横須賀市久里浜 ピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」のブログ

神奈川県横須賀市久里浜のピアノ教室。
ピアノを通して 子どもたちの心の成長や
アトリエでの様子をお届けしています。

Aちゃんの強み

2013年11月30日 | ピアノ
11月から、保科先生と木下先生による 
 コーチングレッスン講座 上級後期が始まりました。

1回目は、優位感覚

もちろん前期でも取り上げられた項目ですが、
より深く、より実践的な方向へ。

まず自分の優位感覚を知ること。
視覚? 聴覚? 言語? 触覚?
一つではありませんし、
幼少期の自分を思い起こしてみると優先順位が変化していることにも
気づかされました。

「読譜&暗譜」1つに着目してみても、
子ども時代 比較的「初見視奏・初見視唱」に強かった私も
今は、視覚的捉え方よりも、指や体にしっくりくるよう感じる
触感覚的捉え方が強くなっている。
(視覚的捉え方がゼロになったわけではない)
 えっと・・・・・老眼で細かい音符が読みづらいという面も ハイ!あります


自分のレッスン現場に目を向けたとき、
生徒もそれぞれの優位感覚を使いながら、さまざまな反応を見せてくれます

先日の講座でも少し触れた ある生徒(小1)さんの楽譜です
(Aちゃん本人とお母様から、写真掲載の許可をいただきました。ありがとうございます)

これをご覧になった時、どのように感じられますか?

コーチングを勉強していなかったら、つい、
「こんなにゴチャゴチャと書いたら、楽譜が見づらいでしょ。」と
いや、さらに
「消しなさい」とまで、言っていたかもしれません。


このAちゃんの書き込みは、どの楽譜もレッスンノートにも
毎回一生懸命「自分の言葉」で書き込まれています。
今の年齢の、Aちゃんにとってこれが、一番自分が納得できて
一番理解しやすい方法をとっているのですよね。

いっけん、見づらそうな楽譜でも、彼女にとっては
魔法の言葉が並んでいるわけです。
それでも、書ききれないほど更に増えそうなときは、私も
「できるようになったことは、逆に消してみる方法もあるよ」とアドバイス。

学年が上がれば、文をまとめる力も出てくるでしょうし
書く字の大きさも小さくなりますからね。

Aちゃんのこの感覚は大事にそしてぐんぐん伸ばし
演奏につながるように育ててあげたいな。



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体験レッスン

2013年11月29日 | ピアノ
昨日は、可愛らしい年少の男の子が体験レッスンに
いらっしゃいました。

玄関で、元気に「こんにちは」と言ってくれたあと
恥ずかしそうにしながらも、「どうぞ」と促すと
にこにこして、自分からピアノのある部屋まで入っくれました。

おお! この時点で、もう私は嬉しくなる。
初めての場所にドキドキして、お母様の後ろに隠れるように
入ってきてくださるお子様もいらっしゃるし、

元気よく走りこむように入って来てくれるお子様も・・。

この入口だけでも、様々な反応があるから。

年少さんということもあり、
カラーカードやスティックを使ってリトミックの要素を
取り入れてレッスンをしてみました。

キラキラした瞳で、こちらのお話を聞き逃すまいと
一生懸命取り組む姿は、1回の体験レッスンとはいえ
素直な心と、聞き取る耳の力、体で表現する力を
見せてくれて、私の気持ちも「ま~ろく」なっていきました

今日は、体験レッスンのみで、お返事はお家で
よくご検討なさってからとお伝えしてお別れしたのですが

帰り際に その男の子が
    「また、来た~い」と。

ありがとう! この1回で音の時間を楽しく感じてくれたこと、
最高に素敵な言葉をいただきました。

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まさかのハプニング

2013年11月23日 | ピアノ
朝から気持ちよく晴れた今日は、文京ポピュラーステップでした。



先日のリハーサルで、130のテンポを134に設定したものの
それから2週間の間、弾きこんでいるうちに、
もう少し(-2くらい)落したテンポの方がよかったかな?
とかあれこれ悩み始めて当日を迎えてしまった。

おまけに朝から、緊張感がハンパなく、腹痛まで起こす始末。
ここまで、緊張することってあまりない私なので
自分でも驚きだった。

会場に着いて、最終の3分間リハーサルでも
「アンサンブル楽しもうよ!」という自分と
逃げ出したくなるような自分とがいて、
どうした? 今年は、何だか変だぞ!と
思いながら出番を待つことに。
リハ終了直後に、佐土原先生より直接声をかけていただき
気持ちが少し楽になる。

それにしても、毎回感じるのは、
文京ポピュラーステップの会場の雰囲気の温かさ。
そして、特にアンサンブルで私達出演者をサポートしてくれる
ベースの高木先生は、ノリの良い曲になると
客席に手拍子を促して会場全体を盛り上げたり、特に小さな出演者たちには
演奏終了後に、満面の笑顔と拍手で称えてくださる。
ある小さな演奏者に先生がGOOD!と親指を突き出したら、その子も
思いっきり親指を突き出して、先生に返すなど微笑ましい光景も見られた。

さて、私の出番。
ようやくほどよい緊張感を保ったまま、ステージに上がり
今回は、ピアノの向きを大きく振ったカタチでセッティングされていたので
ピアノに座ると正面にドラムの河崎先生のお顔が見える格好。
いざ、スタート!
「うん!よし! ドラムのリズムの掛け合いと楽しもう!」と
リハよりも落ち着きを取り戻して、いっていた・・・はず・・・・・




が・・・・・ なんということでしょう!




