Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

メルトダウンバージョン2のこだわり その6

2008年05月31日 | 新作商品情報
●一番気を使った所
 以前少数ですが何人かの常連の方にリクエストされた事があります。「羽沢組の造型でゴジラの骨格ソフビを作ったら面白いんじゃないですか?」と。
 デスゴジのメルトダウンのシーンをソフビ化しておきながら、矛盾していると思われるかもしれませんが、ダイレクトに「ゴジラの死」を表現したゴジラは正直抵抗があります。
 たくさんのゴジラ作品の中で、ゴジラが身体に傷ついたシーンもたくさんあり、シチュエーションの表現として弊社でも今後こういった傷つきダメージが見られるバージョンのゴジラを作る事もおそらくあるでしょう。
 これらの「死」でも「ダメージ」でも、できる限り痛々しい印象を持ってしまうゴジラはあまり作りたくないのが本音です。「ゴジラの死」の直接的表現は今の所作りたいとは思わないし、もし仮に「ダメージ」をテーマに作る事があっても痛々しさは極力避けたいと思っています。
 そして今回の「デスゴジ メルトダウンバージョン2」ですが、弊社が考えるメルトダウン後の「光の残像」イメージといくら言ったところで、ストレートに捕らえてしまう方にとっては「結局は死んだゴジラじゃないか」と思われる方もいらっしゃると思います。
 屁理屈と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、作り手としては「死んだゴジラ」ではなく、あくまでその瞬間まで実像として存在したゴジラに対してのゴジラファンの思う所の「残像」の表現であると言う事です。
 実は今回一番気を使ったのはこの点です。つまり決して「死んだゴジラ」を思わせるようなカラバリにしてはならない(したくない)と言う事です。
 最もそれを現すのが目だと思い、何度も色を調合しメタリック系のブルーでまとめる事にしました。
 実像ではなく、あくまで残像イメージ……これらの弊社の思いも少しでもいいので商品から感じ取って下されば嬉しいのです。


?「デスゴジ メルトダウンバージョン2」左・銀モール版、右・青モール版

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2のこだわり その5

2008年05月30日 | 新作商品情報
デスゴジ メルトダウンバージョン2 青モール版



●きらびやかに青モール版
 当初「デスゴジ メルトダウンバージョン2」を企画した際、イメージしたのはシルバーのモールを入れ、全体的に「銀」で統一感を出したカラーバリエーションでした。これはそのまま「銀モール版」として発売するのですが、実験的にライトブルーのモールを入れたらどんな感じかな…と軽い気持ちで試してみたのです。
 デスゴジそのもののイメージからは若干離れてしまうかもしれませんが、今回は目をブルー系で塗装していたため、青のモールも意外とといけるんじゃないかと、ちょっとした期待もありました。
 作ってみてこれがなかなか綺麗で、このまま自分だけの満足で終わらすのにはもったいない……。前回も結果的に赤モールと金モールの2種類できたので、今回も2種類あっても良いのではないかと考えました。
 今回のカラバリのテーマである「光の粒子となった残像」からも外れないし、生産スケジュールがきつくて発売に間に合うのかは微妙ですが、このライトブルーのモールを入れた方も諦めきれないし、購入される方にとってもどちらか一つで良いと言う方には自分のイメージにあうものをチョイスできるだろうと思ったのです(本音を言えば両方お求めいただいて比較して楽しんでいただければもっと嬉しいです)。
 成型色も彩色塗装も全く同じではありますが、モールが違うだけで、ニュアンスも微妙に違うので、面白いカラーのゴジラになったと思います。ぜひこちらの方も「銀モール版」同様に楽しんでいただければと考えております。

