Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」明日発売

2009年05月31日 | 新作商品情報
「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」
明日6月1日より予約受付開始します!!


 明日6月1日より「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」の通販予約受付を開始致します。ご希望の方は昼12時以降に弊社までお電話にてお申し込み下さい。

 第3弾となる久しぶりの「大戦争ゴジラ」の新規カラーです。ぜひゴジラのシェーポーズで楽しんでいただきたいと思います。
 通販先行と言う形で明日6月1日より電話受付を開始致します。ご希望の方は明日昼12時ちょうど以降に弊社までお電話でお申し込み下さい。恐れ入りますが他の業務に支障が出ますので、12時前のお電話はご遠慮下さい。ご協力をお願い致します。
 商品の発売は6月10日を予定しております。入金後の発送は10日以降となります。
 TEL 03-5802-4316
 たくさんの皆様のお申し込みをお待ちしております。



Gメモリーズセレクション
「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」

 全高約19cm(ゴジラのみ) ベース&スタンド付属時23cm
 ゴジラ、X星ベース、特製の専用スタンドのセット商品
 ソフビ・塗装済完成品(スタンドのみプラスチック製)
 販売個数 限定50個(完売後の再販・追加販売はございません)
 価格 5880円(税込)

 商品の詳細は当サイト5月8日の記事、5月25日~5月30日に掲載した「こだわり」をご覧下さい。

■商品をお申し込みの方へ
 商品代金の他に都道府県別の別途送料をいただきます。
 お申し込みをされた方は、申し込まれた日より2週間以内のご入金をお願い致します。入金後の報告のお電話は必要ありませんが(確認は弊社の方で行ないます)、不安な方はご連絡いただいても構いません。
 電話でのお申し込み後、入金前のキャンセルや入金が遅れる場合は必ず連絡して下さい。
 もし入金が遅れる場合は、事前におっしゃっていただければ、取り置きしておきますのでお申し出下さい。
 入金は銀行振込み、郵便振込み、現金書留の中から、お客様のご都合のよろしいものを選択してお願いします。
 代金引き換え、後払いでのお求めはできませんのでご了承下さい。
 商品の発売は6月10日を予定しております。入金確認ができた方から、10日以降に順にゆうぱっくで発送致します。
 配達時間の指定を希望される方は、お申し込みの際にお知らせ下さい。

●銀行振込みを希望される方(お申し込み後、以下にお振込下さい)
 三井住友銀行 小石川支店(店番号813) 普通3635003
 口座名儀 有限会社クリエイティブデザイン羽沢組
●郵便振込みを希望される方(お申し込み後、以下にお振込下さい)
 記号10090 番号13066541
 加入者名 ユ)クリエイティブデザインハザワグミ
●現金書留での送金を希望される方(お申し込み後、以下に送金願います)
 〒113-0033
 東京都文京区本郷1-33-19グリーンハイツ本郷103号
 有限会社クリエイティブデザイン羽沢組
 TEL/03-5802-4316

■他の商品について
 通販希望でお申し込みの際、他商品との同時申し込みも可能です。
 同時にソフビ商品合計4個以上お申し込みの場合は送料をサービスさせていただいております。
 他のゴジラやキングギドラ等の販売可能商品は「通販情報」の方に記載しておりますので、そちらもご検討下さい。
 中には一部在庫数が少なくなってきたものもございます。完売直前の物も複数ございますので、購入を検討されている方は参考になさって下さい。今日現在あとわずかの商品の状況は以下の通りです。

「デスゴジ メルトダウンバージョン2(銀モール版)」あと3個
「デスゴジ メルトダウンバージョン2(青モール版)」あと2個
「ミレゴジ スタンダードカラー」わずか
「ミレゴジ グリーンバージョン」わずか
「ミレゴジ 新宿決戦バージョン」あと2個
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」あと1個
「ビオゴジ ブラックバージョン」あと5個
「ギドゴジ ブラックバージョン」あと5個