ステージに流れ込む空調からの風が、いたずらをしたかったのか、
私の楽譜のラスト2ページ分を閉じてしまったのだ。



いっきに頭の中が真っ白!
耳は、必死でドラムのビートを感じとっているのだけれど、
どうも頭の中が空回りしそうで、
指も空回りしそうになって、怖くてね。 冷や汗がタラタラ。
こういうとき、即興演奏に強ければな・・・とつくづく思う。

せっかくリハとは違った小気味よいリズムを刻んでくださっていたのに
楽しむというところには行きつかず、とりあえず止まらずに終えるので精一杯。

ステージから降りると、ハプニングを見ていた次の出番の人達や
スタッフの方から、労いの言葉はかけてくださったものの
到底満足のいくものでは無かった。 ま、これが、私なのよね。


(ドラム/河崎真澄先生、私、ベース/高木伸治先生)
プロとしてご活躍の先生方と同じステージにたてる貴重な体験をさせていただき
今年も本当にありがとうございました。

来年のポピュラーステップは、会場が変更となり亀戸で開かれるそうですよ。
開催日は11月30日だそうです。


私は、今日は早く寝て、この落ち込んだ気分を切り替えますわ!(爆)


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また、泣いてしまった

2013年11月17日 | ピアノ
隔年ごとのお楽しみ。 今年もそのお楽しみがやってきた。

私にとっては、1年おきにサンタさんがやってくるような感覚かな?
そして、そのサンタさんは私にいつもサプライズと夢と勇気をくれる。

まずは、今から1ヶ月前に送られてきたプログラム。

プログラムを手にしたときから、もう私の中で今年のコンサートへの
妄想が始まる。(笑)
だって、毎回ワクワクするタイトル、デザイン、そしてその扉を開けた時
プレゼントの箱を開けた時のような喜びと同じ気持ちにさせてくれる企画内容。

「わざわざ来なくていいのよ!」
と言われても・・・・やっぱり、行くでしょ!

横須賀から彼女のいる千葉は、東京湾を挟んでお向かいさんだもの。(爆)


そして、妄想ではなく、実際のステージは、今年も私の心を鷲掴みにした。

生徒達の表情がいきいきとして、演奏だけにとどまらず
中学生~高校生たちのスタッフとしての動きも、代々先輩たちから引き継がれ
しっかりと根付いていっている。
中学3年生が6~7名はいたと思うけれど、受験生でありながらこうして長く
続けていくだけの魅力が お教室内に溢れていることが窺える
子ども達も、このステージを自分たちの手で作り上げているんだという
「誇り」のような物すら感じるようになってきたし。

最後までは見届けられないので、休憩時間にちょっとだけ顔出ししたら、
やっぱり2人で抱き合って、泣いちゃった。
このステージを作りあげるのにどれほどの準備とどれほどの苦労があったか。

私が一番辛かったときに、一番支えて、見守ってくれた心の友は
いつも私の前を凛として歩いている。
そして、今年もやはり進化しつづけているお教室の姿を見せてくれた。


実は、今年は車で会場まで行ったんだ。 帰りは湾岸線がかなり渋滞していたので
南下して東京湾フェリーを使って帰った。
   ありがとう、行ってよかった。


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2日連続で、素敵な音に癒された

2013年11月14日 | ピアノ
急に、寒くなりました。
風邪気味な生徒さんも、増えてきていますが
「インフルエンザの予防接種をしてきた」という生徒も。

そうだよね、もうそんな季節だよ。

私も、体調管理には気をつけなきゃ。



さて、昨日、一昨日と2日連続で生徒の奏でる素敵な音に
とてもほっこりさせられました。

たまたまどちらの生徒も、フォルテの表記の音について
考えてもらった後の音の変化が素晴らしく、
子どもの感性と即時反応の良さに驚かされた。

Aちゃんの曲は、クリスマスの季節によく耳にするメロディー。
この中のフォルテの部分をAちゃんは
「星が空の上から自分の方へ流れてくる感じ」とイメージしてくれた。
なるほど、なるほど、そういう情景を想像しただけで心がほっこりしてきた、ありがとう

すると、そのあとの演奏がガラリと変わった。
イメージしたものを 音に乗せて表現できるなんて、すごいじゃないか!

Bちゃんの曲は、題名に「感傷的な・・・」とある。
でも、小学1年生に感傷的・・・といってもねぇ・・・センチメンタル・・・。
「悲しくなるときってあるよね」という話から始めて、
わ~わ~泣きたくなるときもあるけど、じわ~っと涙がこぼれたり、
ちょっとだけ胸がキュッとなる時って、今までにあったりした?と聞いてみた。
しばらくいろんなことを思い浮かべ、音を出していく。

Bちゃんは、もともと自分が納得いく演奏ができないと、涙を浮かべて
何度も弾いてみるタイプ。

だから、彼女の中で納得がいくイメージの音が出ると
「音が変わった!」と、自分でも大喜び。

そうそう、私が作り出す音じゃないんだよ、
Aちゃんだから、Bちゃんだから、いや、生徒それぞれにしか
出せない音があるんだよね。
同じように「フォルテ」と表記されていても、
ただ単に「音を強く」弾くんじゃないんだと、自ら気づいた瞬間でしたね。


今朝は、届いた花苗をリースに寄せ植え。
どんな音と出会えるか、毎日楽しみです。

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