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2のこだわり その4

2008年05月29日 | 新作商品情報
デスゴジ メルトダウンバージョン2 銀モール版



●幻想的な銀モール版
 今回の「デスゴジ メルトダウンバージョン2」は、初めから2種類のパターンを用意しました。
 成型色と彩色塗装は全く同じで、内蔵のモールのみを変えてあるものです。
 最初に企画したのは、シルバーモールを内蔵した「銀モール版」です。当初はこのパターンだけを商品化するつもりでした。
 今回の「パージョン2」は、メルトダウン後の光の粒子となったゴジラの「残像」がテーマです。ですから具現化する印象を避けるべく、全体のイメージカラーは「銀」としたので、初めから銀のモールを入れる事は考えていたものです。それに前回の赤または金のモール内蔵の意味が、ゴジラ体内を表現していたのに対し、今回のモールの意味はあくまで「光」です。色的にもそうですが、テーマ的な意味でも対称的になったと思います。
 モールだけではなく、爪、キバ、背びれの先端も銀で塗装しているし、内部のラメも銀のみですから、全体がシルバーで統一されたデスゴジとなります。とは言っても「全身銀」と聞くとメカニカルな印象を持たれる方もいると思います。しかし全身は白透明のクリアですし、ラメとモールの立体的なバランスもあって機械的な冷たさはそう感じないと思うのですが、いかがでしょう?
 同じ造型で、全体的な色合いは近い雰囲気ではありますが、前回の「メルトダウンバージョン」(1)と比較していただければ、印象はまた変わったものになったと思います。

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2のこだわり その3

2008年05月28日 | 新作商品情報
●同じ成型色がベスト!!
 今回発売の「デスゴジ メルトダウンバージョン2」は、前回の時と成型色は全く同じで、中に入れてあるラメもシルバーで量もほぼ一緒です。
 実は今回、一旦少し変えてみようかとも考えました。成型色の白透明ですが、白味を増やすか、透明度を上げるか……。そして入れるラメも大きさや量を変えてアレンジしてみるか……。
 前回のラメは細かなシルバーだけをやや多めに入れました。今回は細かいものに加えて、大きめの物も混合して実験的にサンプルを作ってもらったのです。「光の粒子」という部分を強調できるだろうと考えたからです。しかし意外な事に白透明に大きめのラメは合いませんでした。おそらくは完全な透明クリア成型でしたら、効果的によく見えたでしょう。白透明では細かな砂のようになってしまい、光のイメージからは遠くなってしまいました。かと言って透明クリアにすると内蔵モールがはっきり見えすぎてしまい、「メルトダウン」のイメージから外れてしまいます。逆に成型の白を強くするとモールが見えなくなります。
 ゴールドラメを混合して入れると言う事も考えましたが、きれいな事はきれいでしょうけど、ややうるさい感じでシンプルなシルバーだけの方がイメージに合っています。
 結局はラメと白透明具合のバランス、モールを丁度良く見せると言う事では、前回と同じパターンがベストなのだと言う事がわかりました。
 塗装と言う部分に関しては、爪、キバ、背びれの先端は今回はシルバーで統一しました。前回はライトゴールドだったので、近い事は近いのですが、ラメがシルバーなだけに塗装もシルバーにしただけで、全体的な統一感が出てよりキラキラ感が増した感じがします。お求めになられた方はその辺も感じていただければ幸いです。

?「デスゴジ メルトダウンバージョン2」青モール版

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2のこだわり その2

2008年05月27日 | 新作商品情報
●光の粒子となった「残像」
 前回の「デスゴジ メルトダウンバージョン」(1)は、劇中のクライマックスでもあるゴジラのメルトダウンの瞬間をイメージしました。ゴジラ体内の炉心温度が限界に達し、メルトダウンになるカウントゼロの瞬間のシーンをイメージしたものです。ゴジラは人類側のあらゆる冷凍弾の受けながら、全身が溶けていき、発光していきます。せつなくも美しくインパクトのあるシーンでした。
 ゴジラファン、怪獣ソフビファンの中には「デスゴジのメルトダウンのイメージ色は赤(またはオレンジ)」とイメージされる方も多いと思いますが、弊社としては、全身発光と冷凍弾の印象で「白(と発光……銀等)」とイメージしています。
 そこから「メルトダウンバージョン」を企画したのですが、今回の「バージョン2」は、その前回の「メルトダウンバージョン」の続きのイメージとして企画しました。哀しげな咆哮をあげて溶けていくゴジラ……光が全体を覆い、粒子となって天に召されていくようでした。
 前回の「実像」のイメージに対して、今回の「バージョン2」のイメージは、光の粒子となったその「残像」です。誤解の内容に申し上げますと、実際このようなシーンや映像は劇中には存在しません。あくまで弊社の思う所のイメージなのです。ちょっとメルヘンチックな発想で、恥ずかしいのですが、天に召されてしまったゴジラでも光となって存在そのものは我々の中からは消えてはいない……そんな名残惜しさでもあるのです。ゴジラのラストは見届けたいけど、消えては欲しくない……言い方は良くないのかもしれませんが、ゴジラが大好き大好きででしょうがない人(私……)の諦めの悪さから生まれた発想と言えるのかもしれません。
 同じ成型色、同じ「メルトダウンバージョン」という名前ででありながら、今回の物は実際には劇中にはないシーンですので、前回まで冠としていた「デスゴジ・カラバリ計画」の最中ではできなかったバージョンと言えます。

