
Part.2

■「ブルーグリーン」(青緑)にした理由
 今回の「ブルーグリーン」の発売を告知してからになるのですが、何人かの弊社商品をお求めいただいているお客様達に質問をさせていただきました。
「モスゴジはどんな色のイメージをお持ちですか?」と。今後の参考になればと思ったのです。
 人によってイメージされる色は違うとは思っていましたが、ある程度は共通したり限られたりする色になるのだと考えていました。が、その予想を遥かに上回る回答でした。おそらくは20人ぐらいにお聞きしたのですが、ほとんど共通していないのです。
 詳しくはいずれ別の機会に書きますが、大まかにはグリーン系、ブルー系、グレー(ブラック)系、ブラウン系に分かれます。その中でもまた細かく違う色になっています。例えばグリーンの中でも明るいグリーンをイメージされている方もいれば、モスグリーン、ダークグリーン……と様々。実に面白いデータになりました。
 もしかしたらイメージする色と言う点では、「モスゴジ」が最も多様化してしまうゴジラなのかもしれません。不思議です。
 今回の弊社の「ブルーグリーン」(青緑)の色は、皆さんのイメージする色と比較していかがでしょうか。

 これまで各社から実に多くのモスゴジソフビが発売されてきました。最も多いと思われるレトロタイプソフビと言う点では、配色(成型色+塗装の全体のカラー)で一番多いのはブルー、グリーン、ライトブルー(水色)でしょうか。
 キンゴジと同時期(もしくは近い時期)に発売されるメーカーさんが多いので、キンゴジはグリーン系、モスゴジはブルー系と対称的なイメージカラーで発売されてきた事を多く感じます。
 今回の「ブルーグリーン」と言う色をチョイスしたのは、今までありそうでほとんどなかった色でありながらも「モスゴジ」には似合っている色にしたいと言う事で企画しました。
 今後も「モスゴジ」は、劇中イメージばかりではなく、ファンが持っているイメージカラーとしての企画も続けて行きたいので、その最初と言う事で他ではないイメージのカラーにしたかったのです。平気でやっちゃうようなソフビメーカーさんは今でも多いみたいですが、弊社としては他社さんでやった配色をそのまま真似るような事はしたくありませんし。

 この「ブルーグリーン」のヒントになったのは、実は3年半前に弊社で発売した「キンゴジ ブルーバージョン」(完売)です。やはりこの時も他ではない色のブルーのキンゴジにしたくて企画しています。
 当時、サンプルを作った時に「この色はモスゴジにも似合うよなー」とずっと思っていました。それでいつか「モスゴジ」を作った時にこの色のイメージの物を作りたいと思っていたのです。もちろん「キンゴジ」の時のそのままの色の再現ではなく、それをアレンジして青緑よりにし「モスゴジ」のイメージに合うように企画し直したカラーリングにしています。

「モスゴジ ブルーグリーン」のこだわり その1

2009年10月25日 | 新作商品情報


「モスゴジ ブルーグリーン」の
イメージカラーについて
Part.1

 今日から11月3・4日発売予定の「モスゴジ ブルーバージョン」についての詳細、こだわった所について書きます。商品購入の際の参考にして下されば幸いです。

■影響によるイメージカラー
 弊社「モスゴジ」ソフビの第2弾のカラーリングとして企画したのが今回の「ブルーグリーン」です。
 前回の「スタンダードカラー」は、劇中スーツのカラーをイメージして企画しましたが今回のテーマは「モスゴジ」のイメージカラーです。

 皆さんにとって「モスゴジ」と言うのはどんなイメージの色を思い浮かべますか?
「モスゴジ」に限らず数多い種類のゴジラにはそれぞれイメージされる色と言うのがあると思います。
 当然ながら人によってそのイメージされる色は様々です。
 実際に映画の中で使用されているゴジラの劇中スーツは、元々がほとんど黒に近いダークグレーなのだそうです。そのダークグレーでもゴジラによって微妙に違いがあると思われますが、同じスーツでも物語の前半に撮影されたものと後半では汚れや傷、破損、修復等によって変化はしているのだそうです。
 また、シーンによって撮影時のライティングやシチュエーションでも映像に映し出されるゴジラの色と言うのは同じではありません。
 印象深いシーンが長く鮮明に記憶されている場合は、そのシーンのゴジラの色が強く残ってしまい、そのゴジラのイメージカラーとして思ってしまうケースは多々あるでしょう。

