横須賀市久里浜 ピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」のブログ

神奈川県横須賀市久里浜のピアノ教室。
ピアノを通して 子どもたちの心の成長や
アトリエでの様子をお届けしています。

こどもの言葉の世界

2020年08月30日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
   教室ブログへ ようこそ


ただいま、アトリエでは 若干名ですが
秋の新規生徒さんを募集中です

            
入会ご希望の方は、アトリエ・ホームページのお問い合わせフォームより
まずは、体験レッスンをお申し込みくださいませ。


今日は、幼稚園児さんのお話。
アトリエには、現在6名の幼稚園児さんが通ってきてくださっている。
今回、ご紹介するKちゃん。
ご家族は、Kちゃんがとっても人見知りということを
    最初に心配されながらも、アトリエを選んでくださって入会。

初回は、ご挨拶の声も出ず(本人は照れているけど、目はこちらを見てくれていた)
入会から1か月後、少し長いお休み明けのとき、
突然、私にオンブをせがむように飛びついてきた。

久しぶりに会えたね~、元気だった?

ここから、ご挨拶の声が(フープを使って顔入れゲームをしたりしてね)出るまでは
あっという間だった。

そして、ある日、保育園のイベントのステージで 自分のセリフが言えなかったことを
自ら私に伝えてきた。
これには、お母さんもびっくり
悔しかったんだろうな、セリフもばっちり覚えていたのに・・・
でもその悔しいって気持ち、うんうん、これは大いに脈あり!
徐々にできるようになっていくよ、
今度は「〇〇が言えたんだ!」という報告を待ちたい。

さて、そのKちゃん。保育園にいる時間も朝早くから夕方までと長く 
目一杯「園」で楽しんでからお家に帰ると 
やっぱりクタクタだよね。

今は、週・2日のペースでお家でのピアノ練習が精一杯でしょう。

それでも、Kちゃんの音を聴く力やリズム打ちが得意で楽しそうにたたく姿、
歌を歌う姿をみると、
「音楽」大好き!が伝わってくる。

現在、レッスンでは楽譜を読む力をつけつつ、弾くことを学習していっている。

ここで、ピアノ導入期の生徒さん(特に年齢が低いお子さん)によくあるのが
日本語の意味の難しさに戸惑うことだ。

例えば、音の高さが「高い」といっても、
木の高いところに鳥がとまっている「高さ」の事は
視覚的にわかっても、
音の高低については 耳と視覚的なイメージをペアにして
トレーニングしていかないとわかりにくい

また、大きな音を「高い音」と言ってみたり
低い音を「大きな音」と言ってみたり、
幼い子がその時に抱く音のイメージと
大人が当たり前で使っている言葉と一致していない事も、ままある。

そして、楽譜も音符の上がり下がりの動きを目で追いかけて
音の上がり下がりを理解する
と、同時に
鍵盤上では、音が上がるというのは右へ進み、音が下がるのは左へと
指の動きも連動させていくようになる

その後、これに「ドレミ読み」が引っ付いてくるのだから
頭の中を整理しつつ理解を進めないと 
可愛い頭の中が パニックを起こしかねない

Kちゃんとは、いま、私が作ったオリジナルプリントや
鍵盤上にパネルをおいて理解しやすいようにと
レッスンを進めていっている


「わかった! イェ~イ」コロナ禍でハイタッチ無し!なので エアータッチ!

最高の笑顔を返してくれて、ありがとう!



今日もブログをおよみいただきありがとうございました。
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アトリエに集まる子ども達

2020年08月28日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
   教室ブログへ ようこそ

ただいま、アトリエでは 若干名ですが
秋の新規生徒さんを募集中です

            
入会ご希望の方は、アトリエ・ホームページのお問い合わせフォームより
まずは、体験レッスンをお申し込みくださいませ



アトリエに集まってくる子ども達は、
お話好きなお子さん、話がやや苦手なお子さん、外遊びなど運動が得意なお子さん、
読書をしたり、おままごと、絵を描くのが得意なお子さんがいて、
レッスンの中で、日常の出来事を私に教えてくれたり、
自分が作った(書いた、読んだ)ものを持ってきてくれたりします。

ピアノの前に座ってからがレッスンスタートではなく
教室の玄関を入ってきたときからが、
私のカメラセンサーが動きだし、観察が始まります

先日、ある中学生がレッスンに来るなり
「先生~、もうどうしよう・・」の一言から始まり
引退間近の部活の事、9月の体育祭で担当することになった委員のこと、そして
目に前に迫っている前期期末試験のこと、
困っていることから、嬉しいんだか何だかわからない(本人談)ことまで
「まだ、お母さんにも話せていない」と言いつつ、片っ端から話してくれました