 なお、ガレージキット商品をお求めの場合、送料はサービスさせていただいております。
ガレージキット「モスゴジ」あと1個

 上記以外のソフビ商品も平均的に少なくなってきましたのでご注意下さい。あとわずかになったものはここ数日でまた変動がある可能性がありますので、気になるものにつきましては早めにご検討下さい。
 ではたくさんの皆さんのお求めをお待ちしております。
 お申し込みの際、ご不明な点やご意見、質問等ございましたらお気軽にお尋ね下さい。

(2009.6.3更新)
ガレージキット「モスゴジ」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.6.21更新)
「ミレゴジ 新宿決戦バージョン」(追加販売分)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.9.28更新)
「ギドゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その6

2009年05月30日 | 新作商品情報


怪しげな雰囲気のX星ベース

 今回の「ブルーバージョン」も、もちろんゴジラの他に特製の専用スタンド(プラスチック製)と、ソフビのX星ベースがつきます。
 簡単にどなたでもゴジラのシェーポーズを実現できます。前回同様に説明書(2008年8月28・29日の記事をご覧下さい。)がつきますので、お求めの際はそちらをご覧下さい。GMSカードも含めてこれらのセット商品となります。

 X星ベースですが、塗装色が彩色サンプルから変更になりました。画像を比較していただいても一目瞭然かと思います。
 当初は前の2つのバージョン同様に劇中のイメージの「地面」を意識して、成型色はゴジラと同様の青でありながらも、ツヤ消しを多めにしたブラウン系で塗装をしました。色合い的には「スタンダードカラー」と「ブラウンバージョン」の各ベースの中間の感じのものでした。
 ゴジラをセットしてみて時間をおいて見ていると、今回のテーマ的にどこか違和感を感じてしまいます。ゴジラが劇中にこだわらず懐かしい雰囲気で明るいブルーをベースにした物なのに、ベースだけ劇中の雰囲気でおかしいだろうと言う事です。ベースだけよりリアルに感じてバランスが悪くなっています。
 それにすでに近い色の物は2つ発売しているので、面白みに欠けます。
 ベースそのものも劇中の色にこだわる必要はないだろうし、メインはゴジラであくまでベースは脇ですから、むしろゴジラをより効果的に見える色にしようと変更致しました。
 せっかくの青成型ですので、その青を生かし、ツヤ消しの濃いめの紺色をスプレー。さらに所々をツヤ消しのライトブラウンでポイント的にスプレーしました。
 地球ではないどこかの星の地面と言う雰囲気が出て、X星の怪しげなイメージを誇張したカラーリングになったと思います。X星は実際にはこのような色の地面ではありませんが、ブルーの「大戦争ゴジラ」という事で、全体のバランスも取れて楽しめる物になったと思います。
 ゴジラそのものもそうですが、ベースも前2商品と比較して楽しんでいただけたら幸いです。

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その5

2009年05月29日 | 新作商品情報

▲昨日までお見せしていた画像は全て彩色サンプルを使用していました。
ようやく商品サンプル版ができあがりました。こちらがそれです。
昨日までのものとは若干彩色に変更点がございます。ご了承下さい。


全体の配色について

 今日は「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」の配色について書きます。

 つい触りたくなるような親近感のある青にしたいという主旨で成型色はシンプルなブルーにしました。
 これに立体感を強調するように、部分部分違うブルーを塗装しています。
 当初の予定(彩色サンプル)では、水色に近いややグレーを混ぜたブルーをツヤ消しを入れてスプレーしていました。が、ツヤ消し具合や色合いからしてまだまだ「遊ぶため」に触りにくい印象がありましたので、これを変更致しました。
 もっと青に近く、ほんの少しだけグリーンっぽさを感じられるライトブルーにしました。一般的にはシアンブルーとえば良いでしょうか。印刷に詳しい方でしたらCMYKで言う所のほぼシアン100%に近いと思っていただけるとわかりやすいかと。ツヤ消し具合も半分ぐらいに落としました。
 当初予定していた塗装色は胸の縦ラインだけに薄らと重ね塗りしています。これが有る無しで雰囲気が随分出ました。
 このブルーの塗装については、これまでのサンプルと比較して、画像では大差は感じられないかもしれませんが、成型色の青をより生かせた感じが出ました。