 さらには映像や劇中のワンシーンの影響とは違うケースとして、そのゴジラのイメージされる色が決まってしまう場合もあります。
 代表的なのは印刷物です。公開の時に作られる大型のポスター、劇場等で貼られているロビーカードと呼ばれる小さいポスター、ムック本等の関連書籍や雑誌、PRのためのチラシやプレスシート、タイアップ企業やメーカーの宣伝材料、ブロマイドやカード……。1本のゴジラ映画ができると、様々なゴジラの写真を使用した印刷物が世の中に登場します。
 特に昭和のゴジラ映画では、配給側から提供されるものに関しては、ほとんどの印刷物が写真に人工着色された物が多く、その色で影響されてしまうケースはたくさんあるでしょう。多くの写真や印刷物の中のゴジラが緑で色付けされているのを覚えている方も多いでしょう。それもかなり強烈な色になっているので、当時の子供が受ける印象として「ゴジラは緑」となっても不思議ではありません。
 ちなみにこれは昭和のゴジラ映画だけのことではありません。近年のゴジラ映画ではそれがなくなったと勘違いされている方も多いと思いますが、平成になっても全てのゴジラ映画のポスターや宣材等でも実際の写真に着色や加工はされています。CGや画像加工ソフトの技術が高くなっているので素人目には気がつかないだけです。
 また、印刷物以外からの影響と言う点ではフィギュアや玩具の影響もあるでしょう。ゴジラを商品化する場合、実際の劇中スーツの色では商品としては地味な色です。リアルフィギュア以外ではインパクトのある明るい色にしたりするケースは自然な流れと言えます。ゴジラフィギュアや玩具が青や緑の色に変えられて作られ、その印象が強ければその色としてイメージするようになってしまうケースもあると思います。

 前置きが長くなりましたが、話を「モスゴジ」に絞りましょう。
「モスゴジ」も当然人によってイメージする色は違います。1つのカラーリングでゴジラファン全てに納得してもらえる「モスゴジ」の色と言うのはかなり難しいと思われます。それでも作り手としてはできる限り多くの人に喜んでもらい、納得してもらえるカラーリング案を企画しなくてはなりません。
 その「モスゴジ」イメージカラーシリーズのいくつかの案の1つとして、今回最初に作らせていただいたのが「ブルーグリーン」なのです。

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

もう一つの「大戦争ゴジラ」!?

2009年10月24日 | 代表羽沢のG雑感
シェーポーズの「大戦争ゴジラ」を
普通のポーズにアレンジ!!




 画像をご覧になって「えっ、もう次の新作!? しかも大戦争ゴジラの構えたポーズ!?」と思われた方、………残念!!
 実はこれ、「大戦争ゴジラ スタンダードカラー」(完売)の頭のパーツを「モスゴジ スタンダードカラー」(発売中)のボディに付けてみたものです。たまたま首のかん着部分の大きさがほぼ同じだったので試しにやってみました。

 なぜこんな事をしてみたかと言うと、以前弊社で「大戦争ゴジラ」を初めて発売した時に何人かのお客様に、「シェーポーズ以外の通常の構えたポーズもほしい」「足のパーツ等を別に作り替えるだけでノーマルの立っている大戦争ゴジラにできるんじゃないか」と言うような事を言われました。
 それにつきましては以前ここで書きました通りです(2009年6月8日の記事参照)。発売した「大戦争ゴジラ」を構えた普通のポーズにするには、ほとんど原型から作り直さなければなりません。ですからシェーポーズをしたあの弊社商品の一部をアレンジしても無理なんです。
 で、もしかしたら「モスゴジ」もしくは「決戦ゴジラ」のパーツを流用すればそれらしくなるかも……。と試しにやってみたわけです。