「色んな事がいっぺんに自分にふりかかってきてる感じ?
 自分がイメージしていたことと違う方向へ動きだしてるものもあるんだね」

「そうなんです、どうしたらいいのかわからなくて・・・」

もう、こうなると大切なレッスン時間を少し削ってでも
思考整理しようねって、話になり。

優先順位や自分でコントロールできる事とできない事を分け
「〇〇の事はさぁ、あなたの身近に とっても得意な人がいるじゃん!」

「あぁっ! そうだ!」
   まぁ、この時の生徒ちゃんの明るい顔ったら(笑)

よしよし、と、目出度く心が軽くなったところで レッスン開始

といっても、受験生なので十分に練習ができているわけではない
それでも、レッスンは休みたくない、辞めたくないと
足を運んでくる生徒ちゃん。 可愛いじゃないの、本当に。
だから、生活まるごと応援したくなる。


ある日に来た小学生は、ここのところお母さまが多忙で
放課後もお迎えに来てもらうまでお家に帰れないため 
練習時間が十分に取れない日が 長く続いた。

レッスンは休むことなく 通ってくれるけれど
レッスン中は
「練習できてないから、なんだかもやもや」な状態が見え隠れ

自分の中で「うまく弾けていない」ことが気にかかっている。
まだどうしても、そこの優先順位が高いんだろうな。 
でも、それを言うのも気がひけるのか、他の話はするけれど
綺麗にオブラートに包んでしまおうとしていた。

そこで、
「ねぇ、お母さんはさ、とっても忙しかったし大変だったじゃない?」
と、ちょっとある提案をしてみた。

すると、あーでもない、こーでもないと話に乗ってきた
よしよし、それでいいんだよ。
体裁を繕う(そんな意識はないけれど)よりも、
今、できることを やろう!ということさ。

うん、ほんと、アトリエに集まる子ども達は、愛らしい。

さて、今日もレッスンが始まります。楽しみっ!
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パパさん達からのコメント

2020年08月20日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
   教室ブログへ ようこそ


レッスン室に入ってきてすぐの生徒ちゃん達の発言は
毎回、日常の小さな感動、驚き、面白さが溢れていて
それをシェアしてくれる私も楽しみな時間。

昨日やってきた小5生。
「学校のエアコンが壊れて、暑くて、授業に集中できなかった!」

「え~ 〇〇ちゃんのクラスだけ?」

「うううん。全クラス!」

言葉にならない・・・・
「気分が悪くなる人とかいなかったの?」

「なんとか、大丈夫だった。」

その前に来た小3生も、
「今日の体育の授業。体育館が暑すぎるので
教室で他の授業に変わった・・・。」と。

コロナ禍による授業日数の確保とはいえ
この酷暑の中の登校、そして授業は辛いね。

さて、レッスンでは
生徒さんがお家で書いてきたノート記録を見ながら
進めていきますが、
昨日は、たまたまお家の方からのコメント欄に
お父さんからのコメント記載があった。

しかも、お二人!!!
お盆休みだったので、お子さんのピアノの練習を
目にする機会、そして、レッスンノートを手に取って
くださる機会があったのかな。

嬉しいね
・・・・誰が? 

レッスンノートに興味関心を持ってくださったことに
私自身も嬉しいけれど
お父さんがコメントを書いてくれたお子さんは
嬉しかっただろうな。


そして、先日絵本を見せてくれた生徒ちゃん。
昨日も、借りたばかりの絵本を持ってきてくれていて
しかも、以前に読んだことがある本だった様で、粗筋もさらりと教えてくれた。
お家の人からは、先日私がブログに取り上げた事のお礼と
これまでたくさん絵本の読み聞かせをしてきたこと 
その積み重ねの大切さが
レッスンノートの片隅に書かれていました。

その絵本に出てくるネズミさんの衣装と
    昨日着ていた生徒ちゃんの服がそっくり。

素敵ね~



〇〇が変わる、〇〇の結果を求める、ではなく
(最近、科学的根拠に基づく・・・というものが多くて
例えそうであったとしても、そこを前面に押し出すと、
本来の目的から遠ざかってしまう危うさを感じます)
こういった親子のちょっとした触れ合いの時間、
何気ない会話のやりとり、
本当に大切にしてほしい時間だと つくづく思います。


