仕事で島根県へ行きました。
島根とは縁がなくて今回が初めての訪問。
新幹線と特急「やくも」で4時間くらい列車に乗りました。
岡山から松江までの「やくも」で車内アナウンスが入るときにOfficial髭男dismの「I Love...」ピアノバージョンが流れてました。
なぜ?と調べてみたら、髭男は島根出身とのこと。曲が地元の列車で流れるってうれしいだろうなと思いました。
メンバーみんなが島根出身なのかとさらに調べたら、島根大学の軽音楽部つながりだとか。
私、用件があって翌日島根大学へ行くやん!!
とまあ、これだけのことなんですが心が弾みました。
さらに松江市は小泉八雲ゆかりの地ということも判明。
小泉八雲さん、好きなんですよね。
「怪談」の雪女、耳なし芳一は有名ですが、おしどりの話も心に残ってます。
湯飲みに人の顔が映るという話もあったような。
あと、日本人の心について記した作品も印象深いです。
殺人事件の犯人と遺された遺族(母と幼子)が停車場で遭遇する「停車場にて」とか
身内が亡くなってもうっすら笑みを浮かべる使用人についての考察とか。
今年は「怪談」出版120周年記念だそうです。
仕事ではなく、もっとゆっくりする時間があったら、小泉八雲記念館へ行きたかったなあ。
はからずも、小泉八雲とOfficial髭男dismという新旧の推しの聖地巡礼もどきになって楽しかったです。
松江から岡山へ行く特急「やくも」のアナウンスBGMは髭男の「Pretender」でした
松江でいいなと感じたこと:
どっと疲れて夕食は弁当でいいやとホテル近くのコンビニへ。
甘い物もいくつか買い、レジで袋詰めするのにもたもたしていたところ、手の空いていた学生バイトさんらしき男性が「お弁当温めましょうか?」と聞いてくれた(本来はお客が自分で温める)。
タレは外して、電子レンジの取っ手に貼り付けてくれていた。優しいなあ。
そして帰路、松江駅のみどりの窓口で素晴らしく有能な駅員さんに出会いました。
特急と新幹線の乗り継ぎがあり、宛名のついた領収書も必要なのでカウンターで切符を購入しようとしていたら、フロアで案内していた若い(30代くらいかな)男性駅員さんが「自動券売機でできますよ。少しお待ちいただけたらご案内します」と。
彼は流ちょうな英語で海外からのお客さんが切符を買う補助を終えると、私の旅程と指定席希望かを聞いてくれて目にもとまらぬ速さで券売機のボタンを押して(本当にどこをどう押してるのか目が追いつかなかった)切符を手渡し、領収書の宛名も書いてくれました。
領収書の宛名は割と大きな団体のクライアント名だったせいか、「あ、○○なんですね。お疲れさまです」とねぎらいの言葉もかけてくれました。
そして岡山で乗り込んだ新幹線。
あれ、この車両って座席の間隔がやけに広い。大体20列くらいあるのに13列しかない。
調べてみると車椅子対応の車両で座席数が他の車両より少ないそう。
そして私が座った座席は「ひとりで乗るならこの座席」と、あるブログでおすすめされている場所だった。
車椅子を置く場所に近いこともあり、隣に他の乗客が来る確率が非常に低いらしい。
あの駅員さん、そこまで考えて座席選んでくれたのかと思うと感無量でした。有能すぎる。
もしまた会うことがあればお礼を言いたいくらい。
島根、なかなか侮れませんな。