?「デスゴジ メルトダウンバージョン2」銀モール版

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2のこだわり その1

2008年05月26日 | 新作商品情報
●まずは発売の経緯から

?「デスゴジ メルトダウンバージョン2」左から銀モール版、右青モール版。

 今日から6月発売予定の「デスゴジ メルトダウンバージョン2」のこだわりを書くつもりですが、その前に発売の経緯からお伝えしたいと思います。
 何度かここでいろいろと流れを書いてきた事ですが、改めて簡単に。
 今年1月「新春ゴジラ福袋」を発売しました。その中の一つに「デスゴジ メルトダウンバージョン」(1)が在中されていました。「新春ゴジラ福袋」はすぐに完売。2月には再販の意味も込めて「ゴジラ福袋プラス」を発売しましたが、これもすぐに完売しました。
 多くの方から追加販売のリクエストをいただき、中でも「せめてメルトダウンバージョンだけでも」と言う声を多くいただきました。イベントでお会いしたお客様、お電話でお問い合わせいただいたお客様、予想以上の反響でした。ここでも何度か再販の予定はないと申し上げてきました。
 また、これまでたくさんのカラバリを展開してきましたので、しばらく「デスゴジ」のカラバリは予定をしていなかったのですが、「またこだわった色のデスゴジ作って下さい」というお声も多くいただきました。
 弊社としての立場は3月6日にここでの雑感でお知らせしたように、「デスゴジ」に関しては今でもその気持ちは基本的には変わりません。
 しかし最初の発売から数カ月経つのですが、最近まで熱心にリクエストを下さる方はいらっしゃって、その方々が純粋にデスゴジが大好きなのだというのが感じられました。そしてその皆さんがこちら側に対して、申し訳なさそうにおっしゃって下さるんです。それでいてなおかつゴジラに対しての熱い思いが感じられるのです。
 同じようにゴジラが大好きな気持ちはとても良くわかります。そしてこうして熱心におっしゃって下さる事に対して、作り手・売り手としてこんなに嬉しい事はないし、最大の感謝をすべきと感じました。
 皆さんへの感謝をどうすべきか。答えは一つで、予定を変更して作るべきだろうと決めました。
 しかし前回の「メルトダウンバージョン」(1)は、苦労されてお求めいただいた方々の事を考えれば、そのままでの再販はやはりできません。ですからアレンジと言う形で「バージョン2」を企画したのです。実は予定では来年ぐらいに発売しようと企画していたものなのです。
 現在も配付したチラシをご覧いただいた方々やこのサイトをご覧いただいた方々から、この「バージョン2」に関するお問い合わせをいただいております。発売個数等まだ確定できない部分もありますが、できる限り先行発売のトイフェスに行かれる方にも通販希望の方にもお求めいただけるよう検討中です。
 もしお求めいただけましたらぜひ前回同様可愛がってあげて下されば嬉しく思います。
 また多くのリクエストを下さった皆様に、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。これからも遠慮なくリクエストをお願い致します。

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2イメージ その2

2008年05月24日 | Gフォトギャラリー


 今度は同パターンで「デスゴジ メルトダウンバージョン2」青モール版のイメージ画像を作ってみました。光具合だけアレンジしてます。もっと変えれば良かったかな…。

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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メルトダウンバージョン2イメージ