 前にも書きましたが、実際にゴジラの劇中スーツは「モスゴジ」から「決戦ゴジラ」へ、そして「大戦争ゴジラ」へと受け継がれています(2008年9月4~6日の記事参照)。無理矢理とは言え、「モスゴジ」や「決戦ゴジラ」のボディパーツに「大戦争ゴジラ」の頭をつけてもそれなりに見えるのではないかと思ったのです。
 果たして遠目に見ればそれらしく見えます。
 が、良く見ると、元々この組み合わせを目的として作ってはいないので、モールドのつながりに違和感が若干あるし、後頭部下の小さい背びれの並びも嘘になります。「大戦争ゴジラ」はシェーをさせるために作りましたので、このまま身体につけても首の長さや角度も変です。なにより表情もシェーをした時の顔にして作っていますから迫力に欠けます。

 もしかして中には「それでもいいから商品化してほしい」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
 でも、残念ながらこのままでは作り手として納得できないので商品にはできません。ごめんなさい。東宝さんの許諾も難しいと思いますし……。
 ですから今回のこの「試し」はあくまでもお遊びです。

 どーーーーしても欲しいとおっしゃるんでしたら、「モスゴジ」(もしくは「決戦ゴジラ」)と「大戦争ゴジラ」を1つずつお求めいただき、ご自身でリペイントしてアレンジしてみて下さい。もしやられる方がいらっしゃいましたら、その時はぜひ写真でもいいので見せて下さいね。
 個人で楽しむのは自由ですから。

ゴジラ、巨大卵を襲う!

2009年10月23日 | Gフォトギャラリー


 モスラの巨大卵をゴジラが襲う!!

 11月3・4日発売予定の「モスゴジ ブルーグリーン」を使用しての劇中イメージです。
 商品にもれなくついてくるGMSカードのデザインはこれを元にする予定です。
 お楽しみに!

 なお、先日まで告知していた「モスゴジ ブルーグリーン」の画像は彩色サンプルの物です。ここで使用している画像の物は、最終決定の商品と同じものです。若干彩色に変更がありましたので、詳細は後日改めて。

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

トイフェスに出店致します

2009年10月22日 | イベント参加情報
「東京トイフェスティバル」で
お待ちしております


 これまでお知らせしていますように11月3日(火・祝)東京ビッグサイトで開催される「第19回東京トイフェスティバル」に出店致します。ディーラースペースの番号が確定しましたのでお知らせ致します。

 B3-5 です。

 入場口から入って左、中央列の手前付近です。



 当初の予定通り「モスゴジ ブルーグリーン」(詳細は新作情報を!)の先行発売をこの日に行ないます。弊社「クリエイティブデザイン羽沢組」スペースにて発売致します。
 その「モスゴジ ブルーグリーン」ですが、塗装作業が遅れているため、今日現在、販売予定個数50個のうちのまだいくつ先行発売分として持っていけるか確定しておりません。決まり次第お知らせ致しますので、しばらくお待ち下さい。
 会場に行かれる予定の方は、ぜひこの機会にお求め下さいますようお願い致します。

 また他の残っているソフビ商品も全種類持っていく予定です。これらもこの機会によろしくお願いします。
 他商品の中には在庫数の少なくなってきたものもいくつかあります。当日の展示ではそれらの明記もしてありますので、不明な点はお気軽にお尋ね下さいませ。
 12月発売予定の新商品の告知もできる限りこの日に間に合うように準備する予定です。

 この日、11月3日はゴジラ55周年記念の日でもあります。
 それを記念して過去の多くの東宝特撮映画に参加されたスタッフ、出演者の方々のトークショーやサイン会があるそうです。川北監督やあのゴジラ映画ではおなじみの俳優さん達に会えるチャンスですね。
 ゴジラファンにはそれも楽しみです。

 弊社のイベント出店は年内ではこれが最後になる予定です。ぜひ皆様のお元気なお顔を拝見させて下さいませ。
 たくさんの皆さんのお越しを心よりお待ちしております。

�東京トイフェスティバルの詳細はこちらまで
http://www.toyfes.jp/

(2011.5.13更新)
「モスゴジ ブルーグリーン」は完売致しました。ありがとうございました。

ソフビ制作裏話 その153

2009年10月21日 | 制作裏話
制作裏話
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.7

▲「キングギドラ(未塗装版)」(完売)