 ツメ、背びれの先端はクリーム色に近いダークイエローです。
 こういった全体の配色の場合、主に白、アイボリー、シルバー系で塗られる方が自然ではあります。その方が玩具らしいし、レトロタイプソフビでもよくある塗装パターンです。
 しかしそれではありきたりで面白さに欠けるし、実際の劇中の大戦争ゴジラもツメはベージュ系の色ですし、背びれも汚れ等で白系には見えないシーンの方が多くあります。
 ですから全体の青に合った懐かしさ(古さ)を感じさせる色を検討し、この色に決定しました。ボディの青とは別にツヤが出るように塗っています。

 顔についての前回の2つのバージョンとの一番違いは目です。
 前の2つは着ぐるみスーツを意識して黒目の周りにオレンジのぼかしを入れています。
 今回はそれを止めてシンプルにしました。全体のバランスも考慮してですが、「遊ぶゴジラソフビ」を目指していたのでこの辺はリアルにならないようにすべくすっきりとさせたかったためです。そのため白目部分はツヤありのアイボリーで、黒目は同じくツヤを入れたブラックです。
 シェーポーズのおとぼけ感もこの方が効果的でしょう。

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その4

2009年05月28日 | 新作商品情報


成型色はオーソドックスなブルー

 かつての「東宝チャンピオンまつり」全盛の頃に夢中だった怪獣少年達。
 おそらくは昭和30年代~40年代生まれの人達がほとんどだと思います。つまり昭和40年代50年代頃、にバリバリ怪獣が好きでしょうがなかった少年時代の経験をお持ちの方々。
 今回の「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」は、そういった人達がその頃の気持ちをもう一度感じられる商品なにれれば……という願いも込めて作っております。
(もちろんそれ以外の方々、もうちょっと上の先輩さん達、ちょっと下の後輩君達にも雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。)

 前回の「大戦争ゴジラ」のバージョン「スタンダードカラー」「ブラウンバージョン」は、劇中シーンやスーツをイメージしたカラーです。
 好きなように劇中のシェーポーズを決めていただき、飾って楽しんでいただきたい商品ですが、この「ブルーバージョン」は飾ると言うよりはとにかく触って遊んでほしい商品です。そういう意味もあって、全体の色のイメージは明るい青にしました。
 昨日書いたように、昔のおもちゃ屋、駄菓子屋、模型屋に飾ってあったら、当時の子供がつい欲しくなって触りまくって遊びたくなるものをコンセプトにしています。
 当時の怪獣ソフビの造形や色ではちょっと物足りなく感じ、少しずつ映像に近い容姿のソフビが欲しくなり始める頃の少年達の目の前にこれがあったら……。
 おそらく「スタンダードカラー」「ブラウンバージョン」がもし当時あったら、映像の中のゴジラに近いカラーなので当時の子供にとっては逆に遊びにくいと思います。
 もっと気楽に触れる感じの色でありながら、ゴジラから離れない雰囲気を色で表現したいと考えました。

 親近感を感じられるべく成型色はオーソドックスなブルーにしています。
 実際このような明るい青は映像のゴジラにはありません。が、ある意味ブルー系、グリーン系はゴジラソフビでは基本的に使用されている色でもあります。
 ですからこのブルーを基本として塗装にもいくつかこだわってみました。
 Gメモリーズセレクション独特のディフォルメ造形ですし、他と同じような塗装パターンもしたくありません。ですから一般的に見られるレトロソフビに見られるような配色や塗装の仕方にならないようにしてあります。
 明日はその辺について書きます。

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その3

2009年05月27日 | 新作商品情報

昭和40年代当時の子供達へ(2)

 どの時代でもそうだと思いますが、ほとんどの幼い子供達にとって一番最初に身近に感じた「お店」、自分の意志で最初に買い物をしたのは駄菓子屋ではないでしょうか。
 昭和40年代前半、まだ幼かった私は数十円握りしめてウキウキしながら駄菓子屋に行った記憶があります。店頭には5円10円単位の駄菓子や玩具とは言えないほどの遊べる玩具が並んでいます。ちょっといつも気になったのは奥に飾ってある数百円の品々。私には買える代物ではない事だけはわかります。
 ビニールに入っている怪獣のソフビ(今で言うレトロタイプ)や立派な箱に入っているプラモデル達です。プラモデルは自分のような「小さい子供」ではなく「大きなお兄ちゃん達」が買うものだというのは感じていました。でもソフビ怪獣は自分の同じくらいの子供達が持っているのは知っています。当時の私にはお年玉や親戚にお小遣いをもらった時ぐらいしか買えるものではないというのも知っているので、なかなか種類を集める事はできませんでした。

