今年もたくさんの皆様にお世話になりました。
ありがとうございました。
今年は前半に「モスラ対ゴジラ 対決セット」を発売してから、ソフビ業務は滞ってしまいました。ソフビでは他社さんの原型製作を複数担当させていただいたこともあり(詳細はいずれお知らせします)、自社製品の発売ができませんでした。やりたいバージョンはいくつかあるのですが、他業務も重なったため、なかなかスケジュールが取れなかったのは残念でした。
デザインに関しては、いくつかゴジラ関係の商品を担当させていただいてきましたが、公表して良いものかわからなかったり、タイミングを逃したこともあり、お知らせできなかったものもたくさんあります。機会があればのんびりお知らせしたいと思います。
編集や執筆に関しては、雑誌や書籍類でいつもの感じで「モスラVSゴジラ コンプリーション 」を作らせていただいたり、ホビージャパンなどでいくつか担当させていただきました。なんだかんだで今年もゴジラ中心に編集や執筆に追われていました。
そんなわけでこのブログの更新もかなり少なくなってしまいました。X(旧ツイッター)もポストするどころか、見るのも1〜2ヶ月に1回ぐらいのペースになってしまったのでそちらもたまにしかポストできませんでした(ここ数日少し落ち着いたので重ねてポストしてますが……)。
今年お知らせできなかったことなどは、ゴジラ関連中心にはなりますが、いつかのんびり「実はこんなことがありました」「実はこんなものを作ってました」と報告できればと思います。
来年もマイペースでしかできませんががんばります。よろしくお願いいたします。
TM &(C)TOHO CO., LTD.
あけましておめでとうございます
昨年はたくさんの皆様にお世話になりました。
ありがとうございました。
例年通り、昨年はデザインでも編集でもソフビでもゴジラ関係が多く占めていた羽沢組です。
今年もゴジラな一年になれればいいなと思います。
今年公開予定の新作映画も楽しみですね。
本年もよろしくお願いいたします。
クリエイティブデザイン羽沢組 代表 羽沢正人
通勤途中
困ったことに通勤途中の近くにこういうのがあると、つい立ち寄ってちょこちょこ何かを買っちゃうよね。
困るよなー。本当に困った。困った、困った。
すでに多くの方がご存知かと思いますが、俳優の宝田明さんが3月14日にご逝去されました。
宝田さんといえば第一作『ゴジラ』(1954年)の主役を務められ、その他『モスラ対ゴジラ』(1964年)、『怪獣大戦争』(1965年)、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年)、『ゴジラVSモスラ』(1992年)、『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)にも出演されたゴジラ映画を代表する俳優さんで、多数の映画やテレビドラマ、舞台などでも活躍され、特撮ファンのみならず一般にも広く知られる俳優さんでした。
弊社としても私個人としてもイベント関連でお会いさせていただく機会があり、何度かサイン会のお手伝いをさせていただいたり、車での送迎も担当させていただいたこともあります。大変お世話になりました。
多くのファンの方がお気づきかと思いますが、ファンの方へのサインはひとりひとりフランクにお話しされ、その方に合った言葉を添えてサインされます。ほとんどが筆です。一枚一枚心がこもっているのがわかるんです。
宝田さんのすぐ横でお手伝いさせていただいた時、予定よりたくさんの方が並ばれ少しお疲れの様子を感じたので、途中で「もしよろしければ少し休みましょうか」と声をかけさせていただいたんですが、「皆さんが並んでるんだから」とずっと休まずに続けられたのが印象に残っています。
横浜で開催された大ゴジラ特撮王国の時のサイン会の終了時には、宝田さん付きの私と水野久美さん付きだった家内に宛ててサインに「夫唱婦随」の言葉を書いてくださいました。我が家の家宝です。毎年いただく筆の直筆年賀状も大切にしています。
仕事柄、インタビューなどで俳優さんや著名な方へのインタビューの機会があるので、そういった方とお会いしても緊張はほとんどしないのですが、宝田さんは別格です。第一作『ゴジラ』の主役ということもあるのですが、そばにいても大スターという目に見えない何かがあり、こちらからは気さくに声をかけられないのです。ダンディーでカッコ良く、80歳を過ぎた後でも背中や腰が曲がっている様子はなく、180cm以上の身長で姿勢も良くて本当に大スターでした。