■未塗装版「キングギドラ」について

 最初の「スタンダードカラー」の発売後からすでに「クリアでのキングギドラを!」というリクエストをいただいていたのですが、同時に「クリアなら未塗装も!」というお声もありました。「シャイニングゴールド」の発売を告知してからは、少数ではありますがさらに未塗装を希望される方のお声がより熱くなってきました。
 理由としてはクリアイエローにラメ入りと言うのが「どストライク」なのだそうです。
 これだけ熱くおっしゃっていただくんですから、嬉しいし何とかご期待に応えたいと言う事で少数ではありますが、未塗装版も「シャイニングゴールド」と同時に発売致しました。

 前にも何度かここで書きましたが、Gメモリーズセレクションは塗装ありきで造形、制作しております。未塗装を前提としてはおりません。ですが、ゴジラソフビで希望される方がある程度いらっしゃるので、日頃の感謝を込めて福袋で年に一度新春発売を2度程行なってきました(来年は未定です)。
 それ以外での単品での未塗装商品を発売するのは考えてもいなかった事です。ですからこの時は特例扱いと言う事になります。
 それでする事にしたとは言え、その時点で可能な個数は少数しかないし、充分足りるだろうと考えていました。第一、単品での「隕石ベース」もそうでしたが、告知に関してはこのサイトだけで、しかも告知から発売まで期間はわずか3日しかありません。もしかしたら余るかも……と思ったぐらいです。
 が、即日完売。予想以上に喜んでいただき、感謝しております。
 また電話申し込みで間に合わなかった方、インターネットをされないので後で存在を知り残念な思いをしてしまわれた方もいらっしゃり、その点については申し訳なさでいっぱいでした。ごめんなさい。
 やむを得なかった部分はありますが反省点でした。

 日頃弊社では、このサイトで情報をご覧いただいている方も、ご覧になれなれずに雑誌等でしか情報を得られない方も同様に大切に考えているつもりです。今後、少数とは言えリクエストに応えるなら応えるで、少数販売商品でもなるべく告知期間を取り、できる限りご希望される方に商品をお届けできるように努めたいと思います。それでも商品の特性や諸事情でどうしてもこのサイトでしか告知できない場合や、緊急に短期間しか告知できない場合も今後あるかもしれません。その際はご了承下さいますようお願い致します。

 現在「キングギドラ シャイニングゴールド」(隕石ベース付き)は発売中です。残りの数が少なくなってきました。ご希望の方は弊社までお電話にてお申し込み下さい。

ソフビ制作裏話 その152

2009年10月20日 | 制作裏話
制作裏話
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.6


▲「シャイニングゴールド」に付属した「隕石ベース」

■隕石ベースについて

 この「キングギドラ シャイニングゴールド」には「隕石ベース」が付属します。
 前に発売した「出現バージョン」にも付属したものですが、その時に好評をいただいた事と、この「シャイニングゴールド」もキングギドラの登場に関連したバージョンでしたのでセット商品としました。
 配色、彩色に関しては「出現バージョン」の時の物とは変えてあり、詳しくは「こだわり」で書いた通りです。

 元々この「隕石ベース」を付属させるバージョンは初めから1つか2つと考えていました。どうしてもセットにすると、商品価格を上げざるを得ないし、テーマ的にギドラの登場シーンに関係ないバージョンの時には必要ないだろうと考えていたからです。購入していただく方の中には「隕石ベースはいらないので価格を安く」と思われる方もいらっしゃると思っていたためです(結局はいらっしゃらなかったようなので安心しております)。
 弊社の予想に反してたくさんの方々から、好評をいただき「今後のバージョンにもつけてほしい」「最初の2つ(スタンダードカラーとブルーバージョン)の分も作ってほしい」というお声も複数いただきました。しかもおっしゃる皆さんが実に熱いんです。リクエストと言うより「訴え」に近い雰囲気すら感じた事もありました。いずれにしても作り手としてとても嬉しい事です。
 予算的には正直楽と言うわけではありません。が、こうして熱いリクエストをいただいているので何らかの形で応えねばと考え、企画したのが単品販売の別バージョンの「隕石ベース」でした。
「シャイニングゴールド」で「隕石ベース」は終了する予定でしたから、あわてて数えてみると未塗装状態(2つのバージョン分)で予備としてキープしておいたのが計20個弱しかありません。新たに成型する程は必要ないだろうと思いましたし、その予算も時間もありません。ましてや何人希望されるかわかりませんでしたし、緊急の販売で告知も当サイトでしかできませんから勝手な推測で10個もあれば足りるだろうと言う事で、最初はそれだけで販売致しました。
 いい意味でまた予想は外れて早くに完売、尚も希望される方々がいらっしゃいました。結局残っていた未塗装成型品を全てそれに回して追加販売し、どうにか対応させていただきました。お求めになれなかった方は申し訳なく思います。ごめんなさい。
 リクエストを下さった方々、お求めいただいた方々には本当に感謝しております。「キングギドラ」でも「隕石ベース」でも喜んでいただいていると思いますし楽しんでいただいているのだと思います。それが何より嬉しいです。