2008年05月23日 | Gフォトギャラリー


 6月発売予定の「デスゴジ メルトダウンバージョン2」は、ゴジラのメルトダウン後の光の粒子となった「残像」をイメージしています。劇中では具体的にそれを思わせるシーンはありません。ですからあくまでイメージとしてのカラーバリエーションとなります。
 そんなイメージを画像にしてみました。
 使用しているのは「銀モール版」の方です。
 ちょっとメルヘンチックでうるさい絵になっちゃったかな……。
 見ようによってはクリスマスっぽかったりもするかも……。

(2009.9.3更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(青モール版)は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.11.4更新)
「デスゴジ メルトダウンバージョン2」(銀モール版)は完売しました。ありがとうございました。

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最近のゴジラDVD

2008年05月22日 | 代表羽沢のG雑感
●悩んでしまう最近のDVDの購入
 最近ゴジラをはじめとする東宝怪獣映画のDVDがいろいろと発売されています。単発だったりボックスだったりetc。
 ゴジラ等をすでに揃えている人には悩みの種でもあります。作品本編だけで良い人には今さら悩む事はないと思いますが、新しく再リリースするものには前になかった特典映像やオマケがついていたりすると、購入するかどうか困ってしまいます。一つ買うと次も揃えたくなるし…。
 時期を変えてリリースするのは、今でも東宝さんにとっても怪獣映画は収益が見込める大事なコンテンツだからなのは想像がつきます。でも特典映像等を小出しに出されるのはちょっとじれったいのが正直な所。本音を言えば、特典映像等(ビデオ発売時の特典映像も含めて)はまとめて出していただけると嬉しいなぁと思う訳です。
 でもゴジラはメジャーと言えるシリーズなので、東宝作品に限らず、DVD化されない他の特撮やアニメ作品に比べれば、ゴジラや東宝怪獣ファンは恵まれている方と言えるでしょう。見たい時に見られると言う意味では、ある意味贅沢なのかもしれませんね。
 贅沢ついでに言わせていただくとしたら、やっぱりまだDVD化していない東宝怪獣作品をリリースしてほしいなぁと思うのです。古いのももちろん見たいし、平成モスラシリーズもボックスでまとめて出してほしいものです。
 こんな事はゴジラファンはきっとみんな思っているんだろうなぁ。

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オリジナルキャラソフビ雑感

2008年05月21日 | 代表羽沢のG雑感
●続ける事の大切さ
 「継続は力なり」。私が特に好きな言葉です。

 先日発売された「超怪獣怪人幻獣大図鑑」で初めてオリジナル怪獣を作ったのですが、これには弊社の他に多くのソフビメーカー、ブランドが参加しています。オリジナルキャラクターのソフビを作って販売している所だけではなく、弊社のように主に版権商品を取り扱っているメーカーも参加しています。
 この参加しているメーカーは、ほとんどがガレージトイとかインディーズソフビ等と呼ばれているメーカーやブランドなのですが、あまり詳しくはないんですがまだまだ全国にはこう言った小規模のソフビメーカーさんがあるらしいですね。特にオリジナルの怪獣や怪人のキャラクターのソフビ商品を販売している所は増えているそうです。
 私はソフビと言えばほとんどゴジラを中心とした東宝怪獣を買うぐらいなのですが、今回参加してみてオリジナル怪獣のソフビを作っているメーカーさんの商品を前よりも注目するようになってきました。買いたいとか作って売りたい…まではいきませんが、単純に「すごいなぁ」と思うのです。
 ソフビを作って売るというのは時間もお金も技術も根気も(たぶんセンスや熱意も)必要とされます。ほとんどの小さなメーカーさんは原型、ワックス原型、組立て、塗装、包装、PR等自分でやられている所が多いと思われます。完全に仕事としてやっている方から、本業の仕事の空いた時間でやられている方、完全に趣味としてゆっくりのペースでやられている方等様々でしょう。
 オリジナルキャラのソフビの制作販売しているメーカーで、本業の方は別として、副業や趣味として作っている所はソフビを1つ作るだけでも大変な事だと思うのです。ましてやオリジナルですから売れるのかどうかは常に心配でしょう。お金と時間に余裕のある方は別として、作るのには多額の経費が必要ですから予算回収しないと次がまた大変になります。
 何が凄いと思ったかと言うと、1つ作るのも大変なのに、続けてシリーズを発売している事です。続けていると言う事は(たぶん)収益がある程度あると言う事。売れなかった時やより利益をあげる時等は、途中で路線変更して人気のある物に便乗したり版権物に走ったりすれば簡単なのでしょうが、そういう事もせずに頑固にオリジナルを続けているのは本当に「すごいなぁ」と感心してしまいます。さらに便乗や版権物に一切手を出さず、ぶれずに続けてオリジナルキャラのソフビだけを本業にして生計を立てている人はもっと凄い!!
 才能もあるのでしょう(だから売れるんですね)。でもあちこち横道にそれたりせずに、1つのポリシーを持続させて実行し続ける事こそが一番大事なのだと痛感させられます。きっとそういう所もお客さんが常についてくる要因なんだと思います。