 私と近い世代の方で、似たような記憶を持っている方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか。
 もちろん当時ソフビ怪獣は普通のおもちゃ屋さんでも売っていました。むしろ駄菓子屋に比べれば種類も豊富です。
 小学校高学年になれば駄菓子屋、おもちゃ屋以外に模型屋さんもテリトリーに入ってきます。私の行っていた所にはプラモデル以外に少数ですがソフビも置いていました。しかしその頃になれば当時のソフビ怪獣ではだんだん物足りなくなってきていたのは事実です。よく見ると形も色も実際の映画やテレビで見た物とは大きく違っている事に気がついていたからです。
 もっと本物に近い物が欲しい年頃になってきたのです。そこでプラモデルに目が行くようになるのですが、その中でも怪獣やヒーローのプラモを買って完成させてもかつてのソフビのように、ガッツンガッツンぶつけて戦わせて遊ぶ事はできません。
 怪獣やヒーローは触って遊びたい。当時売っているソフビでは外見に不満があり、ちょっとだけそれよりリアルなプラモデルではたくさん触って遊べません。
 そんなジレンマを感じていたのは私だけでしょうか。

 もし、当時そんなジレンマを解消してくれる遊べるソフビがあったら……。
 当時の子供が納得できる程度の形や色、それでいて好きなだけ触って遊べるソフビ。
 今回の「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」は、これを目指したのです。

 もし当時の駄菓子屋、おもちゃ屋、模型屋にこれが飾ってあったら……。
 たぶんディフォルメで作ってあるものの、当時であれば充分リアルに感じていたと思われますし、当時の子供達に「触ってポーズを自分でさせたい」と思ってもらえるのではないかと考えました。
 怪獣が大好きな子供がつい触って遊びたくなるゴジラ。
 そんな気持ちを込めて企画した「ブルーバージョン」です。

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その2

2009年05月26日 | 新作商品情報

昭和40年代当時の子供達へ(1)

 昭和40年代、当時の子供達(今の40代以上の人達?)……特に男の子達にとって怪獣は、生活の中の一部だったと言えるほど、頭の中で占める比率はかなり高かったのではないでしょうか。
 ゴジラやガメラが映画館で春、夏、冬に見られ(時にはテレビでも放送)、ウルトラマンをはじめ多くの特撮テレビ番組もスタートしています。日本国内の地域によって放映、上映時期に差はあるとは思いますが、ビデオやインターネットもない時代ですから、これらを映画とテレビでしか見られずとも充分幸せに時期だったようにも感じます。
 そんな中、子供達にとって怪獣(ヒーロー)フィギュアの中心はソフビ人形とプラモデルだったように記憶しています。
 今でこそ「レトロタイプソフビ」と称されているマルサンブルマアクタイプのディフォルメソフビですが、当時はレトロも何もあれがリアルタイムでのソフビ人形なわけです。
 みんな集めていたかといえばそうではありません。当時の子供達のお小遣いでは、数百円のそれを買い集めるのは大変な事です。
 それでも欲しくていくつかは買ったり、買ってもらったりしていたのですが、たくさん持っている裕福な子(?)が時としてうらやましく思ったりもしました。
 そして小学校の高学年になってくるとだんだん気持ちも変わってきます。幼少の頃たくさん遊んだはずの怪獣ソフビ人形を見て疑問も涌いてきます。
「よく見ると○○はこんな形してないよなぁ」「映画(テレビ)の色と全然違う」等。これらの人形達が色も形も子供向けのディフォルメである事に気がつき、あくまでも「子供向け玩具」である事を知るわけです。
 ここから怪獣への気持ちが離れていってしまう人と、もっと映画やテレビで見られたあの怪獣達に近い「玩具」ではなく「フィギュア」としての存在を欲する気持ちを強めていく人に分かれたのではないでしょうか。