私の車に乗っていただいた時は、流石に緊張しました。運転して緊張したのは人生でこの時が唯一です。緊張でどんな話をしたのか覚えていませんが、嬉しかったですね。車から降りられた後はすぐに宝田さんの方から手を差し伸べていただき、「ありがとう」とガッチリ握手していただきました。大切な思い出になりました。
手塚昌明監督が撮られた横浜での大ゴジラ特撮王国のウェルカム映像の撮影時には、取材を兼ねてスチールも撮らせていただいたのですが、手前味噌ですがカッコ良く宝田さんを撮らせていただいたと思っています。と、いうより宝田さんがかっこいいんですね。
お歳を取られてもずっとお元気で我々ファンの前にお姿を見せていただけれるものだと勝手に思っていたところがあります。
ゴジラの書籍のコンプリーションシリーズでは残念ながら、宝田さんの出演作の書籍はまだ作っていませんでしたから、ここでのインタビューはかないませんでした。その時が来たらぜひインタビューをとずっと思っていました。残念でなりません。
最後にお会いしたのは、日比谷でのゴジラ・フェスに登壇されたあとにご挨拶させていただいた時でした。その時もがっちり握手していただきました。
ダンディーでかっこいい宝田さんにもう一度お会いしたかったです。
大変お世話になり、素敵な作品を残していただきありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
本年もよろしくお願いします
挨拶が遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
一時期は収束の様子を見せていましたが、まだまだコロナ禍が続き、最近もまた感染が増えつつあります。
弊社の業務にも影響はあり、昨年はデザインと書籍編集に集中しつつも、イベントに合わせてソフビ商品を展開できず、このブログの更新もめっきり少なくなってしまいました。
今年も不安は多々ありますが、デザイン、編集・執筆、ソフビなど、変わらずに続けていきたいと思います。
すでに一部で告知はされていますが、ただいまコンプリーションシリーズの編集作業中です。詳細は後日に改めて。
ソフビの方でもなるべくリリースを増やしたいところですが、まずは初回発売時にすぐに完売した「モスラ対ゴジラ対決セット」と「大戦争ゴジラ ターコイズブルー」の再販をそれぞれ先に進めたいと思っております。
なかなかブログの更新もたくさんできる状況にはありませんが、なるべく皆様に少しでも喜んでいただけるよう頑張っていきたいと思います。
本年も羽沢組をよろしくお願いいたします。
遅くなりましたが、2021年もよろしくお願いします。
まだまだコロナ禍で大変な時が続きます。
弊社としても各業務への影響が大きく、不安だらけなスタートですが、デザイン業務、ソフビ業務、書籍編集業務にしても皆様に喜んでいただけるよう今年も頑張りたいと思います。
ソフビに関してですが、デザインや編集の仕事のスケジュールが思うようにいかない日々が続き、ソフビ業務のスケジュールがうまく立てられないのが現状です。それでもなんとか年内には再販商品はもちろん、新商品も出せるよう努めたいと思います。
冬のワンフェスも中止になり、イベントでの出店も全くの未定です。これまでのようにお馴染みの皆さんや羽沢組スペースに遊びに来ていただく方々の笑顔を見られるよう祈っております。
弊社も頑張りますので、皆さんも頑張りましょう。
今月半ば、別件取材で東宝スタジオにいたのですが、久しぶりに『夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~』のスタッフをされていた何人かの方々とお会いする機会がありました。
以前にもお知らせしたことがありますが、『夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~』(2019年)は現在福島県須賀川市にある円谷英二ミュージアムで常設上映されている特別映像です。ゴジラ映画に関わられた方々の多くがスタッフとして参加され、ホビージャパンから発売の書籍『円谷英二ミュージアム特別映像 夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~』の編集スタッフとして私も撮影現場に数日お邪魔させていただきました。
映像完成後に何人かのスタッフの方には、書籍取材だったり別件などで個別にお会いしていましたが、撮影時以来の再会の方もいらっしゃいました。