 継続は力なり……見習わなくっちゃ。

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地底怪獣ガイアクロウ商品画像

2008年05月20日 | ニュース
●ぶっちゃけ可愛いです!!

 4月29日の発売からだいぶ時間が経ってしまいましたが、やっと弊社原型制作の「地底怪獣ガイアクロウ」の商品画像を紹介できました。前にお見せしたのは原型に彩色をした物でしたが、ほとんど商品の方も変わりなく、難しい色を再現していただいて一安心。
 ゴジラや東宝怪獣オンリーの人には興味のない情報だったかもしれませんが、怪獣ソフビ全体に興味のある人にとってはこの「超怪獣怪人幻獣大図鑑」のシリーズは、楽しめたのではないでしょうか。もし買われた方は、お時間のある時にぜひ「ガイアクロウ」の感想を聞かせて下さい。
 私自身も日頃買うのは東宝怪獣がほとんどなので、今回は他社さんのオリジナルがいろいろ手にできて、それぞれのメーカーさんの個性がわかって面白いと思いました。
 参加した者としては、この「ガイアクロウ」はオリジナルとしてもこの5cm代の小ささも初めてでしたので、我ながら可愛くって……。パソコン前がしばらくこのコの定位置となりそうです。
 ソフビの原型制作はゴジラが一番楽しい私ですが、気晴らし感覚でたまにはこういうのを作るのは楽しいですね(手を抜くと言う意味ではありませんので誤解のないように)。まだまだオリジナル怪獣・怪人・宇宙人のネタ・デザインはあるので、機会があればまたやってみたいです。
 それにこの「ガイアクロウ」に並べられるゴジラも欲しくなってきました。もし暇ができたら………あーそんな暇があったら、さっさと次のGメモリーズセレクションやらなくちゃね。

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都内のトイイベントに思う事

2008年05月19日 | 代表羽沢のG雑感
●都内は多すぎ? それとも……
 弊社で発売しているソフビ新商品のほとんどは、都内で行なわれるいくつかのトイイベント等で先行発売しています。
 年間を通して都内では大小多くの販売イベントが開催されています。大きな所だけでワンダーフェスティバル、スーパーフェスティバル、ワールドホビーフェスティバル、ホビーコンプレックス、東京トイフェスティバル、ワールドキャラクターコンベンション等があります。中には年に複数回1年で開催される物もあります。さらに横浜等でも複数あるので、1年を通して東京、その近郊だけでかなりの数が開催されていると言えるでしょう。弊社では生産スケジュールに合わせてイベントをチョイスして出店をしています。
 全て行かれる方はほとんどいないと思いますが、お客さんもそうですが、売る側も自分達の目的に合ったイベントの選択が必要とされるのです。遠方の方や日曜や祝日を仕事等で休めない方にとっては、その選択すらうらやましい事なのだと思います。
 メーカー側から発売するイベント限定品や先行発売商品も、イベントに合わせてスケジュールを組む所も今では当たり前のように多くなりました。
 売る側にとっては当然ある程度の売れ行きを見込んで商品を用意します。しかし短期間でイベントが続くと計画を立てるのは難しいと言わざるを得ません。大きい所であればそう大変ではないのかもしれませんが、弊社のような規模の所では生産スケジュールの調整も困難になっていきますし、商品の出来云々以前にイベントでの集客も懸念されるので売れ行きにも影響は出ます。
 イベントに行ける地域のコレクターの方々にとっても、イベントが多い=限定品・先行品が多いので、懐具合が苦しくなるか、買えるのに買えない我慢のストレスがたまるかになるでしょう。
 私自身売る側としてもコレクターとしても、いろんな意味で「ちょっと都内のイベントありすぎだなぁ」なんでこの1年特に実感しています。
 弊社が出店しないイベントの時は、たまに個人で一般客として見に行ったりします。自分の欲しい物を買うのが目的の一つですが、ここ1~2年はチラシを置かせてもらいに行くのと、いつもはゆっくり観察(?)できないので他のディーラーさんやメーカーさんの状況(商品・接客・ディスプレイ等)を見させてもらって良い所も悪い所も今後の参考にさせてもらっています。
 先日も5月5日のワールドホビーに一般客として行ってきました。仕事の都合で1時間ほどしかいられませんでしたが、この日でこのイベントは最後なのだそうです。弊社はワールドホビーには出店経験はありませんし、都内のイベントがあり過ぎだと感じていたくせに、いざなくなるとなるとなんだか寂しくも感じます。イベントの開催者が全て同じではないので難しいとは思いますが、売る側にとっても買う側にとっても1年を通してバランスの良い間隔での開催になってほしいものだと、わがままに思ってしまう今日この頃です。