 当時のマルブルタイプのソフビの形状や色は、今でこそ味わいがあって私も好きでいくつか持っていますし、近年多くのメーカーさんから作られている、いわゆる「レトロタイプソフビ」もたくさん購入しています(ゴジラ中心ですが)。
 しかし子供の頃には、バリバリのリアルタイプではなくとも、せめてもっとちょっと作品中の形や色に近いソフビで遊びたいのにと強く思っていました。
 このような気持ちを持っていたのは私だけではないように思います。

 今回の「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」は、あの時の気持ちを思い出して、当時もしこんなソフビがあったらきっともっと楽しかったに違いない……そんな思いで企画したものです。
 続きはまた明日。

「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」のこだわり その1

2009年05月25日 | 新作商品情報


テーマは「ノスタルジック」!!

 今日から6月10日発売の「大戦争ゴジラ ブルーバージョン」の詳細、こだわった部分について書きます。

 今回の「ブルーバージョン」は久しぶりの新規カラーで3つ目のカラーバリエーションとなります。
 前の2つのカラーとの大きな差は配色のテーマです。「スタンダードカラー」はゴジラの着ぐるみスーツをイメージし、「ブラウンバージョン」は劇中の地球でもゴジラをイメージしたものでした。
 この「ブルーバージョン」はこれらの2つとは違い、実際の大戦争ゴジラの色をイメージしたものではありません。

 ご承知のように、この商品は『怪獣大戦争』で見られたゴジラがシェーをする時のポーズを商品化したものです。映画で見られるゴジラそのものというよりは、1シーンだけをモチーフとした造形です。
 ここでのゴジラはいろんなシーンでたくさんシェーをしているわけではないので、劇中のイメージに限ってカラーリングを展開する上では、当然数に限界があります。ですから劇中シーンとは別のイメージのバリエーションの企画もあっていいものだと考えます。
 それにこのポーズですから、やり方次第では明るく楽しくいろいろな配色でアレンジしても「シェーをしているゴジラ」としてイメージを壊す事なく、楽しめる商品になると考えています。このゴジラに限っては、シリアスで怖い位置付けをされるわけではありませんので、むしろその楽しさを全面に出したりする色の企画ができます。
 そこで劇中シチュエーションにとらわれないバージョンとして、今回は明るい「青」を基準として企画しました。もちろん意味もなく色を決めているわけではありません。配色のテーマをはっきり決めて企画しています。

 今回のテーマは「ノスタルジック」。
 子供の頃にどこかで見たように思わせる配色を目指しました。懐かしさを感じさせつつも、実は他にはない色の組み合わせのゴジラです。
 マニア心より子供心、飾るより触って遊ぶゴジラを目指しました。
 一瞬でもいいので、今の40代以上の大人達が無心でゴジラや怪獣達に夢中になっていたあの頃に戻れたら……と思っています。
 詳しくはまた明日。

G GRAPHIC GODZILLA'89&'91

2009年05月22日 | Gフォトギャラリー


Gメモリーズセレクション
「ビオゴジ 芦ノ湖戦バージョン」
「ギドゴジ 原潜襲撃バージョン」
 好評発売中!!

(2009.11.4更新)
「ビオゴジ 芦ノ湖戦バージョン」は完売しました。ありがとうございました。
(2010.9.27更新)
「ギドゴジ 原潜襲撃バージョン」は完売いたしました。ありがとうございました。

ソフビ制作裏話 その118

2009年05月21日 | 制作裏話
制作裏話「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」編 Part.4

■ソフビにラメを入れる事(2)