雑談の中で『夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~』の話も出てきます。皆さんから書籍の感想もいただき、喜んでくださっていたのがとても嬉しかったです。
書籍ではインタビューに答えてくださった方や資料協力してくださった方には、出版サイドから見本誌が送られるのですが、現場の助手の方々など、その他の方には送られることはありません。でもそういった方々も個人で購入してくださっていて、楽しく読まれたそうです。
インタビューにご協力いただいた方の中には、見本誌の他に個人でも数冊購入された方もいて、ご家族などにプレゼントされた方もおられました。
ミニチュアを使用したスーツメーションでのゴジラ映像はもうないかもしれない……映像製作のスタッフの方々のそういう思いは、我々も当時の取材をして感じていましたし、我々自身も同様の思いで書籍に残しておきたいという気持ちもありましたから、ある意味同じ思いを共有していたと勝手に考えておりました。書籍をご覧になって、そういう我々の気持ちも汲み取っていただいていたのかも、とも思ったりしました。
いずれにしても、取材して本になって、こういった形で現場のスタッフの方々に書籍を喜んでいただいていたのが本当に嬉しかった時間でした。
これまでたくさんゴジラ関連の本に関わらせていただき、ゴジラファンの皆さんからの嬉しい感想をお聞きするのも大変幸せなのですが、撮影現場におられた方々からもお褒めをいただくのは「本を作って良かった」と格別の思いがあります。
もちろんこれまでも各書籍で監督さんやスタッフの方々からお褒めをいただいたことがあり、その都度嬉しい思いをしてきましたが、『夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~』ではガッツリ現場で取材していたこともあり、感慨深いものがあります。
これからもゴジラファンの皆さんはもちろん、作品に関わられたスタッフの方々にも喜んでいただけるものを作らなきゃとまた改めて思いました。
直近では、先日お知らせした『ゴジラ迎撃作戦 オペレーションマニュアル』が発売されました。
まだ実物大ゴジラの製作に関わられた方々や、現地でしか観られないアトラクション映像に関わられた方々から、この書籍の感想を聞く機会がないので不安なところがありますが、喜んでいただけていればいいなぁと思うばかりです。
先日久しぶりに映画を観てきました。
コロナ禍なので、今年は必要以外はなるべく外出しないように心がけていたので、映画館に行くのも今年は諦めようと思っていたのですが、どうしても家内に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観たいと言われて付き合ってきました。(面白かったです)
社会現象と言われるほど、今ブーム真っ只中なので朝からでもほぼ満席でしたね。
ソーシャルディスタンスということで、多くの映画館は一席ずつ空けての鑑賞。不謹慎と言われるかもしれませんが、一席ずつ空けての鑑賞は気持ち的にゆっくり落ち着いて観られるのでいいな、と思いました。コロナとは関係なくいつもこれがいいですね。
そんなわけで久しぶりにこちら(写真)の御仁にも会ってきました。
まだまだ先のことかもしれませんが、感染に気を使わずゆっくり映画が観られるようになれることを待ちたいと思います。
ゴジラの新作『vsコング』の頃には落ち着いているといいですね。
特撮ファンには怪獣造形のレジェンドととして知られている開米栄三さんが、4月24日、90歳で他界されました。
ゴジラファンには、第一作『ゴジラ』のスタッフとして知られ、次作『ゴジラの逆襲』から『怪獣大戦争』までゴジラ映画には参加されました。他にも怪獣のスーツなどの造形助手として、数多くの東宝特撮作品に関わっておられました。
開米プロダクションを設立されてからは、『宇宙大怪獣ギララ』、『大巨獣ガッパ』、『ガメラ対大悪獣ギロン』、『ガメラ対大魔獣ジャイガー』などにも造形で参加し、テレビ作品でも『帰ってきたウルトラマン』から『ウルトラマン80』までのウルトラシリーズ、『ミラーマン』などでも多数の怪獣たちを制作されました。さらに『人造人間キカイダー』や『愛の戦士レインボーマン』などのヒーロー作品にも多数参加されています。
氏が関わり、生み出された各作品の怪獣や怪人たちは、数え切れないほど。どれほど各作品で我々を楽しませてくださったことか……。