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ソフビ制作裏話 その64

2008年05月17日 | 制作裏話
GMKゴジラ ブラックバージョン編 Part.5

●未だにわからない…GMKの人気は?
 おかげさまで「GMKゴジラ ブラックバージョン」は、お求めいただいた皆様から好評をいただき安心致しました。感想をおっしゃっていただいた皆様からのお声ですと、中でも造形的に顔が良いというご意見を多くいただきました。顔は特に気を使った所でしたので嬉しかったです。ありがとうございました。
 しかし、今でもよくわからないのはGMKゴジラそのものの人気です。
 ゴジラファンの間では、数多く種類が存在するゴジラの中で、キンゴジやモスゴジ等の人気が高い事は知られています。ではこのGMKゴジラはどうなんでしょう?
 その各ゴジラそのもののの人気と、そのゴジラを立体化したフィギュアの人気は必ずしも一致しているとは思ってはいませんが、お客様の反応を見る限り、GMKゴジラは圧倒的な人気とは言い切れないと感じています。だからと言って人気がない方でもなく、知名度もある方だとは思うのです。結局、未だわからないのが私の印象です。
 前にも書きましたが、確かに同じゴジラファンの中でも、ゴジラなら何でも好きと言う人は除いて、GMKゴジラを好きな人はかなりディープに好きなようですし、そうでもない人は全く興味を示さないと言うはっきりと分かれているゴジラなのだと感じています。それだけいろんな意味でクセの強いゴジラなのかもしれませんね。言い方を変えれば個性がはっきりしている事だと思うし、独自の「味」なのだと思っています。
 また、あくまで私の主観ですが、GMkゴジラはゴジラの中でも最も「真っ黒」が似合うゴジラだと思うのです。そういう意味では「ブラックバージョン」を作って良かったと思っているし、弊社のGMKゴジラソフビの最初のカラーリングとしては成功だったと思っています。みなさんにとってはいかがでした?

 現在「ブラックバージョン」は発売中ですが、在庫は後わずかとなっております。お求め予定の方はぜひお早めに!