パパさん達、お忙しい中、コメントをありがとうございました。




アトリエのホームページ・お問い合わせは こちらから

今日もブログをお読みいただき、ありがとうございました。
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だいじょばない・・・・

2020年08月19日 | ピアノ
横須賀市 久里浜 の ピアノ教室 「音のアトリエ・YUKI」
   教室ブログへ ようこそ


お盆休み、短い夏休みも終わり、近隣の学校も学校が始まりました。
この猛暑の中、子ども達が元気に登校する声がベランダ側から
聞こえてきます。

アトリエも今週からお盆明けのレッスンが始まりました。

レッスンノートを見てみると ふむふむ・・・

練習を全くしていないわけではないけれど
1日の練習時間数も減少しているわけではないけれど

どうも本人が納得のできる演奏に繋がらなかったという
生徒さんが ちらほら。

何が原因なのか、練習方法? 体調? メンタル?

ある生徒ちゃんは、体調不良が原因。 
暑さからくる食欲減退はわかるけど、
冷たいものばかり食べてちゃね
先ずは、栄養のあるものを食べて体力回復させよう・・・と。

ある生徒ちゃんには、練習内容を振り返ってもらった。
忘れやすい箇所に 色を付けているところまでは 良いアイデア
ところが「書いた」その先の目的にたどり着く練習に繋がっていない様子

この練習方向で いけそう? 大丈夫そう?

ちょっと考えてでてきた言葉が

だいじょばない




だね、 たとえばさ、
車に乗ってドライブにでかけたとしよう

ぶ~んとスピードに乗って駆け抜けたいところだけど
途中でカーブがあったり でこぼこ道があったりしたとき、
ハンドルの動かし方も変えず、スピードも変えず、・・・で
どこかにぶつかったり、止まったりしないで 走れるかな?


いろんなところにぶつかって、
ぼっこぼこの車で帰ってきたら、
せっかくのドライブも台無しだわよ!


そんな話をしつつ
具体的な練習を示して、
とても素敵に弾いた曲には、ハナマルをつけて レッスン終了。

他にも、突き指をして痛々しそうな手を見せてくれた生徒ちゃんがいたり

思う様に指が動かず、思わず頭を抱えてしまった生徒ちゃんがいたり、

家の手伝いもやりながら、良く練習している生徒ちゃんがいたり

休み明けのレッスン、今週は話題豊富な週となりそう。
暑さに負けず、今日パワフルにレッスンしますよ


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今日もブログをお読みいただき、ありがとうございました。
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模擬試験の中に

2020年08月14日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
    教室ブログへ ようこそ


昨晩、私のスマホに生徒ちゃんからLINEがきた。
彼女は受験生。
メールの内容はレッスンの相談ではなく(笑)、
模擬試験の問題を写メで送ってくれたのだ。

見るとこれが、なかなか面白い。

実際にある物の音の出る仕組みの説明やドレミの音の周波数や図を参考に
地理的知識や数学的思考を持って問題を解いていく内容だった。

神奈川県の高校入試ではそういう幅広い知識と思考力が
求められているということだろう

たまたま、先週のレッスン終わりに周波数の話をしていて
音楽は数学や理科の分野にも興味を持つと 
楽器の仕組みがわかったりして面白いよ・・という話をしたところだった。

で、私は何が嬉しかったかというと

生徒さんが、「模試の問題が面白い」と感じ、それを
私にまで知らせてくれたこと。

ピアノ・・・「音楽でしょ」という通り一遍な考え方でなく
広い視野を持って、まず興味を持つことから
様々な教科や分野にまで繋がっていることがわかっていってくれたこと。

この2つだ。


今、アトリエの中学生以上の生徒さん達のほとんどが
自分の進みたい道、(具体的な志望校も)苦手な教科
部活動で困っていること、周囲との関わりなどを
私に話をしてくれる。

こういう話題になると、キラリンと私の目が光る 
(あ、もちろん、レッスン自体は疎かにしていませんよ
私のセンサーが働くと、ハイ! ちょっと待ったぁ~
と、放置しないものだから
生徒ちゃんも苦笑いしながらも、答えていく

そんなやり取りが私は得意。
人間観察や記録観察(←これ2つとも大好物)しながら
状況を把握していく中で
生徒ちゃん達も長くピアノを続けてくれて、
精神面も大きく成長してきた

ピアノに向き合う時間や優先順位は
みなそれぞれだけれど
アトリエの生徒さん達は、本当に愛らしい。

お盆明けのレッスンが 待ち遠しい私です。


アトリエのホームページ・お問い合わせは こちらから

今日もブログをお読みいただき、ありがとうございました。
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