第一作『ゴジラ』で開米氏は、特殊美術監督の渡辺明氏のもと、ゴジラの造形を担当された利光貞三氏らの造形スタッフをサポートする立場で参加されました。撮影時にはスーツアクターの中島春雄氏らをサポートし、いわゆる「ゴジラ付き」のお仕事をされた元祖の一人でもあるのです。
宣材として使われたスチール写真のいくつかは、ゴジラに開米氏が入っていたことは知られていますが、その詳細などは写真付きで「GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造形写真集」(ホビージャパン刊)に書いていますのでそちらをご覧ください。同書では開米氏ご本人にもインタビューしましたので合わせてご覧ください。
他にもゴジラ関連以外でも、各特撮関係の書籍では多数参加された作品について証言されています。いずれも貴重な証言が多数ですから、ファンにとっても氏のことばひとつ一つが宝物と言えるのではないでしょうか。
私がインタビューなどでお話しさせていただくようになったのは晩年で、すでにご病気であることはおっしゃっておられたので、お会いするたびに「またお願いします。お身体お大事にされてください」と言うと「死んじゃって次はもうないかもよ(笑)」と毎回おどけたお顔をされていたのが印象的でした。
開米プロでさせていただいた「ゴジラ造形写真集」のインタビューの後には、「こんなのもあるけど見る?」と利光氏が造形されて開米プロで管理している1mの初代ゴジライメージモデルを見せていただき、すぐに「これも載せさせてください!」とお願いしたら「どうぞどうぞ、好きにやっていいよ」と気さくにおっしゃっていただき同誌に掲載させていただきました。
インタビューでも雑談でも気さくにいろいろお話ししてくださる方でした。
特撮界にとっては、生き字引とも言える方でしたので、もっともっといろんなお話をお聞きしたかったです。
今までたくさんの怪獣たちで楽しませていただきありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
「大戦争ゴジラ 未塗装[蓄光版]」はただいま絶賛組み立て中!!
4月27日より2回目の通販を受付予定です。
●内容はこちら
ご自宅で待機している日々が多いかと思います。シェー!をさせて楽しんでいただき、少しでもストレス解消のお手伝いができれば嬉しいです。
購入時の詳細は近日お知らせします。
手洗い、うがい、シェー!! 手洗い、うがい、シェー!!
ありがとうございました
今年も後わずかとなりました。
たくさんの皆様にお世話になり、ありがとうございました。
もっといろいろここでお知らせしたり、書きたいことがありましたが、なかなか時間が取れずにできませんでした。
確かに忙しかったのではありますが、なかなか予定通りに進まないことが多々あった一年でしたので、その点はちょっと残念ではあります。
ソフビ・Gメモリーズセレクション に関しては、「ビオゴジ」の未塗装と「メタリックパープル 」のふたつの蓄光版中心の一年でした。
嬉しいことにどちらもたくさんの方にお求めいただき、追加販売を繰り返してきました。ひとつひとつ手塗りの商品ですから、大量には一気に作ることができないので、お客様のニーズに全然追いつかない状況でした。
追加生産を何度か繰り返して、お応えしてきたつもりです。どちらも歴代のGメモリーズ商品の中で販売数としては最多のものとなりました。
お求めいただいた皆様、ありがとうございました。
なお、「ビオゴジ メタリックパープル [蓄光版]」は、これまでの先行発売や前回の通販でお求めできなかった方々を対象に、1月5日以降に第2回目の通販受付の告知を予定しています。
詳細が決まりましたらお知らせしますのでそれまでお待ちください。
この商品はこれが最後の生産の予定です。
この一年、デザインについての業務は例年と同じ感じでしたね。
書籍、雑誌が中心ではありますが、いくつかゴジラ関係の商品のお仕事もいただけてましたし、来年も今年以上にお仕事をいただけるように頑張りたいです。
ぜひデザインのお仕事ありましたらよろしくお願いします。
編集や執筆などについては、相変わらず大変な作業ばかりの一年でした。
年があけてもしばらく「ゴジラ1984コンプリーション」でてんてこまいでした。
大きな編集の仕事としては次までわりと時間かあったのではありますが、次の「ゴジラ須賀川に現る」もかなり時間のかかった本でしたので、体力的にもダメージがありました。
それでもどちらの本も濃いものになったと思うので、その点は満足しています。