 昨日のラメの話の続きです。
 ラメを入れる事はそう簡単には決められないという2つ目の話をします。

 もう一つの理由は成型屋さんへの負担です。
 業界にはかなりうとい方なので詳しい事はよくわかりませんが、聞いた所によると現在ソフビ制作の業界では個人でソフビを作りはじめる方が増えつつも、逆に成型屋さんや彩色塗装屋さんがかなり少なくなったとの事です。残っている職人さんでも年輩の方が多と言う事なので、こういった話を聞くと近い将来ソフビの生産はどうなるのか心配になります。
 そんな中、成型原料にラメを入れるという事は、成型屋さんにとっても簡単に引き受けられる事ではないそうです。生産後原料容器にラメが残ってしまい、洗ってもなかなか取りにくく、次の他商品にまで混ざってしまう場合があるそうなのです。ですからラメ入り商品の場合、受注を拒む成型屋さんもあるそうです。中には技術的にできない所もあるとか。つまり成型屋さん自体少なくなっているのに、ラメ入りで生産していただける所はさらに限られているのが現状と言えます。
 大量生産や太っ腹な支払いができるのであれば別でしょうが、弊社の規模ではこれらの理由やスケジュールの都合もあるので頻繁にはお願いできないのです。

 ですから、ラメ入りを企画した際は「コストの面の覚悟」と「成型屋さんの都合」が条件になります。
 可能な際はもう成型屋さんに感謝するしかありません。

 この「横浜激戦バージョン」は、さらにわがままを言っていつもよりラメは多めに入れました。
 いつもの量ぐらいだと、クリアにしては濃いめの黒成型なので入れたラメがかなり少なく感じてしまい、配色のテーマのイメージから離れてしまうためです。
 さらに大きさの違うラメを混入していましたので、生産前にいつもより余計しっかり混ぜていただかないといけなかったと思います。
 購入されている皆様には関係のない話かとは思いますが、そんな成型屋さんの諸々のご苦労もあってのゴジラなんだというのもちょっとでいいので知っておいていただけると嬉しいです。

 おがけさまで「横浜激戦バージョン」は、入っている大きさの違うラメの効果が劇中のシチュエーションをしっかり表現できたと思っています。GMKゴジラそのものの立体感も違った感じで味わっていただけると思いますが、お求めいただいた皆様はどう感じました?

(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

ソフビ制作裏話 その117

2009年05月20日 | 制作裏話
制作裏話「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」編 Part.3

■ソフビにラメを入れる事(1)

 この「横浜激戦バージョン」には金色のラメが入っています。
 今日は成型の中に入っているラメの話をしましょう。

 最初にソフビ成型にラメが入っている(もしくは表面に塗っている)商品は、いつのどのメーカーさんから発売されたものなのかは私にはわかりません。が、ゴジラソフビではおそらくバンダイから発売されたデスゴジで、黒成型と金ラメの組み合わせだったと思います(違っていたらごめんなさい)。それ以降今に至るまでいくつかのメーカーさんからラメ入りのゴジラソフビが発売されてきました。
 弊社でもこの「横浜激戦バージョン」をはじめ、いくつかラメ入りソフビを発売してきましたし、その後も作ってきました。
 弊社の場合はカラーバリエーションの配色に毎回テーマを設けて企画していますが、ラメを入れた方がそのイメージやテーマに合う場合にそれを行なっています。「きれいだから」とか「売れるから」という理由だけではむやみにラメを入れないようにしています。
 弊社ソフビ商品のように少数販売の場合、ラメを入れるという事は簡単には決めにくいものがあります。ぶっちゃけますと理由は2つ。

 ひとつはコストです。成型代とは別にラメも実費ですからそれだけ経費がかかります。より安く買える所がないかいつも気になっています。
 一つの商品に入れるラメの量は毎回違うのですが、配色のテーマに合わせてどれだけ入れればイメージに合うかどうかある意味勘です。商品の生産の前にサンプルを成型屋さんに作っていただくのですが、成型原料何グラムに対してラメを何グラムの調合というような正確に計っているわけではないので、サンプルの時点でラメが少なく感じたら生産の際は多めに入れていただき、サンプルで多く感じたら生産の際は予定していた量より少なめにという感じで作っているわけです。
 今まで弊社で発売してきたラメ入りソフビも、そのバリエーション毎に入っているラメの量は全然違います。と言う事は、ラメが多ければ多いほど経費がかかるのです。
 基本的に同一名のゴジラはできる限り同じ価格で統一したいので、ラメが入ると収益額にも影響はあるのです(さらにモールが入っていたりするともっと……です)。
 また、先日お世話になっている業界の大先輩の某ソフビメーカーさんとラメの話をさせていただいて聞いたのですが、多めにラメを入れてしまうとラメの塊ができてしまい、成型不良を起してしまい、製品にならないものが多くできてしまうそうです。場合によっては金型を破損させてしまう可能性もあるとの事。
 幸い弊社ではまだそういった大きなアクシデントに遭遇していないのですが、ラメを入れると言う事はこれらのリスクも背負わなければならないと言う事ですね。