 そしてこの「隕石ベース」はこれで終了の予定です。その点はご了承下さい。


▲比較のために。左から、単品販売の「隕石ベース」(完売)、
「出現バージョン」に付属した「隕石ベース」(発売中)、
「シャイニングゴールド」に付属した「隕石ベース」(発売中)。


ソフビ制作裏話 その151

2009年10月19日 | 制作裏話
制作裏話
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.5

■成型色の選択

 この「キングギドラ シャイニングゴールド」の彩色部分や全体の配色、テーマとの関連性は以前書いた「こだわり」をご覧下さい。
 成型色のクリアイエローのチョイス、中に入れるラメに関しての詳細も以前書いた通りですのでここでは割愛しますが、成型色のチョイスの部分では多少は迷った所もあります。

 先日まで書いてきた理由により、「キングギドラ」のクリア成型版はそう多くはバリエーション化できません。もしかしたらこれ1回になるかもしれない覚悟での商品化です。ですからどんな色にするのかは慎重になりました。
 テーマ的にキラキラとした明るいイメージにしたかったため、暗い色は当然選択肢から外れますが、明るくという表現となると薄めの色を選ばざるを得ません。しかし薄い色にしてしまうと、問題の気泡が目立ちやすくなります。
 ですからテーマに添いながらも気泡が目立たない程度の明るさが必要とされるものでした。そしてラメとの組み合わせも考えなければならない要素です。
 そこで選んだのがシンプルにクリアイエローで、気泡を隠すためとキラキラ感を増やすために商品の生産時にラメはサンプルの時よりもかなり増やしたのです。
 もっと薄いイエロー、ベージュ系、さらには透明に近いものにラメだけでゴールドを表現するパターンも選択肢にありましたが、結局は商品になったあのイエローに落ち着きました。
 他の案と言う事では、モール入りと言うのも検討はしたのです。確かにキラキラ感は倍増でとても効果的な箇所もあるのですが、ラメとの相性もあってちょっと細い部分はうるさい感じにもなりました。また、翼にはバランスが悪くてモールを入れようがありません。モールが入る部分と入らない部分の差が強調されてしまい、全体のトーンが統一されなくなります。結局モールを入れるのは断念しました。

 ある意味、これまでの弊社の発売ソフビの中でクリアでの商品化と言う事においては、最も頭を悩ませた商品だったかもしれません。
 それでもリクエストを下さった方々に応えたくて何とか実現でき、お求めいただいた皆さんの評判も上々でしたから安心しました。成型屋さんのご尽力も当然あった上でですが、いろいろどうしようかと悩みながらも発売できたのは良い経験にも勉強にもなりました。