現在はすでに次の本の編集作業に入っているので(詳細は来年)、あと3ヶ月ぐらい羽沢組だけ2019年な気持ちです(笑)。
来年はもっといろいろなデザインの仕事をしたいし、ソフビの新商品も作りたいですね。
それらができるようにがんばりたいと思います。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
2020年もよろしくお願いいたします。
(2020年1月14日更新)
「ビオゴジ メタリックパープル[蓄光版]」は完売いたしました。ありがとうございました。
再販、追加販売はございません。ご了承ください。
今日は11月10日まで東京スカイツリーの下、東京ソラマチで行われた「ゴジラ・ストア 東京ソラマチ出張所」の紹介です。
昨年秋に続いて今年もソラマチにゴジラが登場ですね。
ソラマチは通勤途中なので、いつでも見られるなぁと思っていたんですが、期間中は書籍「ゴジラ須賀川に現る」の編集の追い込み中だったため、ずっと羽沢組に泊まり込んでいたので結局見れずじまいでした。
なので写真は、代わりに行ってもらった家内の撮影です。
浮世絵とゴジラのコラボスペースで記念写真を撮ることができたようですね。
うーん、撮りたかった(笑)。
展示されていたのは、今ではすっかりお馴染みの展示用の平成ゴジラですね。これは以前2018年10月22日の記事でたくさん写真を掲載していますので、よろしければそちらもご覧ください。
~写真で見るゴジラの歴史~ in OIOI
11月4日まで有楽町のマルイで開催されていた「ゴジラEXPO2019」を見てきました。
第一作ゴジラから最近のものまでのゴジラ映画の写真展です。各作品の写真が大型のパネルになって展示されていました。
取材ではなくプライペートで見てきました。以下はあくまで個人的な感想です。念のため。
日頃ゴジラに関する仕事を長年させていただいているせいか、多くは見たことのある写真という印象でした。
でも、ファンの皆さんにとっては、「見たことあるかも」と思ったものでも大きなパネルになることで新鮮な部分はあるかもしれませんね。
そんな私でも「お、珍しい」と思ったのは『ゴジラの逆襲』(1955年)の写真でありました。結構ありそうで『ゴジラの逆襲』の写真って、取り上げられる機会はそう多くないですから。
全体的に入場料の安さを考えれば、気楽に楽しめると思います。
博多では11月20日まで、大阪では12月28日~1月13日の期間で開催だそうなので、展示写真についてこれ以上は詳しくはここでは言わないようにします。
写真も撮ってOKだったので、たくさん撮ったのですが、これから会場で見られる方のためにこのブログではアップしません。
会場では原口智生さんのプロップのコレクションも展示されていました。有楽町限定だそうです。生で見られるのは貴重ですから、見られた方は自慢していいと思います。
原口さんには何度もお世話になっているんですが、展示されている一部は発売中の「ゴジラ1984コンプリーション」でも特写して掲載していますのでよろしければそちらもご覧ください。
余談ですが、会場で「羽沢さーん!」と後ろから声が。偶然いらした三池敏夫さんでした。つい数日前に書籍「ゴジラ須賀川に現る」のインタビューをさせていただいたばかりでしたのでびっくりしました(笑)。
▲原口さんのプロップの一部だけ紹介しますね。
11月3日に開催された「ゴジラ・フェス2019」。それについて思ったことをいくつか。
3年目となった「ゴジラ・フェス」。昨年同様に東京日比谷で盛大に開催されました。
今年も前日に池袋で開催されたオールナイトイベント「ゴジラ誕生祭2019」のお手伝いをしていましたので、ゴジフェスはこれまた例年通り眠い目を擦りながらの取材でした。おじさんには年々体力的に厳しくなっていく流れです(笑)。
今日はいくつか思ったことを少しだけ。
昨年より催しが増えたせいか、来場された方も昨年より多くなったそうです。
どんなものがあったか、どんな感じに進められたのかなどは、各ネットニュースなどでレポートされていますのでそちらをご覧ください。
ひととおり、催しや展示などは取材させていただいたのですが、昨年よりその取材対象が多かったため、休む時間が少ししかなくあっという間に感じました。その分、集まったファンの皆さんはきっと楽しまれたのでしょう。
展示などは有料で人数制限があったため、見られなかった方も多かったそうですし、他にもいくつか改善の必要がある部分もあるようです。おそらく関係者の皆さんも気がつかれていると思うので、次回はきっと解決していただけるだろうと思います。