(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

ソフビ制作裏話 その116

2009年05月19日 | 制作裏話
制作裏話「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」編 Part.2

■「黒」と「金」のイメージカラー

 この「横浜激戦バージョン」のモチーフとなった劇中シーンを色で表現するなら、「黒」と「金」。これは私が感じた印象です。
 深い夜の横浜で、漆黒の凶暴なゴジラが席巻する。そこでギドラやモスラの攻撃、ゴジラが勝った時に見られた光の粒子……。
 黒の中に見られる光る金色の数々。映像的にこれらの配色はもしかしたら偶然であって、映画の制作側が意図した色のイメージだったのか、そうではなかったのかはわかりません。ただ、色的に他作品とは違うのは夜の表現は深い色の漆黒に感じるし、その分逆に金で描かれる特殊効果はダイレクトにわかりやすくはっきりとしています。私だけかもしれませんが、金子監督の特撮映画は他のゴジラ作品等に比べてより強くそれを感じるのです。

 これを弊社のGMKゴジラで表現したかったのですが、いろいろとこだわりを意図しながら、成型は結果的にクリアブラックに大小の金色のラメを入れる事になりました。
 もちろん単純にクリアブラックに金のラメを入れただけで表現したわけではありません。それに至るまでのいきさつや細部の塗装については前に「こだわり」で書いた通りですので、ここでは割愛させていただきますが、この配色についてはゴジラそのものの色と言うよりはシーンの色の表現としてできたと思っています。
 
 購入していただいたお客様何人かに言われたのですが、「(購入後)これを見ていたら今まで欲しいとは思っていなかったけどGMKモスラやGMKギドラも作ってほしくなりました」と。
 嬉しかったです。このシーンのゴジラと言うよりは、この時のシーンそのものを感じていただけたと勝手に解釈しています。
 ソフビゴジラで劇中シーンをイメージした配色にする時は、その映像を思い浮かべるぐらいのものにしなきゃと改めて感じました。
 色だけシーンに合わせたものをチョイスするのは誰でもできます。それをソフビという立体物でどういう手段を使って表現し、結果どこまでの印象・インパクトを与えられるか……、それを常に思いながらこれからも作っていきたいと思います。

(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

ソフビ制作裏話 その115

2009年05月18日 | 制作裏話
制作裏話「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」編 Part.1

■バージョン名決定の理由

 今日から「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」の制作裏話を書きます。
 この商品は昨年4月から発売を開始したのですが、今回は特筆するような裏話エピソードとい程のものはないんです。
 時期的に「キングギドラ ブルーバージョン」の発売と近かったため、塗装の手間のかかるそちらを外注にお願いし、夏発売予定としていた新規造形ゴジラ(大戦争ゴジラ)の原型制作前であったこともあり、比較的慌てる事もなく(予想外でしたが)制作できた商品でした。あいかわらず忙しいスケジュールではありますが、塗装部分が少なかった事もあったでしょう。
 ですからスケジュール的には大きなトラブルもなく、配色自体も早めに考えていたものでしたので、珍しく(?)落ち着いてできた商品と言えるかもしれません。

 詳しい配色のテーマ、イメージしたシチュエーション等は、2008年4月22~25日に書いた「こだわり」の方をご覧下さい。
 そちらを見ていただければ充分理解していただけると思いますので、今回はそれらの補足と言う形式で書いていきたいと思います。