(2008.7.1更新)
「GMKゴジラ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その63

2008年05月16日 | 制作裏話
GMKゴジラ ブラックバージョン編 Part.4



●かなり大変だったスケジュール
 この「GMKゴジラ ブラックバージョン」は、昨年の夏のワンフェスから発売したのですが、当初は間に合うかどうかが微妙で、暫定的に8月発売としか告知していませんでした。と言うのも他に「キンゴジ スタンダードカラー」「デスゴジ クリアレッド」「デスゴジ シャイニングレッド」も同時発売予定でした。成型屋さんへの発注が4つの中で「GMKゴジラ」が一番最後で、塗装・彩色は外注に頼む事なく4種全て弊社で行なう事にしていたため、スケジュールを考えると、ワンフェスに間に合うかは微妙だったからです。
 いつも発注している成型屋さんは弊社以外にもいくつもメーカーさんのソフビを成型されています。ですから弊社は各方面に迷惑をかけたくなく、いつも早め早めに発注している方だと思うのですが、他社さんに比べれば生産数も少ないし、新参なので、なかなかこちらの思う通りのスケジュールにならないのは仕方がないと毎回覚悟はしています。
 「キンゴジ」はワンフェスの2ヶ月以上前に発注していたので予定通りにできました。「デスゴジ」の2種も2ヶ月前弱でしたので間に合うと思っていたのですが、なかなか届きません。「GMK」も1ヶ月半以上前に発注しています。
 「キンゴジ」の塗装・梱包が終わってさあ次の「デスゴジ」に……と思ってもまだ届かず、焦りました。
 イベント前は一斉にメーカーさんが発注するので、成型屋さんも大変だったそうです。特にこの時のワンフェス前ではいつもよりも発注が多く無茶なスケジュールの物も多かったらしいのです。
 結局、先に「GMK」が届きました。それでもワンフェスの8日前です。「デスゴジ」が届いたのはさらに3日後です。「デスゴジ」は間に合わないと覚悟して、予定を変更して「GMK」を何としてもワンフェスに間に合わせる事にしました。
 そのため塗装作業は「GMK」から。一日平均無茶な仮眠時間を続け、エアブラシタコがひと回り大きくなってしまったのです(笑)。この時ばかりはシンプルな塗装のバージョンで本当に助かったと心から思いました。
 一方の「デスゴジ」はワンフェスにはぼぼ絶望的です。しかし、待っててくれる人がいるからと思い、せめてどちらかだけでも……と、さらに無茶して「デスゴジ」は「クリアレッド」だけはギリギリ間に合わせたのでした。
 そんな訳でこの「ブラックバージョン」の塗装を思い出すと、昨年の夏のかなり心にも身体にもかなりの負担がかかった事をつい思い出してしまう私でした。
 ちなみにこの時のワンフェスの時は前日までの無茶でテンションが変になっていたので、今では記憶が途切れ途切れだったりします。……え? 単に歳のせい!?

(2008.7.1更新)
「GMKゴジラ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その62

2008年05月15日 | 制作裏話
GMKゴジラ ブラックバージョン編 Part.3

●他のゴジラでも「ブラック」を!
 シンプルな黒成型の商品となった「GMkゴジラ ブラックバージョン」。GMKゴジラに限らずこの単純な配色のゴジラソフビは、意外にも今まで多くの他社メーカーさんでもありそうでほとんどなかったと思われます。
 これまで長年多くのゴジラソフビが存在しましたが、シンプルな黒の成型の物は決して多い方とは言えません。黒に近い物でもグレー系、青系、緑系等の色になっています。特にレトロタイプと呼ばれるものは、実際のゴジラより比較的明るい色で作られているケースが多いのです。黒、もしくは黒に近い色の物でも明るめの色で胸にスプレーされていたり、爪や背びれ等金や銀等カラフルに塗られています。それは近年においてもそうです。おそらく初期のソフビが、完全に子供向け商品として作られたため、今もそのなごり(?)かあえて昔風に塗っているメーカーさんの意図なのでしょう。バンダイ系列のソフビでもシンプルな黒と言うのはほとんどありません。もし単純な真っ黒の怪獣ソフビ玩具としたら、色的に物足りないし、地味な印象ですもの。
 私自身そう思っていた訳ですが、この「ブラックバージョン」を作って改めて見ると新鮮で、こういうシンプルな真っ黒のゴジラソフビはもっとあってもいいんじゃないかとすら思うようになりました。
 胸等にも一切他の色を塗らず、爪や背びれは着ぐるみの色に近い物だけを塗るだけ。確かに地味な配色ですが、これだけでもかなりどのゴジラも充分ゴジラらしくなると思うのです。
 特にGMKゴジラは、言わば「いつもよりおっかないゴジラ」です。シンプルな黒に合っていると思っています。
 この「ブラックバージョン」を作って、他の弊社のゴジラでもシンプルな真っ黒のゴジラをもっと作りたくなったのは言う間でもありません。後に発売した「デスゴジ ブラックバージョン」もこの時にいつか作ろうと決めたぐらいですから。
 今後に作る予定のゴジラ達も含めて、他のゴジラでもいわゆる「ブラックバージョン」を作ってみたいと、今から楽しみにしています。

(2008.7.1更新)
「GMKゴジラ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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