オープニングでは西川伸司さんのライブドローイングがあり、宝田明さんの登場と、ファンにとってはいきなりテンションの上がる始まりでしたので、良かったと思います。
西川さんはやっぱりすごいですね。みなさん描かれる様子を食い入るように見ておられました。
そのあと別会場で、宝田さんがいらっしゃるというので久しぶりにご挨拶させていただきました。これまで何度かお世話になっているんですが、近くでお会いするのは久しぶりでしたので忘れられてるかなと思っていたんですが、「おお、覚えてるよ」とがっちり握手していただきました。嬉しかったです。
ミスターゴジラは、お姉様方、マダムたちとたくさん写真を撮られていました。
展示コーナーにはいろいろ見られるところがあったのですが、私が一番目を引いたのは、ゴジラと3式機龍のジオラマです。背景もかなり手の込んだ作りで、全体のレイアウトがうまくまとめられていて、作られて間もないメーサー車がいい味を出しています。細かなところにもかなり凝った部分が感じられました。東宝映像美術さん、お見事です。
フィギュアを持参してミニチュアセットで写真が撮れるコーナーもあり、どこかに使うかどうかわからないんですが、一応Gメモリーズのゴジラを持参して写真は撮りました。いつか見せられるようでしたらお見せします。
物販コーナーはずっと長蛇の列でした。中にはデアゴスティーニ・ジャパンさんの「ゴジラを作る」のコーナーもあり、弊社のデザインしたディスプレイが使用されていました(実は知らなかったんです……笑) 。
ステージなどでも登壇したように、ちびゴジラが今年も登場しているので、小さいお子さんや親子連れが多数会場に訪れていました。おそらく昨年以上にたくさんお子さんがいたように思います。
それで5年前の川北紘一監督と大ゴジラ特撮展の打ち合わせを二人でした時のことを思い出しました。
「たくさん小さい子供達が来るイベントになれればいいですね」と私。
「そうだよ、それなんだよ !」と笑顔で監督は私の肩を叩きました。
小さい子供たちがイベントでゴジラを楽しんでいる様子を監督も当時から望まれていました。
初代ゴジラやミレゴジとのハイタッチ会でも、小さいお子さんが笑顔でたくさん参加されていたので、取材写真を撮っていても微笑ましく感じました。
5年前ぐらい前までのゴジライベントというと、来場客のほとんどが「大きなお友達(笑)」ばかりでしたから、それを思うと将来のゴジラファンが育っているのは嬉しく思います。
ステージのラストは、富山省吾プロデューサー、大森一樹監督、大河原孝夫監督、手塚昌明監督、金子修介監督のトーク。
5人の皆さんがこうして揃うのは貴重です。取材写真を撮りながら(マスコミでステージ下の真ん中付近にいたのは私だけだったのでちょっと気まずかった感じもありました。金子監督にはステージ上からしっかり写真を撮られてしまいました……笑)、話が面白くでカメラを持つ手が止まることもしばしばでした。
終了後は、日頃たくさんお世話になっている5人の皆さんでしたのでご挨拶させていただきました。トークの時間は雨の予報でしたが、降ることはなく、5人もレジェンドがそろわれると違うんだなと実感。参りました。
ちょっと宣伝を兼ねた余談になりますが、今回ハイタッチ会に登場した初代ゴジラスーツは、昨年のものとは違うものなんです。さらに展示コーナーにあった初代ゴジラもまた別のもの。須賀川市にある円谷ミュージアムに常設展示してあるものも存在しますから、現在初代ゴジラは3体あるわけです。
その辺の違いや作られた経緯などは、詳しく11月30日発売の書籍「円谷ミュージアム特別映像 夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~」に写真たっぷりで詳細を書きましたので、それを見て確認されてください。
いろいろあった今年のゴジラフェス。
東宝関係者の皆様、イベントスタッフの皆様に大変お世話になりました。ありがとうございます。
今回の取材の一部は、書籍「円谷ミュージアム特別映像 夢の挑戦~ゴジラ須賀川に現る~」にも掲載されます。
来年もきっとゴジフェスはあるでしょうから、取材もするかと思います。今年以上に楽しいイベントになるといいですね。
余談もうひとつ。
ゴジフェスの二つ折りのチラシの、日比谷ステップ広場のタイムスケジュール欄に小さく載っている初代ゴジラの写真、撮ったの私です(笑)。
▲「ルパン三世」とのコラボもあったので、開催前のゴジラ像はこんな感じでした。
当日は元に戻されてました。