 前にも書きましたが、GMKゴジラを商品化するにあたって最初の「ブラックバージョン」以外、劇中シチュエーションをテーマにして4つのバリエーションを考えました。
 そのうちの一つ、この「横浜激戦バージョン」は、その名の通り神奈川県横浜市、主にみなとみらい地区を舞台にしてモスラやギドラと戦ったシーンのゴジラをイメージしたものです。
 ネーミングの候補として「みなとみらい戦バージョン」「クリアブラックバージョン」等もありましたが、すでにGMKゴジラの2つ目の商品は「箱根決戦バージョン」でしたから、地名にした方がシリーズらしくていいだろうという事で「横浜激戦」になりました。もし「みなとみらい戦」だったら『ゴジラVSモスラ』の最後の戦いの場になったシーンを思い浮かべる方もいるだろうという事も理由の一つです。

(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

ビオゴジ、ギドゴジを発売して

2009年05月16日 | 代表羽沢のG雑感


今後のカラーバリエーションについて

 3月から今月にかけて、ビオゴジ、ギドゴジをそれぞれ2種類ずつカラーバリエーションを発売しました。
「ビオゴジ ブラックバージョン」「ギドゴジ ブラックバージョン」
「ビオゴジ 芦ノ湖戦バージョン」「ギドゴジ 原潜襲撃バージョン」
 いづれも現在発売中です。お求めいただいた皆様、ありがとうございました。

 どちらのゴジラも人気の高いゴジラなので、心配はありましたが、お陰さまで好評をいただき、ほっとしております。いろいろと感想やご意見もいただいております。ありがとうございます。
 この2つのゴジラを期に初めて弊社商品をお求めいただく方も増え、重ねて嬉しく思います。
 
 今後はどちらのゴジラもいつもの事ながら、テーマを決めてカラバリを企画していきたいと思いますが、「劇中シチュエーション」となると、どちらの作品も劇中で敵怪獣にも多くスポットがあたっているので、ゴジラそのものの色的な展開はそう多くはありません。
 ですからカラバリそのものの展開も限られてくるでしょう。
 でもネタとしてはどちらのゴジラもしっかりありますので、数はそう多くはないと思いますが、企画を温めて時間をおいてから少しずつ商品化したいと思います。
 造形的には平成VSシリーズの中でも人気があるゴジラですから、これまで同様に安易なカラーにはしないつもりです。1つ1つ各部分全てしっかりと考えた色で、ゴジラファンの皆さんに納得&喜んでいただけるようにがんばります。

 次のカラバリまではしばらく時間をいただく事となりますが、ぜひ今後も楽しみにしていただきたいと思いますし、これからも可愛がって下されば嬉しく思います。
 もちろん「こんな色のビオゴジを」「こんなテーマでのギドゴジを」と言ったご意見・感想ございましたらまだまだお寄せ下さい。お待ちしております。

(2009.7.27更新)
「ビオゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.9.28更新)
「ギドゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「ビオゴジ 芦ノ湖戦バージョン」は完売しました。ありがとうございました。
(2010.9.27更新)
「ギドゴジ 原潜襲撃バージョン」は完売いたしました。ありがとうございました。

地球防衛軍旗艦 アンドロメダ

2009年05月15日 | ニュース
アンドロメダ到着!!

 以前にも紹介しましたが、マーミットさんから発売された「大合金 アンドロメダ」のネームエッチングプレートのデザインを弊社が担当させていただきました。
 完成商品が弊社に届いてからだいぶ時間が経ってしまいましたが(ごめんなさい)、改めて……。

 大きさもボリュームがありますが、ずっしりとした重さもいい感じです。
 細部までこだわって作られているので、ヤマトファンにはたまらないでしょうね。
 登場した『さらば宇宙戦艦ヤマト』の紺色の宇宙空間に飛んでいる姿が想像できます。

 弊社のゴジラと並べてみたのは深い意味はありません。
 スケール的にも実際並んだらだいたいこんな感じなので、つい……。
 ヤマトに登場した戦艦がいかに大きいかがわかりますね。

 ちなみに同じくマーミットさんから発売中の「デスラー艦」のネームエッチングプレートのデザインも弊社が担当させていただきました。
 商品のお問い合わせはマーミットさんの方へどうぞ。