ソフビ制作裏話 その150

2009年10月17日 | 制作裏話
制作裏話
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.4



■各パーツごとの収縮率

 クリア成型のソフビでの弱点は、昨日までお伝えしてきたように表面に気泡が見えやすい事もありますが、通常の原料に比べて柔らかい事もありパーツの接合部分(かん着と言います)が緩くなりがちになってしまう事です。
 ソフビはワックス原型から金型を制作し、そのできた金型にソフビの原料を流し込んでパーツを成型します。成型されて金型から抜かれた直後のパーツはかなり高温の状態で、ふにゃふにゃです。それが冷えて固まるのですが、その際に微妙に収縮するのだそうです。収縮率と言うのはパーツの形状や大きさによって左右され、金型で同じサイズに作られているはずのかん着部分でも、パーツの小さい方はより小さくなりやすいのです。
 私もソフビを作るようになって教えていただき初めて知り、実際に自社製品を見て「なるほど!」と思いました。こういう事は実際に自分で作って体験しないとわからない事です。
 ゴジラ等の怪獣ソフビ等はリアルだろうがレトロだろうが、だいたいは大きなボディパーツに手や足、尻尾等のパーツが付けられているケースが多く見られます。そのため手や足の可動部分はたまに初めから緩くなっている商品があります。おそらくそれはこう言ったパーツの収縮率の違いによる事が一番多い原因であると考えられるのです。事情をよく知らない方は金型屋さんや成型屋さんのせいにされるかもしれませんが、緩くなってしまう一番の原因はパーツの大きさや形状の違いによる収縮率の差ではないでしょうか。
 そこでクリア成型品ですが、素材が柔らかいと言う事もあって、さらにそう言った事がより顕著になってしまうのだと思われます。

 弊社の「キングギドラ」ではそれも強く感じました。
 各バージョンの弊社の「キングギドラ」ソフビをお求めいただいた方は、比較されて「シャイニングゴールドの方は(かん着)が緩いなぁ」と思われた方もいらっしゃったと思います。それはこう言った理由ですのでご理解いただきたいと思います。
 この「シャイニングゴールド」では、特に翼のパーツのかん着部分が少々緩めになってしまっています。面積がそれなりにあるのに薄いが為に通常より収縮率が高かったのだと思われます。改めて見直してみると他社さんのいろいろなギドラソフビも翼の状態が同じような結果になっています。理由はやはり同じなのでしょう。
 今後はもっとそう言った事も意識して作らなければならないと言う事も勉強にもなりました。

 ゴジラに比べれば、各パーツの大きさや形状の差は特に大きいのが「キングギドラ」です。
 ですから、そう言った事も含めて「キングギドラ」のような形状の怪獣ソフビを作る事の難しさをまた改めて実感しております。

 あー……やっぱり困ったちゃんな怪獣だ(笑)。

ソフビ制作裏話 その149

2009年10月16日 | 制作裏話
制作裏話
「キングギドラ シャイニングゴールド」編
PART.3

■生産数の確保で一安心

 納品されたクリア成型の「キングギドラ」。
 やはり多くのパーツに気泡が出てしまいます。それでも細かく目立たないようにして下さったのは成型屋さんのおかげです。感謝、感謝です。
 それでもいくつかは目立つものや穴になってしまったものも多く、それは泣く泣く処分しました。
 一番多かったのは予想通り頭のパーツ。3種類共です。毛の部分に穴が開いてしまっているものや角が欠けたりしてしまうものは商品には使えません。
 また翼でも穴のあるものがいくつか。先端の突起が欠けてしまうものもいくつかありました。
 それでも何とか予定個数は確保できました。
 いつもは複数予備分が出るように計算して成型生産もお願いしているのですが、結局この時は予備はギリギリ10個程度の確保になりました。後にこの10個はリクエストに応えて「未塗装分」として発売しています。

 もっと生産数を増やして発注すれば、処分せざるを得ないものを除いてもそれだけ安心できる数は確保できたでしょう。が、通常でも「キングギドラ」はコスト面でハイリスクなのでなかなか予算的に苦しいものがあります。ましてやこの時はクリア成型、ラメもかなりいつもより多めに使用していますので、経費はいつも以上ですので収益的には厳しいのが本音です。その辺はご理解いただきたいと思います。

 とにかく結果的には数も間に合いましたし、何とか商品化できて本当にほっとしました。皆さんのリクエストに応えられた安心感が何よりも嬉しかったです。
 もしかしたら経験豊富なメーカーさんはもっと効率の良い方法を知ってらっしゃるかもしれませんし、ベテランの原型師さんは最初からクリアでの成型を視野に入れて作られるかもしれません。その辺はまだまだ弊社としても勉強の余地はあるのだと思います。
 それでもこの大きさ、この造形でのクリア成型「キングギドラ」は弊社としては、当時の現状でできる限りベストを尽くしたつもりです。

 それにしても本当に劇中同様、「キングギドラ」は困ったちゃんな怪獣です(笑)……つくづくそう思いました。